イースターバスケット by Kasia

先週末ポーランドではイースターが始まりました。

毎年、この時期に親が沢山の美味しそうな写真を送ってくれるので、
家族と一緒にイースターを楽しめないのはいつもとても悔しくなります。(笑)

IMG_058911.jpg

今年の実家のイースターバスケットです。
ポーランドでは、イースター日曜日の朝ご飯の時に食べる食材をそれぞれ少しづつ
バスケットに入れ、神様の祝福を受けるために教会にもって行く習慣があります。

バスケットの中身は家庭によって少し違うらしいのですが、
定番はソーセージ、塩、 ホースラディッシュ(西洋わさび)、
パン、オレンジとイースターエッグです。

写真をよく見て気づきましたが、今年、実家のバスケットには
パンの代わりにケーキが入っていたみたいです。
このケーキはポーランド語で「babka」(バブカ)と言い、
特にイースターの時にとても人気な卵の黄身を
たっぷり使ったブリオッシュのような菓子パンです。

実家の写真に写っているものはバスケットのサイズに合わせた
カップケーキのような小さなものですが、
通常サイズのbabka(バブカ)ならこちらです。

P32929311111a.jpg

写真:デザートプレート20×20cm(V205-U019) VENA(ヴェナ)社
ケルセンで取り扱っているWIZA社のクグロフ型を使った自作のbabka(バブカ)です。
とても手軽な材料を使ったレシピなので、クグロフ型をお持ちの方々に
是非お勧めしたいです。レシピはこちら

P32828411111.JPG
写真:クグロフ型(W813-132) WIZA(ヴィザ)社

クグロフ型をつかったデザート by 立花

お菓子作りが好きな私にとって、憧れだったクグロフ型。
焼き型としてはもちろんですが、飾っておくためのフック用の穴が
2箇所空いているのでインテリアとしてもキッチンで大活躍してくれます。

最近は御結婚の御祝などの贈り物としてご検討されているお客様から
お問い合わせをいただく機会が増えきています。

焼き型以外の用途を考えていたところ、店長から
「ゼリーやババロアが良いかもしれない」というアドバイスを
もらったので、今回はオレンジの二層ゼリーを作ってみました。
P1010767.jpg
写真:クグロフ型(W813-132),平皿φ24cm(Z1001-966),平皿φ17cm(V195-U019,U053)

実は材料を混ぜておくだけで冷やしている間に二層に分かれる
簡単なゼリーです。(レシピはこちらから)

上の透明な部分はオレンジゼリー、下の部分はずっしりとしたババロアのような
オレンジのムースで一度で2つの食感と味が楽しめます。
小さい頃によく母親にリクエストをしていた大好きなおやつの一つです。

この分量だとおそらく100ccほど余ってしまうので、小さめのマグや
ココットボウルなどに入れて一人分おまけのデザートとして分けておくと
良いかもしれません。

きれいに型から外せるか心配でしたが、あたたかいお湯で型の周りを
少し温めてから、端にナイフで切り込みを入れたところ
綺麗に外すことができました!

作るときは少し固めの仕上がりにすることがポイントです。
(今回は液体が900mlに対して20gのゼラチンを使っています)
あまり柔らかい仕上がりだとお皿に出したときに崩れてしまう可能性が
あるので、少し注意が必要かもしれません。

独特の型の模様もしっかりと出て、お皿に盛り付けても
きれいに形を保ってくれました。
お誕生日パーティーや来客の際などにテーブルで取り分けるのも
楽しいですし、何よりも大きいサイズのゼリーを目の前にすると
何だかワクワクしてしまいますね(笑)

オーブンウェアとして冬に大活躍のポーリッシュポタリーですが、
これからだんだんと暖かくなる時期にも涼しげなスイーツと一緒に
楽しむのもおすすめです。

ひと手間

例えば、中華料理を作る時に野菜を湯通しや油通ししておく。味噌汁に入れる薄揚げをざるにとって油抜きする。麺つゆを作る時に本返しを作る。料理をする時に「ひと手間掛ける」という工程を増やすことで、一層美味しく作ることが出来る、ということは重々分かっているところなのですが、なんだか面倒に思えて省略してしまうことも多い私です。

魚をおろしたり、鯵の骨をピンセットで抜いたり、もやしの根を取ったり、栗の渋皮煮を作るために数時間かけて栗をむき、ことこと煮ながら水を何度も替える作業には抵抗は無いのですが・・・。自分にとって面倒に思えることのについては、規則性が無いようで不可解な部分です(笑)。

そんな「ひと手間」があるがために、実は作ったことが無いお菓子がマーブルケーキ。生地を途中で分けて一方にチョコレート(ココア)を混ぜ、後に2つの生地を混ぜ合わせる、という作業がなぜか面倒に思え、これまで作っていなかったことに気が付きました。

というのも、ポーリッシュを使って色々とお菓子作りを楽しんでいらっしゃる前田様からいただいたお写真がとても美味しそうなマーブルケーキだったからです。クグロフ型でのマーブルケーキだと、模様の部分が大きく出るのでケーキとしても美しさが増すようですね。焼き菓子の焼ける甘い香りが漂ってくるようで美味しそうだなぁと思うと同時に、すごいなー!と思った次第です。
marblecake.jpg20140716-cakesale.jpg

もうひとつはケークサレ。これも同じく前田様からのお写真で可愛い雰囲気。我が家でも一度作って以来、意外にも簡単で美味しくできたので、休日の朝食の定番メニューに仲間入りしています。前田様、お便りを有難うございました!