プルーンとシナモンのクランブルのパン by Kasia

最近、夜が少し冷え込んできて、もう秋ですね。

日本語では「食欲の秋」という表現があるとよく耳にします。

私は秋の料理と言えば、シナモン、八角とクローブなど
スパイスをたっぷり使った料理を思い浮かべます。
個人的には癖の強い八角が少し苦手ですが、シナモンは大好きです。

特に大好物のプルーンとリンゴにはとてもよく合い、
いつもシナモンをたくさんたくさんかけてしまいます。

この間の週末、私にとって秋を感じることができる
プルーンとシナモンのクランブルのパンを作って朝ごはんに食べてみました。
朝から焼き立てのパンと牛乳を食べて、まるでまた子供の頃に戻った気分でした。

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写真:オーブン皿・スクエア・大(Z370-273)

今回盛り付け皿として、ザクワディ社のオーブン皿を使ってみました。
メーカーが考えた用途とは少し違う使い方だと思いますが、
サービンングプレートとしても意外と違和感なく使えました。

写真ありがとうございます! by Kasia

前回ブログで紹介したポーランドの料理の
クネドレですが、実際に作ってみました
という嬉しいFacebookのコメントをいただきました。

お料理が大好きで海外の料理にもご興味がおありの
松尾様に送っていただいた写真です。
ポーリッシュポタリーのミニオーブン皿に盛り付けると
とても可愛いなと思いました。

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このクネドレの出来上がりはあまりにも上手で、
びっくりしました。
形は真ん丸でとてもきれいに整えられています。
具として使われていた巨峰も美味しそうですね!
お世辞とかではなく、まさにポーランドの家庭で
作ったっ料理のように見えます。
私の初自作のクネドレを思い出すと、
他人にとても見せられないものでしたから・・・

母国ポーランドの料理にご興味いただいている方がいて、
嬉しくて仕方ないです。
出来上がった料理の写真を本当にありがとうございました!

プルーン入り団子「クネドレ」 by Kasia

今年のポーランドは、結構暑い日々が続いています。近年は気温が30度を超える日が続くこともあり、ポーランド人も「猛暑」だと感じています。30度くらいでと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はポーランドの一般家庭にはエアコンがありません。北国なので普段はいらないんです。しかしさすがに気温が30度を超えるとエアコン無しでは過ごしにくくなってきたような気がします。

さて、この暑い8月。ポーランドではプルーンが一番美味しい時期です。

最近私は近所のスーパーで、今年初のプルーンを手に入れて、早速懐かしいポーランド料理のクネドレ(Knedle)を作ってみました。クネドレというのは、ジャガイモと小麦粉で作ったお団子みたいなポーランドでとてもポピュラーな料理です。茹でたジャガイモを滑らかになるまでつぶし、それに小麦粉と卵を加えて混ぜ、生地を作ります。この生地で好きな具を包み、団子の形を作ります。

具は肉やフルーツなど、色々ありますが、ポーランドで一番人気なのはプルーンです。最後に作った団子を数分間茹でて出来上がりです。
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(団子の形に丸まったクネドレ。これからお湯を沸かして、茹でます。)

茹で上がったクネドレの上にシナモンシュガーをたっぷりかけて食べると美味しいです!さらにひと手間をかけて、バターをフライパンにひき、少し焦げ目がつくまでクネドレを焼くとこの料理の美味しさは倍になります。

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出来上がったクネドレです。一見ちょっと不思議な料理かもしれませんが、私は日本のイチゴ餅に少し似ているのではないかと思いました。

ヴィザ(WIZA)社のチーズレティ by Kasia

牛のクリーマ―、お魚ディッシュ、ことりの置物などWIZA(ヴィザ)社の新着は楽しいフォルムが充実しています。中でも優しそうな顔をしている小さなチーズレディはとても気になります。

職人さんの絵心によって、チーズレディの表情はそれぞれ少しずつ異なりますし、またエプロンの花柄模様もひとつずつ違います。ちなみにこの花柄のチーズレディは自由が丘店限定商品です。その写真はこちらです。ひとつひとつがとても個性的で、自分のお気に入りを見つけるととても楽しいと思います。
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このチーズレディは製造元であるWIZA社ではジェピハ(Rzepicha)と呼ばれていて、ポーランド語の方言で「カブ」という意味です。あまりにも珍しい名前なので、気になって調べたところ、次のようなことがわかりました。

ジェピハという女性が実は実在していたみたいなのです。彼女はポーランドでも伝説的に有名なピャスト(Piast)という君主の妻でした。夫のピャストですが生まれながらの君主ではなく、実は貧しい家に生まれ育ち、自分の日々のご飯にも困るほどの貧乏な車大工だったのだそうです。ですが、ピャスト夫妻は困った人がいれば、一晩の宿を提供したり、自分たちにも十分に足りていないご飯を分け与えたりしました。周りの人たちは皆そんな二人の心の良さに感動し、ピャストを自分たちの君主に選びました。続いて、ピャストの息子のシェモヴィット(Siemowit)と彼の息子のレシエック(Leszek)は次々と君主になり、初めてのポーランドの王朝を築づきました。

チーズレディの話から随分それてしまいましたが、もしかするとヴィザ社のチーズレティのデザインの一部もこのピャスト王朝の伝説にインスピレーションされたものかもしれないと私は少し思いました。

ポーランドのジャガイモ料理 by Kasia

ポーランドの料理と言えばジャガイモ。主食から、デザートまで、多くのポーランド料理の主な材料になるジャガイモはポーランド人にとって食卓には絶対欠かせないものです。普段、茹でたジャガイモは主食として、肉類と野菜サラダと一緒にお昼に食べます。その時、ジャガイモにバターと塩、ディールや他のハーブなどをつけると美味しいです!

他にも、ジャガイモの団子や韓国のチジミに少し似たようなジャガイモのおやき、ジャガイモのパンケーキとチーズケーキ等、ポーランドでは様々なジャガイモ料理がありますが、中でも最もポピュラーなのは、日本でも人気のポテトサラダです。しかし、日本と違ってポーランドでは、茹でたジャガイモはマッシュポテトにせず、細かく角切りにし、ニンジン、パセリとセロリの根の部分などの他のゆでた野菜とピクルスをジャガイモと同じように角切りにし、マヨネーズと混ぜ、塩コショウで好みの味付けにします。

日本ではパセリとセロリの根は簡単に手に入らないと思いますので、私はその代わりにひよこ豆などいろんな豆を使います。確かに元の味と少し違いますが、美味しいので皆さんも是非トライしてみてください。
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写真:ココットボウル(Z1245-111),平皿φ16cm(Z818-111)
ポーランドでは、このポテトサラダはよくライ麦パンと一緒に食べます。またイースターの時などに食卓に必ず登場する一品です。小さなボウルに盛り付けると可愛いかも!と思ってザクワディ社のココットボウルに盛り付けてみました。お揃の柄のお皿に載せると少し落ち着いた大人しい雰囲気になったではないかと思います。

かき氷 by Kasia

ポーランドの夏休みは一般的に7月から始まります。多くのポーランド人は山へ行ったり、海辺で休んだり、夏の晴れた天気を楽しんでいます。ポーランドの夏は日本ほど暑くなく、とてもすごし安い時期です。気温が30度を超えることはあまりなく、晴れる日も多いので、もしポーランドへ旅行に行くなら7月はお勧めです。

今年私は三年連続で日本の夏を過ごすことになりそうです。日本の夏の思い出と言えば祭りと花火、そして日本で初めて食べたかき氷です。かき氷と言えば、やっぱり宇治金時。もともと抹茶の味がなじみのない欧米人の私は、その味に夢中になってしまいました。そして、抹茶の渋みと甘いあんこのさわやかな組み合わせは私だけではなく、多くの外国人の口にも合うようです。新しく入荷したザクワディ社のハートボウルにかき氷を盛り付けてみました。

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私にはこの水色のマーガレットのような花の模様がとてもフレッシュに感じられて、冷たいものによく合うなと思います。ハートの形もポーリッシュ・ポッタリーの中でも珍しく、柄によっては中の模様もハート型があったりと、とても可愛いアイテムだと思いました。かき氷だけではなく、サラダでも、オートミールでも、様々な使い方ができると思います。私は一回是非ケーキ型として使ってみたいです。可愛くてハートの形のケーキを想像するだけでワクワク楽しみになってしまいます!

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意外な出会い by Kasia

前回ポーランドのチーズケーキを紹介しましたが、
先日、近所のスーパーでたまたまポーランドのチーズケーキが
イメージされたクリームチーズを見つけました。これです!
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パッケージに飾られたチーズケーキはポーランドの昔の首都である
クラクフ(Kraków)という町の名物のチーズケーキとそっくりです。
しかもなんと、後ろの背景にポーリッシュポタリーの伝統柄の
モスキートの紅茶セットまで写っています。
この宣伝の力に完全に負けてしまい、思わずこのクリームチーズを購入(笑)。

味の方は本物のポーランドのチーズケーキとはやはり少し違いますが、
パッケージに書いてある通り、あくまでもポーランドのチーズケーキに
インスピレーションされたものでした。
それにしても、思わぬところでの母国の料理との再会。
驚きつつも美味しくこのチーズをいただきました。
これからも日本でポーランドに出会える日を楽しみにしています。

ポーランドのチーズケーキ by Kasia

今週になって晴れが続いてちょっと嬉しい気分です。先週は雨が続き気持ちが沈みがちだったので、元気を取り戻すには美味しいものが一番!と思い、大好物のチーズケーキを作ってみました。食いしん坊の私は、焼き立てのベイクドチーズケーキの香りだけで、すぐ気分が晴れました。

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聞くところによると、現在のようなベイクドチーズケーキの起源は、中世前期のポーランドとか。ポーランド人の私でさえ少しびっくりしました。伝統的なポーランドのチーズケーキは、アメリカや日本によくあるチーズケーキと違って、クリームチーズではなく、トファルグ(twaróg)というカテージチーズの一種、少し酸味のある真っ白なチーズから作られています。それに砂糖、バニラ、卵と片栗粉を少しだけ加えて焼きます。家庭によっては、生地にレーズン、オレンジピールを混ぜたり、フルーツ、粉砂糖やアイシングをかけたりします。どれでも美味しいですよ!私は写真の通り、チェリーとアーモンドにしました。
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写真:タフィー皿(V210-U019)

ポーランドでは、チーズケーキは四角の形をしているものが多いので、焼き型にVENA社のタフィー皿を使ってみました。このタフィー皿は少し深さがあるので、生地を焼くときにこぼれてしまう心配をすることはありませんでした。少し小さめのチーズケーキになりましたが、4人で一緒に楽しめる量としては丁度よかったです。これで、雨の日もきっと楽しく過ごせるはずです。

カーシャより