沢わさび by 鳴川睦

わさびと言えば、高原のひんやりした清流で栽培されている清らかなイメージです。ツーンとする揮発性の辛みと香りは、刺身や蕎麦には欠かせません。特に晩秋から冬にかけては辛みが強くなるそうで、まさにこれからがわさびの季節なんですね。

写真:スクエアプレート・大(Z1570-42)

ちょっと贅沢なお刺身をピーコックアイのスクエアプレートに盛り付けました。ボレスワヴィエツの老舗ザクワディ社の伝統柄は、濃紺の発色が際立って美しいのが特長です。ポーリッシュポタリーのアイコニックなこの柄は、ヨーロッパでは根強い人気を持っており、一色使いのシンプルなスタイルで盛り付ける料理を選ばず、使うほどに愛着が湧いてきます。

チューブ入りのわさびは冷蔵庫に常備していますが、安く買える時には本物のわさびが使いたくなるので、思い切って鮫肌のわさびおろしを手に入れました。円を描くようにじっくりすり潰し、薄緑色のクリーミーなおろしわさびが出来あがります。

写真:銘々皿(Z1951-166A)

秋冬にかけては魚も脂がのってくるので、薫り高いすりたてのわさびを添えると、いつもの刺身がより一層美味しく感じられます。

発酵バター by 鳴川睦

とりわけ私と次女はバターが大好きです。特に乳酸菌が添加されている発酵バターは、バゲットやパンドカンパーニュなど食事パンには欠かせません。娘曰く、バターを食べるためにパンが必要になる、そんな感じです。

発酵バターはコクと香りが強いので、日本では無塩が主流のようですが、私としてはバター単体の味を楽しむには、有塩の方が美味しいと思っています。先日、見つけた発酵バター&有塩がこれです。

茶色い毛並みでちょっと小柄なジャージー種から採れる、黄みを帯びた牛乳から作られています。この群馬の神津牧場のバターは、ミルキーな香りが引き立つ味わいです。渋くてお洒落な缶に入っている佇まいも気に入っています。

牛肉のフォー by 鳴川睦

ベトナムには行ったことがありませんが、ベトナム料理が大好きです。生春巻き、バインセオ、チャーゾー、バインミー、フォーなど、ハーブが効いてマイルドな味わいで、好物が沢山あります。先日、牛肉のフォーを作ってみました。

写真:ヌードルボウル(Z1755-167A),平皿φ11.6cm(Z1358-ART104),LENKAランチョンマット

牛肉の薄切り肉、もやし、そして大好きなパクチーを沢山入れて仕上げました。新着のザクワディのヌードルボウルがぴったりサイズです。ベトナム北部のあっさり系フォーにレモンを多めに絞って、なかなかに本格的な味を楽しめたと思います。いつかベトナムに行って、本場のフォーを食べたいです。

かつおのたたき by 鳴川睦

かつおのたたきと言えば、香ばしいわら焼きですよね。夏の暑さに負けないためにも、よく冷やして、薬味をたっぷり使ってポン酢で沢山食べるのが好きです。鉄分豊富で貧血気味の身体も元気にしてくれる気がします。

写真:スクエアプレート・大(Z1570-479),銘々皿(Z1951-479)

盛り付けたのはザクワディの大きなスクエアプレートです。小さなサイズのものは定番として定期的に入荷をしていますが、大きいサイズは実に久しぶりの入荷です。もう10年ぶりくらいかもしれません。明日の公開予定をどうぞお楽しみに!

アサイーボウル by 鳴川睦

今年の梅雨は大した雨も降らないまま真夏に突入しそうです。既に汗だくな日々、スタミナのつく食事で元気をキープしなくては!そんな1日のスタートには、ビタミンたっぷりのアサイーボウルがぴったりですね。

写真:ボウルφ13cmフラット(V071-U113),ボウルφ13cmフラット(V071-U006),スプーン(V064-U006),スプーン(V064-U504)

ポーリッシュポタリーの沢山の種類のボウルのなかで、アサイーボウルに丁度良さそうなのは、ボウルφ13cmフラット(V071)が筆頭に来ると思います。多種類の果物を盛り付けても綺麗に納まります。その次位が「ボウルφ15cm(Z848)」「ボウルφ15cm(W304)」でしょう。サイズ感はばっちりです。

いちごの季節の終わり by 鳴川睦

いよいよ店頭からいちごを見かけなくなりました。今年も沢山食べて、特に露地ものが出回る終盤にはいちごジャムも沢山作りました。脱気して作り置きしたジャム瓶が冷蔵庫に幾つかあるので、当分の間はいちごを楽しめそうです。

写真:ティーポット・小(Z1113-273),ポーリッシュマグ・小(W101-120),平皿φ19cm(W203-73),ココットボウル(Z1245-922)

いちごの季節が終わると梅雨が来ますね。私は長崎が水害に見舞われた梅雨時に生まれ、自宅は床上浸水し、長雨で布おむつも乾かずに大変だったという話を親から聞いたことを覚えています。雨より晴れが好きなので、必要な量の雨が、程よい加減で降って、早めに夏が来てくれたらと願っているところです。

写真:そば猪口(Z1884-1264A)

お気に入りのかえる柄のそば猪口でいちごヨーグルトを食べました。梅雨の季節も元気に乗り切れそうなデザインです。

つわ by 鳴川睦

佐世保の実家から『つわ』を送ってもらったので、天ぷら(練りものを揚げたもの)と一緒に煮物にしました。関東では売られていないので割と珍しい食材だと思います。海の近くの岩場で採れる独特の苦みと香りを持つ山菜で、つわを見ると春だなぁと感じます。

写真:銘々皿(Z1951-226A),銘々皿(Z1951-166A)

姿はフキに似ていますが、茎の部分の濃い茶紫色の毛羽だった薄皮を剥いて、水にさらしてあく抜きしてから調理します。小学生の頃、採ってきたつわの皮むきを延々と手伝わされたことを思い出します。この春のつわ仕事のせいで、指が焦げ茶色に染まって一週間は色が消えないことが恨めしかったものです。

いちごのムース by 鳴川睦

やっと少し春らしい気候にシフトしたようなこの頃です。スーパーのいちごがさらにお買い得感を増していたので、いちごのムースを作ろうと思い立ちました。生で食べるのも良いですが、自家製のちょっと贅沢なデザートにするのも楽しいです。

写真:そば猪口(Z1884-1264A),そば猪口(Z1884-912),そば猪口(Z1884-922),そば猪口(Z1884-226A)

冷やし固めるのに使ったのはザクワディのそば猪口です。茶碗蒸しの他、ムースやプリンにも便利です。そば猪口4個分で、いちごを300gが使ってあり、豊かな甘い香りと粒々感溢れる果実味で春を味わうことができました。

カワカマス by 鳴川睦

今年ポーランドの老舗製造元ザクワディ社からロングサービングプレート(Z1432-DU984)が久しぶりに入荷しました。私のお気に入りNO.1のひとつです。ポーランド流の素朴さと力強さを持ったさかなの画風が、なんとも言えない味と魅力を放っています。どっしりとした大きなプレートの上で堂々としている姿も最高です。

写真:ロングサービングプレート(Z1432-DU984)

先日、たまたまスーパーのリカーコーナーで、BROCHETというフランスワインを発見しました。BROCHET(ブロシェ)はフランス語でカワカマスという意味なんですね。英語だとPIKE(パイク)、ポーランド語でSZCZUPAK(シチュパック)です。

この日本には生息していない大型の淡水魚が描かれたエチケットに惹かれて、つい買ってしまいました。ポーランドに限らず、ヨーロッパではポピュラーな魚なんですね。ロングサービングプレートと共に記念写真も撮れました。

かえるのパン型 by 鳴川睦

ザクワディからの新着の中で、かえるのパン型がとてもチャーミングだったので、今回はこれを取り上げてみようと思います。ひとつのフォルム当たりのカエルの数が一番多いのもこのパン型です。外側だけでなく内側にも沢山いるので、ケロケロと賑やかです。

パン型というくらいなので、パンを焼くに相応しい形です。容量としては丁度一斤が焼けます。パウンドケーキやパテドカンパーニュ、パテアンクルート等にもぴったりです。とは言え、日常的にオーブンを使ってパンやパテを焼く人は極限られていると思います。実は私もパンは1度しか焼いたことがありません。

写真:パン型(Z1381-1264A),ボウルφ6cm(Z1443-1264A),ボウルφ6cm(Z1443-912)

ではどのように私が使っているのかというと、一番はパン入れです。買ってきたブールやカンパーニュをスライスして入れたり、写真のように丸パンをそのまま入れます。二番目はラザニア用です。ジャストサイズというのが最大の理由ではありますが、ラザニア好きなので重宝しています。