Piernik ジンジャーブレッドのピエルニック by Kasia

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Wesołych Świąt Bożego Narodzenia!(ポーランド語のメリークリスマス!)

いよいよクリスマスですね。
私は今年は実家でクリスマスを過ごすので、すでに実家のクリスマスツリーとおいしい料理が楽しみで待ち切れません。クリスマスディナーはキリストの12人の弟子を祝福するために料理を12種類を用意します。ザワークラウト(キャベツの塩つけ)とキノコの煮込み、ドライルーツのコンポット、豆の煮込み、キノコのピエロギ(ポーランドの水餃子)、鯉の料理など、チキンやターキーなどの肉料理は食べません。

ちなみに、クリスマスに出てくる鯉のうろこを財布に入れておくとお金が貯まると言われてます。

日本と違いケーキはメインではありませんが、ポーランドでも食事の後にスイーツを食べます。クリスマスの定番スイーツと言えばチーズケーキ、芥子の実のケーキのmakowiec(マコヴィエツ)、そしてジンジャーブレッドのpiernik(ピエルニック)です。

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写真:平皿φ16cm(Z818-DU205)Zakłady(ザクワディ)社
芥子の実ロールケーキのmakowiec(マコヴィエツ)です。

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写真:タフィー皿(V210-A001) Vena(ヴェナ)社、マグカップ(Z1194-41) Zakłady(ザクワディ)社
Pierniki ピエルニキ(ジンジャーブレッドのクッキー)。ポーランドには、ホールーケーキから薄いクッキーまでたくさんの種類のpiernik(ピエルニック)があり、ふわっと柔らかいものから、カリッと歯ごたえのあるものまであります。食べ方もチョコレートやアイシングをかけたり、中に果物のジャムを挟んだりと様々です。

ポーランドのピエルニックは中世から知られており、名前の由来はpierny (ピエルニ スパイシー)という昔のポーランド語の言葉です。その名前からも分かる通り、ピエルニックを作るにはシナモン、オールスパイス、生姜、八角、胡椒、カルダモンなど様々なスパイスを使います。さらに、生地には蜂蜜もたっぷり入れるので、とても香りがよくて、贅沢を感じさせるスイーツです。

ポーランドのジンジャーブレッド「Piernik(ピエルニク)」 by Kasia

クリスマスがついに来ましたね!

ポーランドでは、24日の夜から26日まで、クリスマスキャロルを
歌ったり、美味しい料理を食べたりして、3日間のクリスマスを
家族とワイワイして楽しく過ごします。

クリスマス料理と言えば、赤かぶのスープのバルシチ、
ザワークラウトとマッシュルーム、塩漬けニシンと焼き鯉、
そして最後に登場するデザートの
ドライフルーツのコンポートとピエルニク(Piernik)。

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写真:平皿φ19㎝(V132-U053)Vena(ヴェナ)社
ピエルニクとは、シナモン、クローブ、八角、ジンジャー、
カルダモン、コショウ、オールスパイス、ナツメグ
8種類のスパイスと蜂蜜をたっぷり使った
ポーランド風のジンジャーブレッドです。

伝統的なピエルニクは焼く前、短くても必ず1か月ぐらい
涼しいところに生地を寝かしておき、熟成させます。

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今年、私の作ったピエルニクです。手作りのプルーンのコンフィチュールをはさんで、
チョコレートガナッシュをかけて、上にドライフルーツとナッツを飾ざってみました。

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写真:ピエルニクの細長い形にぴったりのヴィザ(WIZA)社のトレイ(W214-25D)を使ってみました。
淵のところに持ち手もついていて、とても運びやすかったです!