オーバル by 鳴川睦

どんなふうに使ってもお洒落な雰囲気をキープできるフォルム、それが楕円の器だと思います。今回取り上げるのは、オーバルの小皿。少量の何かを盛り付ける時には必然的に並んでしまい、細長いものを乗せるとあつらえたように馴染んでしまいます。

写真:オーバル小皿(V113-U072),オーバル小皿(V113-U006)

食器棚では隙間に入り、冷蔵庫でもかさ張らないところも嬉しいです。余ったお刺身、切った明太子、卵焼き、お漬物、チョコレートやクッキーなどちょっとしたお菓子もなんとなくグレードアップ感が漂うような気がします。

パッと見では何に使おうかしらと思ってしまうところですが、実際あると実は非常に使い勝手が良いことに気がついてしまう、奥ゆかしくも味のある一枚です。

お買い物メモ(ポーリッシュポタリー編) by 鳴川睦

10月22日から10月31日までの自由が丘直営店でのオータムセールでは、沢山の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。ポーリッシュポタリーが大好きな方々と直にお会いできてとても嬉しかったです。

密を避けるために基本的には予約していただいた方の入店を優先させていただいたので、今年も並んだり外にお待ちいただくことなくスムーズにご覧いただけたかなと思います。ご協力ありがとうございました!

よくあるお問い合わせに、お買い物の際に「別の柄で買い足したいけれど、自分が持っている同じサイズ(フォルム)かどうか分からない。」があります。

ネットショップでご購入の場合、会員登録されていたら「マイページ」で過去の購入履歴の参照で、商品名や商品番号が分かります。

会員登録をしていないお客様でしたら、オフィス(03-6432-2016/shopmaster@kersen.jp)にお問合せをいただければ、お名前などから過去のご購入履歴を辿って、フォルムを特定することが可能です。メモとして、納品書を写真で撮っておくのも良いですね。

実店舗でのお買い物だった場合、お持ちの実物をお写真で見せていただくと分かる場合が多いのですが、出来れば商品に貼られている品番が記載されたシールを記録されていると確実です。剥がす前に写真、がおすすめです。

このシールはポーランドの製造元が製品に貼っているもので、商品の特定が出来ます。ポーリッシュポタリーは、同じフォルムの柄違いで少しづつ集めている方がとても多い食器です。実店舗でお買い物の時には、是非裏に貼られているシールを写真に撮っておいて、役立てていただければと思います。

さて、今週末から神戸の直営店でもセールが始まります。お得な機会に是非お越しいただき、新しい楽しい器の数々を発見していただければ嬉しいです。

エコバッグ割引 by 鳴川睦

今年の6月から試験的に始めた「エコバッグ割引」。ケルセンの自由が丘直営店と神戸直営店で、お買い物の際にエコバッグを使って下さる方へ、お買い上げ金額から50円を値引いています。

多くの方がエコバッグを持参されている昨今、余分な包装を避けなるべく地球に優しくありたいと思ってスタートしました。ケルセンのお買い物袋は紙製ですが、紙も大切な資源ですから、不要であれば用いない選択肢もあるかなと。

勿論、エコバッグを使わずにケルセンのショップ袋に入れてのお持ち帰りも何の問題もありません。可愛らしいから紙袋も持ち帰りたい、と嬉しいリクエストをいただくことも多々あります。旅先の京都のカフェでお茶をしていた時に、お隣のテーブルでケルセンのショップ袋を持った可愛いお嬢さんを見かけた時には、思わず声を掛けたくなるほどひとり感激したことを思い出しました。

店舗で用意するプラスチック製のレジ袋が有料化されて以降、道端にレジ袋が捨てられているのを見かけることが以前より減ったと感じます。自分の住処がゴミも無く綺麗であることの延長上に、ひとりひとりの心掛けで地球の綺麗があると信じています。

笑って許して(うっかり編) by 鳴川睦

慎重に丁寧に何かをしていても、うっかりしてしまうことってありますよね。ロボットじゃないんですから、誰しもそんな経験はおありだと思います。

ポーリッシュポタリーの中においても、この「うっかり」な現象に出くわすことがちょくちょくあります。

ハンドメイドだと知らずにお求めいただいたお客様から時々ご指摘をいただくこの現象、実際にはどんなものがあるのか、今回は具体的に見ていきたいと思います。

〇絵付け忘れ

おっちょこちょいな現象がこれです。

ピーコックの点が無いことも時々あります。

〇間隔の違い

リズミカルなスタンプワークが楽しいところもポーリッシュポタリーならでは。時としてちょっとタイミングを外すこともあるようです。不良品と呼ばれると悲しいです。

〇絵付けの違い

実は間違いではありません。写真はほんの一例です。ロットによって絵付けの仕方に違いがあり、本当はどれが正解かということも無いのだと言えます。ポーリッシュポタリー特有の現象ですね。

このような個々の違いを随所に見ることができるのがポーリッシュポタリーです。直営店でこれらを好んでお選びの方もいらっしゃいます。人の手による温かみの余韻が感じられるこれら。転写や印刷で機械的にプリントされている訳ではないがゆえの楽しいハプニングとして、味わっていただけると嬉しいです。

プリン by 鳴川睦

子供の頃から好物のプリン。濃く甘くて苦いカラメルが美味しさの鍵かなと個人的には思っています。買ってきたプリンもこの器に盛り付けるだけで、純喫茶風に変身します。

写真:デザートカップ(V528-U006)

脚付きのデザートカップを最初に見た時、あープリンが食べたい。そう思ったのは私の他にもきっといらっしゃいますよね。今回初登場したVENA社製のこのデザートカップ、凝ったフォルムの割に価格が抑えられているということもあり、お陰様で大人気です。

VENAのグラス by 鳴川睦

来週公開予定の新着入荷はVENA(ヴェナ)社からです。前回入荷した時の脚付きグラスに加えて、今回はそれよりもちょっと小さめの「脚付きグラス・小」が新しいラインナップに加わります。

ブログを読んで下さる皆さまへ、ちょっとお先にお見せしちゃいますね。満水時には0.4Lのグラスなので、200cc程度の飲み物にはぴったりのサイズです。

自由が丘や神戸の直営店には既に届いておりますので、お近くの方は今週末是非見に来てください!

MONOフェア@山形屋(鹿児島) by 鳴川睦

9月8日(水)から始まった鹿児島山形屋での「第21回 使ってみたいMONOフェア」の事前準備に行ってきました。事前にPCR検査を受け陰性証明を携え、準備を終えたらすぐに東京に戻るという結構タイトなスケジュールでした。

歴史のある建物がとても素敵です。

現地からはとても沢山の方々に喜んで頂いているという嬉しい報告をもらっています。鹿児島で直接ケルセンの取り扱うポーリッシュポタリーを紹介するのは初めてだったので、沢山のお客様とお話がしたかったのですが、それはまた次の機会に。

ケルセンで人気の商品を中心に展開しています。最終日は9月13日(月)ですので、お近くにお住いの方がいらっしゃいましたら是非実物を見に来てください!

私自身は長崎出身ですが、鹿児島には行ったことがなかったので、実はとても楽しみにしていました。観光施設もほぼ全てが休業中でどこにも行くところが無かったのはちょっと残念。お弁当を買ってホテルに戻って、テレビで九州のニュースを見ながら、あー九州にいるんだなぁと懐かしくなりました。

翌日、飛行機に乗る前に少し時間があったので、桜島フェリーに乗りました。雨上がりで桜島の山頂は雲に隠れていましたが、少しでも鹿児島の雰囲気を味わえて嬉しかったです。次に訪れる時には、鹿児島水族館のジンベイザメに会うことを心に誓って東京に戻りました。

チャルダ by 鳴川睦

先日、自由が丘に「チャルダ」というお菓子を手作りしているお店の前を通りかかったので立ち寄ってみました。お店の名前は、La Cialda(ラ・チャルダ)。専門店は日本ではここだけのイタリア・トスカーナ伝統の焼き菓子店で、ケルセン自由が丘直営店のすぐ近くです。

イタリアから取り寄せた専用の焼型は、中央に6枚葉のお花模様があしらわれ、凹凸のある丸い形をしています。ゴーフルやワッフルのルーツだそうで、14世紀にはメディチ家が婚礼の祝い菓子として振舞ったとの記録もあるそう。

写真:デザートプレート20×20cm(V205-U420)

茶色のチャルダがプレーン(きび砂糖)で、黄色がチーズのチャルダです。サクッとした食感で、どちらも食べるとバターの香りがかぐわしく軽やかで優しい味でした。綺麗なお菓子なので、ご結婚のお祝いに添えたり、何かお祝い事で誰かと会う時に持って行ってあげたくなります。

キャベツと生ハムのスープ by 鳴川睦

わが家の冷蔵庫の野菜室を最も占領する野菜のひとつがキャベツです。安いという理由でなんとなく買ってしまうので、一年を通していつも常備しているような気がします。

お味噌汁の具は何にしようという時や、千切りにしてフライに添えたり、コールスロー、野菜炒め、お好み焼き等、あれば何かと登場機会も多いのですが、レパートリーは案外少ないことに気が付きました。

買い物に行くのも面倒だし、あるもので何か作ろうと思って冷蔵庫を開けると、キャベツが目に入りました。いつもとは違う料理をと思ってキャベツを使った料理を検索したところ、私の知らない料理が有るわ有るわ。

写真:スープ・パスタ皿(W204-10K)

そんな訳で、先日新しいキャベツ料理に挑戦したのがこれ。キャベツに焼き色を付けて水を注ぎ、キャベツが柔らかくなったら生ハムを入れ、仕上げにパルミジャーノと胡椒をかけたシンプルなスープです。色も綺麗で美味しく出来上がり、そして無事キャベツを使い切れました!

ミレナの小さなボウルが人気の理由 by 鳴川睦

先日入荷したミレナ社製の小さなボウル。継続的に入荷しているボウルのひとつですが、気が付くと売り切れてしまう人気者です。今回はその魅力に迫ってみたいと思います。

小ぶりですが底に向かってやや窄(すぼ)まっており、ちょっと深めに見えます。しかも見込み部分にも丁寧に絵付けが施されているところも心憎いところです。

そして心持ち深めというところが肝心なところ。納豆、オクラ、とろろなどの副菜で、それ程の量ではないけど少し混ぜたい食材にも案外安心出来るんです。私は生卵は食べませんが、娘など卵かけご飯の時にこれで混ぜています。

写真:小鉢のように使っている「ボウル・小(M0329)

小鉢に利用する時には、綺麗に中央に寄せて高めに盛り付けると、内側の絵付けも眺められて綺麗です。高さが6センチというのは、ヴィザ社のW126のボウルも同じ高さですが、違うのはミレナ社のこのボウルは高台の部分にあたる内側部分が掘り下げられているところ。5ミリ程度も無いくらいですが、そこが良いバランス加減になっていると思います。

そしてミレナにしかないフォルム、そこにミレナ独特の絵付けが加わった、とても素敵なボウルです。実物は本当に可愛らしい仕上がりなので、お求めになった方はほぼ確実に気に入っていただいているに違いありません。

きゅうりとしらすの酢の物を装ったボウルは、ポーリッシュポタリーではお馴染みの伝統的な絵柄で、モスキートと呼ばれているデザインです。赤い丸のスタンプに挟まれた緑色の部分が「蚊」みたいだからです。ミレナ独自のフォルムにもとても似合っていますね。