フレンチバターディッシュ by 鳴川睦

今回はVENA社の『フレンチバターディッシュ』という名の初登場のアイテムについて触れてみたいと思います。なんだろうこれは?と思われた方も多いかもしれません。

常温でバターを保存し、いつでもクリーミーで塗りやすい状態を保つための容器です。アメリカ製でバターベルと呼ばれているものもあります。

写真:フレンチバターディッシュ(V549-U504),平皿φ19cm(V132-B244)

冷蔵庫の無い時代にフランスで生まれたと言われ、被さっている容器にバターを詰めて、本体に冷水を入れて空気を遮断する仕組みです。

VENA(ヴェナ)社製のものは結構大ぶりで、詰められるバターは目一杯だとおよそ1ポンド(約450g)弱です。下の写真は、450g全てを詰め込んだ状態です。かなりパツパツになっています。

写真:フレンチバターディッシュ(V549-U198)

また、バターを入れる部分に何ヵ所か穴が開いています。これは使っていく途中でバターが減っても、しっかりと水がバターと接するためのものです。そして、蓋を持ち上げた時にバターが吸い出されないようにする役割もあります。

クリーミーな状態のバターを詰めると穴から飛び出してしまいそう、と心配されるかもしれませんが、無理に押さえつけない限りはさほど飛び出さないので大丈夫です。少しくらいは穴から出そうなくらいが、完全に空気が抜けている証拠になるので逆に安心です。

バターを入れるカップ部分をバターで満たすと、注ぎ入れる水量は最大250cc程度です。本体部分の底から3センチ程度。全ての穴を水でふさぐ必要があるため、水が溢れても大丈夫な場所で蓋をしてみてください。

水は2~3日に一度取り替えます。これで常温(高温を避けた28℃以下)で約一か月置くことができるようです。バターが減ってくると水量を増やす必要があるので気を付けてください。

トーストに薄くムラなくバターが塗れて、パンが凹むストレスから解放してくれます。お料理やお菓子作りの際にも思い立ったらサッと使えます。いかがでしょう。なかなかユニークなアイテムです。

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