ピエルニク by 鳴川睦

先日、ポーランド留学から帰国した学生さんと会う機会があり、お土産をいただきました。ピエルニクというポーランドのジンジャークッキーです。トルン出身のコペルニクスにちなんだKOPERNIK(コペルニク)という、ポーランドで最も有名なピエルニクメーカーのものです。

写真:平皿φ19cm(V132-U006),カップ&ソーサー(V033-A001),ティーポット・中(M0627-U27V)

ベリーのジャムが入っていて、ホワイトチョコレートがコーティングされています。ああ、懐かしい味です。紅茶ともぴったり。久しぶりにポーランドに行きたくなりました。

ところで、日々ポーランドの製造元とメールでやりとりをするなか、このところのポーランドのインフレは狂気じみていると聞いています。モノの値段が吊り上がって生活にも大きく影響しているようです。

ポーランドとウクライナ by 鳴川 睦

ウクライナのためのチャリティコンサートに出かけました。

ウクライナ出身のソプラノ歌手、オクサーナ・ステパニュックさんによるウクライナ国歌のアカペラは、それはもう美しく素晴らしかったです。しかもとても美しい旋律の国歌でした。帰宅してYouTubeで翻訳入りのウクライナの国歌を聴きながら、胸が熱くなりました。

現時点でポーランドに避難したウクライナの人々は250万人を超え、そのほとんどが女性や子供達です。そして避難してきた人たちは誰も難民キャンプで過ごすことはありません。ポーランドの人々が家々に迎え入れているのです、というポーランド大使の話にも感銘を受けました。

その活動を支えるために、私にも何か出来ることがあって良かったです。一刻も早く事態が良い方向に向かうよう祈っています。

北海道とポーランドは似てる? by 鳴川正一

3月13日から4月2日まで行われた札幌でのケルセン「ポップアップストア」には大勢のお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。結構たくさんの食器を持っていったつもりだったのですが、品揃え等ご満足いただけましたでしょうか。

会期の間、「〇〇はありませんか?」という(現地に持っていっていない食器に関する)お問い合わせをたくさんお聞きしたような気がしています。これからは、こういった催事の案内の時に、もし見たい食器が具体的にある場合は、事前にリクエストをお受けできるように考えようかと思っています。

さて、そんな札幌でのポップアップストアでしたが、私たちケルセンのスタッフも北海道の冬の味覚を心から楽しむことができました。
気軽な居酒屋さん、たまたま入ったワインバーなど、どこのお店も美味しいこと。札幌で「そのお店に入ったことを悔いたこと」は未だにありません。食いしん坊な私達にとってはたまらない魅力をもった街です。

そんな北海道、実は気候的にもポーランドと似ているんです。栽培されている作物も、小麦、じゃがいも、とうもろこし、ホップ、ビーツなど、たくさん共通点があります。

そして、在日ポーランド人が居住する地域は、人口比率で見ると、北海道が突出して多いんだそうです。北海度にはポーランド人を懐かしく感じさせる様々な要素が詰まっているのかもしれませんね。

第3回 ポーランドフェスタ in 神戸のお知らせ by くぬぎた

関西のポーランドファンの方に朗報です。
今月の20日(土)に「第3回 ポーランドフェスタ」が神戸で開催されます。

今年はポーランド独立回復100周年になります。
ご来場いただき、ぜひポーランドの風を感じてみてください。

昨年に引き続きケルセンも参加します。
皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

第3回‗ポーランドフェスタ‗チラシ

●日時:10月20日(土) 11:00~17:00
●会場:神戸ハーバーランドスペースシアター
 〒650-0044
 神戸市中央区東川崎町1丁目3番3号 神戸ハーバーランドセンタービル
●アクセス:JR神戸駅(徒歩5分)
      神戸市営地下鉄 ハーバーランド駅(徒歩5分)
      阪急電鉄・阪神電鉄 高速神戸駅(徒歩8分)

●共催:日本・ポーランド文化交流協会、在神戸ポーランド共和国名誉領事館
TEL:078-335-1411
http://www.jpcea.sakura.ne.jp/

ポーランド共和国 独立回復100周年記念 音楽イベント」in 神戸のお知らせ by くぬぎた

皆さんご存知でしょうか。今年はポーランド共和国が独立回復して100周年の記念の年になるんですよ。
記念事業の一環として、6月10日(日)に神戸で”日本ポーランド協会関西センター”主催の音楽イベントが行われます。
「第6回 音楽の森へ行きましょうコンサート ~ポーランド共和国 独立回復100周年記念~」
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かつての酒蔵を利用したホールを会場にして、ショパンやポーランドにゆかりのある音楽家の名曲を日本人ピアニストが演奏します。
演奏以外にも、舞踊グループによる演技や休憩時間には日本酒の試飲やソフトドリンクのサービスがあるそうです。
会場でもある酒心館はノーベル賞の晩餐会でも提供されたこともある日本酒「福寿」の醸造元です。

当日はケルセンからも、日本酒に合いそうな食器をいくつか展示する予定です。
ご興味のある方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

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●2018年6月10日(日) 午後3時開演(午後2時30分開場)

●会場:神戸酒心館ホール
〒658-0044 神戸市東灘区御影塚町1-8-17
最寄駅:阪神 石屋川駅から徒歩10分

●入場料:一般\2500/学生\1500/ポーランド留学生は無料(全席自由)

●お申込み・お問い合わせ:日本ポーランド協会関西センター事務局
TEL/FAX:0797-61-0377
E-mail:tmfujii@pop21.odn.ne.jp
http://www.eonet.ne.jp/~nippo-kansai/event.html
https://www.facebook.com/nippo.kansai/

●会場:神戸酒心館ホール
TEL:078-841-1121
http://www.shushinkan.co.jp/hall/

ポーランドの朝ご飯 by Kasia

ポーランド料理に興味がある方に嬉しいお知らせがあります。今月末までですが、東京・外苑前にある「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」というお店で朝7.30時から夜8時までポーランドの朝ごはんを食べることができます。このお店はその名の通り、世界の色々な国の朝ごはんを楽しめるカフェーレストランで、2ヶ月毎にテーマとなる国が変わり、2月と3月はポーランドなのです。

小さなお店なので、特に休日は、行列が出来てしまいますが、料理も美味しいですし、日本では珍しいポーランド料理を食べることができるので、是非一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。

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写真:お店のウィンドーにピーコックとモスキートのモチーフが絵付けされた陶器が飾ってあります。店内にはポーランドの写真やポスターなども張ってあり、BGMもポーランドの音楽が流れています。

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写真:ポーランドの朝ごはんプレート。
トマト入りスクランブルエッグ、リンゴのパンケーキ ラツヒ(racuchy)、ジャガイモパンケーキ プラツキ ジェムニャチャネ(placki ziemniaczane)、ポーランドのソーセージとフレッシュチーズのトファルグ(twaróg)。大皿に様々なおかずが盛られていて、朝ごはんよりブランチの感覚です。お店に来る前少しお腹を空かせた方がいいかもしれません。

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写真:他には、ピエロギ(ポーランドの水餃子のような料理)、ジュレックのライムギ スープやデザートも3種類メニューにありました。写真はポーランドでは大人気のチーズケーキのセルニック(sernik)です。他にはクレムフカ(kremówka)バニラバタークリームケーキとシャルロットカ(szarlotka)りんごケーキがあります。お店の人の話によると、特にデザートは大人気なので売り切れてしまうことも多いそうです。

http://www.world-breakfast-allday.com/info
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
営業時間:7:30 am – 8:00 pm (Last order 7:30 pm)

はじめてのポーランド by くぬぎた

年末年始の休みを利用して、ポーランドに行ってきました。
実ははじめてのポーランドなんです。
ポーランド食器店で働いていると、お客様から「ポーランドには何度も行っているのですか」とよく聞かれます。その度に「実はまだ一度も行ったことが無いのです…」と恐縮した思いでしたが、これからは胸を張って「行きましたよ!」と言えます(笑)

年末年始を海外で過ごすのは初めての経験でしたが、とにかくお祝いムードがすごかったです。
街中で花火が、何時間も上がり続けていました。
ゆく年くる年の静かな日本とは正反対の賑やかさでした。
買った花火が余ってしまったのか、翌日になっても花火を打ち上げている人もいましたよ。

冬のポーランドという事で、寒さはもちろん雪も覚悟していましたが、思っていたほど寒くもなく、綺麗な街並みに美味しい食事、そして可愛い雑貨と旅を満喫することができました。
首都のWarszawa(ワルシャワ)、古都のKraków(クラクフ)、山岳リゾートのZakopane(ザコパネ)、可愛らしいZalipie(ザリピエ)村を巡りました。
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クリスマスシーズンでワルシャワの旧市街も綺麗にライトアップされていました。
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家に可愛らしいペイントが施されたザリピエ村

ポーランドの山岳リゾートとして有名なザコパネと言えば”Oscypek(オスチィペク)”!
羊乳から作られた燻製チーズで、街中で売られています。
見た目も面白く、知らないとチーズには見えませんね。
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そのままでは塩気が強いので、輪切りにした物をフライパンで温めて、少しトロっとさせたところにクランベリージャムを添えて食べます。
ブルーチーズなどのクセのある物は苦手な僕ですが、オスチィペクにハマってしまいました。
温めることでスモークの風味が増し、独特の食感で噛むたびに”キュッキュッ”と音がして楽しめます。
もちろんお土産に買いました!

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写真:カッティングボード(Z1064-42)

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写真:左から平皿φ17㎝(V195-U006),ディナーフォーク(Z1857-166A),ディナーナイフ(Z1858-166A)

ポーランドスイーツ:シャルロットカ(アップルパイ) by Kasia

シャルロットカはポーランドのリンゴケーキの一種で、日本人に親しみのあるアメリカンスタイルのアップルパイに似ています。

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写真:リンゴと松の枝のモチーフがデザインされた、Wiza社(ヴィザ)の新柄のスフレディッシュ(W254-133) とZakłady社(ザクワディ)の伝統柄のピーコックアイの16cmのお皿を組み合わせてみました。

シャルロットカはポーランドの家庭やカフェなどの定番のスイーツの一つで、その材料は8~9割はリンゴです。
ダイエットを気にされてる方も罪悪感なしで食べれますね。 (笑)

作る人の好みによってシャルロットカのバリエーションは様々ありますが、もっともスタンダードなのは、バター、卵の黄身と砂糖を練り込んだ小麦粉の生地に、主役となる砂糖で煮込んだリンゴを載せて焼いたものです。
他にはクランブルやアイシングをかけたり、バニラアイスクリームまたはホイップクリームをつけて食べたりして各家庭やお店によって味が少しずつ違います。

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写真:何もつけずにシンプルな味も美味しいのですが、私は生地作りの時に残った卵白を捨ててしまうのが、とても勿体ないと思ったので、今回はメレンゲのムースを作って乗せてみました。

ドーナツの日 by 立花

テレビやラジオでよく耳にする「今日は○○の日」というフレーズ。
歴史的な出来事のあった日はもちろんですが、各地域での行事やお祭り、企業が独自に定めた記念日など、調べてみるとなかなかユニークです。
毎日何かしらの記念日やお祝い事があると思うと、なんだか楽しい気持ちになりますね。

6月の第1金曜日は、アメリカでは「ナショナル・ドーナツ・デー」といってドーナツの日なんだそうです。イースト入りの生地はふわふわで柔らかく、優しくて甘い生地の香りが大好きです。

ポーランドのドーナツと言えば、脂の木曜日でもおなじみのポンチキですよね。
この日はレモンのクリームを中に入れて、ポンチキ風のドーナツにしてみました。
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写真:平皿φ17cm(V195-A001)、ポーリッシュマグ・大(V352-U198)、オーブン皿・スクエア・大(V149-U199)

だんだんと蒸し暑くなってくる季節へ移ってきましたが、柑橘系の爽やかな香りは気分をすっきりとさせてくれます。

スクエアタイプのオーブン皿は底に網を敷くことで、ドーナツやフライなどの揚げ物にも対応できる優れものです。
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過去のブログでも紹介していますので、是非こちらも参考にしていただけたら嬉しいです。

2015年2月16日「スクエアのオーブン皿をフライ用のバットとして使ってみる by 鳴川睦
2015年1月30日「オーブン皿 by 立花

ポーランドのお土産:ジンジャーブレッドのオーナメント by Kasia

ワルシャワ中央駅から歩いて8分ぐらい離れているところに、TEBE(テーベ)と言うジンジャーブレッドオーナメントの専用店があります。

駅に近いといっても少し隠れた場所にあるので、ワルシャワ生まれの私でも最初は道に迷ってしまいました。
もしこのお店を探して見つけられずに困った方は、駅付近でこのショーケースを探してください!

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店内にはジンジャーブレッドの飾りが並んでいて、どれも可愛くて、とても選びにくいです!

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全てのオーナメントは本物の食べられるジンジャーブレッドでできているので、お店の狭い空間に香辛料とはちみつの甘い香りが漂い、お腹が空きます(笑)。

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今回ポーランドから持ち帰ったジンジャーブレッドの飾りはこれです。

オーナメントは1つ1つ丁寧に手作りされていて、作る過程でひまわりの種や豆などナチュラルな物しか使われていません。

お店の人に聞いたところ、ジンジャーブレッドはとても保存性がいいので、何年も飾っても大丈夫だそうです。
ただ湿気には弱いため、少し曲がったり形が崩れたりする場合もあります。
そうなってしまったら150度のオーブンで10分ぐらい焼けば形はすぐもとに戻るそうです。

同様に、太陽の光の影響で色が淡くなってしまったジンジャーブレッドも150度のオーブンで少し焼けば、色はまた濃くなります。

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大きいオーナメントの中に木のパーツが入っていて、形を支えます。

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早速ケルセン自由が丘店に飾ったので、是非見に来てください!