ポーランドのパン by Kasia

ポーランドの主食と言えばジャガイモとパンです。特に、パンには様々な種類があり、形や材料によって呼び方が異なります。

パン・ド・カンパーニュのような切って食べる大きいパンはchleb(フレプ)、ブールやクッペのような小さいものはbułka(ブウカ)と言います。Chleb(フレプ)は粉(小麦もしくはライ麦)、水、天然酵母と塩だけで作っており、とても歯応えのあるハード系のパンです。

それに対してbułka(ブウカ)は柔らかくて日本の食パンのようにふわふわしています。Bułkaは天然酵母の代わりによくイーストを使い、生地に牛乳や砂糖を足したり、ものによってはバターや卵を使ったりします。ポーランド人はどちらかというとchleb(フレプ)の方が好みで、毎日食べます。

ポーランドでは、chleb(フレプ)は200~300円、bułka(ブウカ)1個は10円ぐらいで売っておりとても安いです。それと比べてしまうと、私には日本のパン(特にライ麦ハード系)はとても高く感じてしまい、毎日食べるものなので、節約にと自分で作るようになりました。

IMG_3074.jpg
IMG_3075.jpg
写真:オーブン皿・オーバル・中(Z278-DU70) ザクワディ社
発酵中です。きれいな形をしてるパンを作るには生地を寝かすに時にパン専用かごを使うことが多いですが、私は代わりにザクワディ社のオーブン皿・オーバルを使っています。ポーランドのパンは楕円形のものが多いので、形がぴったりでした!生地は型にくっつかないように、まず中にリネンのふきんを敷いておきました。

chleb-2.jpg
chleb-1.jpg
写真:カッティングボード(Z1064-41) ザクワディ社
焼きあがりました!お家できちんとしたchleb(フレプ)をおいしく作るにはとても暇手間がかかり、生地を6~14時間くらいを寝かし、その間数回こねる作業が必要です。(私はおいしく食べることに必死なので、それも苦になりません 笑)

クレープ by Kasia

週末のお昼ご飯はクレープでごまかしてしまいました。暑いなか、複雑な料理をする気にはとてもじゃないけどなれなかったので、混ぜて焼くだけのクレープは丁度良かったです。

とは言っても実家でよく食べた薄い生地のクレープを作るのは意外と難しかったです。失敗を重ね、今回ようやく材料の完璧な割合の秘密にたどり着いた気がします。

卵の大きさにもよりますが、大体小麦粉1カップに対して卵1個、牛乳1カップ、水3/4~1カップ。この割合でやっと綺麗な薄いクレープが焼けました。

クレープだけだと少し寂しいので、内面をジャムで塗って、さくらんぼと一緒に食べました。

P1013370.JPG
写真:ディナープレート(Z1001-226A)ザクワディ社

私の大好きなザクワディ社のディナープレート(Z1001-226A)です。丁度いい大きさで、絵柄もニュートラルなので、どんな料理でもよく似合い、とても使い勝手がいいと思います。

チーズケーキ by Kasia

前回の「梅仕事」のブログを読んで、6月は日本の家庭では梅酒を作る時期なんだ~!と思いました。

それに対してうちは6月はいつもレアチーズケーキのシーズンでした。(笑)

6月に旬を迎えるみずみずしいベリー系の果物とゼリーをかけたさわやかな
レアチーズケーキは私の中でアイスクリームと並んで一番夏らしいデザートです。
(私を含めて、大体のポーランド人はカレンダーを無視して、6月の始まり=夏の始まりと考えています)

ポーランドのレアチーズケーキは軽くてふわふわな食感が特徴です。
普通はヨーグルトとムースの中間のような特別なチーズを使いますが、
マスカルポーネチーズでも代用ができます。

P6073768.JPG

作ったチーズケーキをカップ4つに分けて、実家と同じように果物とゼリーをトッピングしてみました。

P6073795.JPG

写真:カップ(Z936-29)ザクワディ社
温かい飲み物にあまり気乗りしない夏の時季にも冷たいデザートやジュースなど色々使える形です。

聖マルティンの日 by Kasia

11月11日ポーランドでは聖マルティンの日を祝います。
その日、特にポーランドの南部では「U」の文字の形の
「聖マルティンのロガル」という菓子パンを食ベる習わしがあります。
(ロガル=ポーランドの三日月の形のパン)

rogal_marcinski1.jpg
写真:平皿φ16cm Z818-166Aザクワディ社

見た目は少しフランスのクロワッサンに似ていますね。
実はこの三日月のような形は聖マルティンの馬の蹄鉄を
イメージしたものだそうです。

そして、この菓子パンのもっとも大きな特徴は
サクサクした生地に包まれた甘いペースト。
主な材料は、白いけしの実のペースト、マジパン、
アーモンド、クルミ、オレンジピールやビスケットなど
美味しいもの尽くしです。

rogal_marcinski2.jpg

このパンは11月にしか作られないものなので、
ポーランドでもとても珍しいです。

Pączki(ポンチキ) by Kasia

10月、半年ぶりにワルシャワの実家に帰省してきました。
一週間と言う短い間でしたが、ワルシャワの懐かしい
景色と家庭料理を満喫できました。

料理と言えば、ワルシャワを訪れる方に
是非一度食べていただきたいスイーツがあります。
ポーランドで人気のポンチキ(Pączki)です。
ポンチキと言うのとは、ポーランド風のドーナツで、
ふわふわな柔らかい生地の中にジャムやカスタードが
包まれている油で揚げたイーストの菓子パンです。

そして、ポンチキなら必ずこのお店です。

paczki1.jpg

見た目は少し地味な感じがしますが、
実はワルシャワで一番美味しい焼き立てのポンチキが
食べられる「ツキェルニャ パヴオヴィッチ」
(Cukiernia Pawłowicz)というポンチキ専門店です。
旧市街から、歩いて20分ぐらい距離なので、
ワルシャワの観光がてらに行けるところです。

*お店の名前は「パヴオヴィッチ菓子店」、
パヴオヴィッチさんのお菓子屋さんという意味になります。

paczki2.jpg
写真:平皿φ16cm(Z818-166A)ザクワディ社
私は定番のバラの花のジャムのポンチェックPączek
(ポンチキの単数は「ポンチェック」と言います)にしました。
半年ぶりに味わった懐かしいポンチェックは、
普段より一層美味しく感じられました。