ブールドロ by 鳴川睦

私の大好きな紅玉の季節です。りんごケーキやジャム、と創作意欲が高まります。たまには違うものにもチャレンジしようと思い、今回ブールドロを作ってみました。りんご1個をパイ生地で包んで焼いた、丸ごとりんごパイです。

写真:平皿φ19cm(K1102-DU252)

市販のパイ生地を使ったので、超らくちん。りんごの皮を剥いて芯をくり抜き、砂糖とシナモンパウダーをりんごにまぶします。伸ばしたパイ生地で包み、卵の黄身を刷毛で塗って、艶やかでサクサクの焼き上がりにします。

余りに簡単でコツなど無いと思います。強いて言うなら、市販のパイ生地は多少値が張っても美味しいものを選んだ方が良い、ということかな。焼き上がったリンゴは、3分の2位の大きさにギュッと凝縮しています。生クリームを添えてカフェ風に食べるのがおすすめです。

雷おこし by 鳴川睦

帰省時など東京から買っていくお土産として、私は鳩サブレー、虎屋の羊羹、そして雷おこしを選ぶことが多いです。最初の二つは厳密には東京発ではないので、雷おこしだけが真の東京らしいお土産かもしれません。浅草土産として有名ですよね。

写真:平皿φ11.6cm(Z1358-61),平皿φ11.6cm(Z1358-42),カップ(Z936-42),カップ(Z936-912)

「古代」を知る前は、おこしを日常的に食べたいとは思っていませんでした。白砂糖と黒糖の2種類があり香ばしく上品な甘さで、今は緑茶のお茶請けとしてたまに食べたくなります。添えられたリーフレットに、おこしの源流は西暦900年(1100年前)とありました。平安の雅な香りが漂います。

下町っぽくないというと語弊があるかもしれませんが、スッキリとしたお洒落なパッケージも素敵です。私の故郷の長崎では余り知っている人がいないようで、持って帰ると珍しがられ喜ばれます。

さんぴん茶 by 鳴川睦

沖縄旅行から帰って来た友達からお土産をもらいました。さんぴん茶です。中華料理店で食後に出てくる時に飲むくらいで、ジャスミン茶は買ったことがなかったため、とても新鮮なお茶の時間を過ごしています。

写真:ティーポット・小(Z1113-273)

ティーバッグをティーポットに入れて熱湯を注ぎ蓋をしてしばらく置くと、しっかりと蒸らされた美味しいさんぴん茶が入りました。秋の味覚、栗のお茶請けを添えて。

写真:カップ(Z936-42),カップ(Z936-912),平皿φ10cm(V372-U634),平皿φ10cm(V372-B264)

部屋中に広がる爽やかな香りも楽しんでいます。

あひる by 鳴川睦

蝉の鳴き声もいつの間にか止んでいて、鮮魚コーナーに秋刀魚が並ぶと、ようやく秋が来た気分です。今月のWIZA(ヴィザ)社の新着入荷はもうご覧いただけましたでしょうか。この製造元は、動物をモティーフにしたフォルムが特にユニークで、いつも楽しませてくれます。今回はあひるとかめが久しぶりに入荷しました。

写真:あひる(W922-25A)

私はこの写真の、夕暮れにたそがれているあひるが好きです。写っているあひるは、15年以上前にポーランドのWIZA社のファクトリーショップで買ったものです。そのあまりの可愛らしさに感激して輸入を決めたという経緯でした。

写真:スフレディッシュφ18cm(W254-73),花瓶(W601-25A),ポーリッシュマグ・大(W103-85)

新しいフォルムでは背の低い花瓶が登場しました。食事をする時にテーブルに置くとレストランみたいな雰囲気になるので気に入っています。スフレディッシュに乗っているのはドーナツです。中目黒の高架下にある”I’m donut?”で買いました。この夏、自由が丘のロータリーにも開店していました。もちもちした食感で生ドーナツと呼ばれています。私のおすすめはフランボワーズとチョコレートです。

沢わさび by 鳴川睦

わさびと言えば、高原のひんやりした清流で栽培されている清らかなイメージです。ツーンとする揮発性の辛みと香りは、刺身や蕎麦には欠かせません。特に晩秋から冬にかけては辛みが強くなるそうで、まさにこれからがわさびの季節なんですね。

写真:スクエアプレート・大(Z1570-42)

ちょっと贅沢なお刺身をピーコックアイのスクエアプレートに盛り付けました。ボレスワヴィエツの老舗ザクワディ社の伝統柄は、濃紺の発色が際立って美しいのが特長です。ポーリッシュポタリーのアイコニックなこの柄は、ヨーロッパでは根強い人気を持っており、一色使いのシンプルなスタイルで盛り付ける料理を選ばず、使うほどに愛着が湧いてきます。

チューブ入りのわさびは冷蔵庫に常備していますが、安く買える時には本物のわさびが使いたくなるので、思い切って鮫肌のわさびおろしを手に入れました。円を描くようにじっくりすり潰し、薄緑色のクリーミーなおろしわさびが出来あがります。

写真:銘々皿(Z1951-166A)

秋冬にかけては魚も脂がのってくるので、薫り高いすりたてのわさびを添えると、いつもの刺身がより一層美味しく感じられます。

発酵バター by 鳴川睦

とりわけ私と次女はバターが大好きです。特に乳酸菌が添加されている発酵バターは、バゲットやパンドカンパーニュなど食事パンには欠かせません。娘曰く、バターを食べるためにパンが必要になる、そんな感じです。

発酵バターはコクと香りが強いので、日本では無塩が主流のようですが、私としてはバター単体の味を楽しむには、有塩の方が美味しいと思っています。先日、見つけた発酵バター&有塩がこれです。

茶色い毛並みでちょっと小柄なジャージー種から採れる、黄みを帯びた牛乳から作られています。この群馬の神津牧場のバターは、ミルキーな香りが引き立つ味わいです。渋くてお洒落な缶に入っている佇まいも気に入っています。

牛肉のフォー by 鳴川睦

ベトナムには行ったことがありませんが、ベトナム料理が大好きです。生春巻き、バインセオ、チャーゾー、バインミー、フォーなど、ハーブが効いてマイルドな味わいで、好物が沢山あります。先日、牛肉のフォーを作ってみました。

写真:ヌードルボウル(Z1755-167A),平皿φ11.6cm(Z1358-ART104),LENKAランチョンマット

牛肉の薄切り肉、もやし、そして大好きなパクチーを沢山入れて仕上げました。新着のザクワディのヌードルボウルがぴったりサイズです。ベトナム北部のあっさり系フォーにレモンを多めに絞って、なかなかに本格的な味を楽しめたと思います。いつかベトナムに行って、本場のフォーを食べたいです。

かつおのたたき by 鳴川睦

かつおのたたきと言えば、香ばしいわら焼きですよね。夏の暑さに負けないためにも、よく冷やして、薬味をたっぷり使ってポン酢で沢山食べるのが好きです。鉄分豊富で貧血気味の身体も元気にしてくれる気がします。

写真:スクエアプレート・大(Z1570-479),銘々皿(Z1951-479)

盛り付けたのはザクワディの大きなスクエアプレートです。小さなサイズのものは定番として定期的に入荷をしていますが、大きいサイズは実に久しぶりの入荷です。もう10年ぶりくらいかもしれません。明日の公開予定をどうぞお楽しみに!

冷奴 by 鳴川睦

誰かと会うたびに、暑さの話題になってしまう季節の到来です。汗だくになって帰宅した時に冷蔵庫から取り出した冷え冷えのビールが身体に染み渡ります。

真夏ならとうもろこしを茹でるのもの気分ですね。ただ枝豆と同様にちょっと手間もかかります。その点手軽な肴と言えば、もずくやめかぶ、そして冷奴かと思います。ほぼ冷蔵庫から出すだけです。

写真:ボウルφ13cm(V423-U504),いぬの箸置き(V465-C080),脚付きグラス・小(V495-U006)

豆腐は味噌汁に使う頻度が高いため、大体いつも冷蔵庫に常備していて、いつでも冷蔵庫から取り出して冷奴になります。夏はなるべく疲労回復のためにおろし生姜を添えて食べるようにしています。

カルボナーラ by 鳴川睦

自力で昼ごはんを作るようになった次女。この頃はちょっと凝ったものも作っているようです。ちょっと前にスーパーで美味しそうなパンチェッタを見つけたので買っておいたら、カルボナーラを作ったと写真を見せてくれました。黒胡椒がたっぷりかかって本格的です。

写真:スープ・パスタ皿(W204-11)

以前は、食べたいもののために材料を揃えることから始めていましたが、今では冷蔵庫にあるもので料理が作れるようになりました。この大きな進歩にちょっと感動してしまいました。