春の山菜 by 鳴川睦

菜の花、わらび、ぜんまい、たらの芽・・。
春の山菜はほろ苦くて、少し大人の味ですね。
子供の頃は好んで食べた覚えがありませんが、大人になってようやくこの味が分かるようになりました。

長崎の実家から送ってもらった山菜は、つわとたらの芽。
つわは、海風の当たる山の生垣など、ちょっと湿った場所に生えているフキの仲間で、
てんぷら(練り物を揚げたもの)と一緒に煮物にすると美味しい山菜です。
ちなみに、庭に生えてるものは「家つわ」と呼んだりして、これは美味しくありません。
関東では見かけたことがないので、九州以外ではあまり馴染みの無い山菜
かもしれませんが、野性味溢れる独特の香りがします。

そして、たらの芽。こちらは多分、全国的にもメジャーな山菜ですよね。
茎の部分にトゲトゲがあり、はじめて見たときにはびっくりしましたが、
料理すると全く気にならないし、太い茎もすぐに柔らかくなるのも不思議!
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写真:ピザプレート1/4(Z1830-225)

私はこれを天ぷらにして、塩で食べるのが好物です。
衣を薄く付け、サクッと揚げて、熱いうちにいただきながら
野山が与えてくれる春だけの恩恵を感じました。

Z928_tenpura.jpg
写真:オーバルトレイφ28cm×11cm(Z928-226A),ハートプレート・小(V392-A001),箸置き(V090-U198)

“春の山菜 by 鳴川睦” への2件の返信

  1. いつも楽しく拝見をさせて頂いております。
    私自身ポーランド食器が好きで、楽しく使用をしております。
    しかしながらポーランド食器にそのまま日本料理を乗せる事については、
    大変違和感を覚えております。
    例え食材が日本産であってももう少しポーランドという事を踏まえて、
    中東欧のアレンジを加えて、新たな魅力を加えたレシビの提案をした方がよいのではないかといます。
    差し出がましいですが、率直に感じた思いをご意見いたしました。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  2. コバヤシさま

    いつもご覧いただきありがとうございます!
    確かにこの頃はポーランドの料理からちょっと遠ざかっていますよね。
    「ポーランドの家庭料理」のコーナーなども、いただいたご意見を励みに
    今後より一層充実させていきたいと思っています。

    ブログでは、ポーランド食器やポーランドのこと、
    時々全然関係ないことなど交えながら情報発信しており、
    筆者の生活に密着している性質上、どうしても日々の出来事などが
    中心の内容になっております。今回も和食寄りになってしまって、
    コバヤシさまのイメージを乱してしまったようですみません。

    ただ、ネットショップということもあり、実物をいかにイメージしていただくか、
    ということについては、非常に大切なことだと考えています。

    ブログの写真は日本の身近にある食材や料理を多く使っているので、
    サイズ感、色彩、料理との相性や使用感など、実物をイメージする材料として
    このブログを活用していただいている方も大勢おられます。

    また、ポーリッシュポタリーが世界的に認知された大きな理由は、
    ポーランド以外の国の食生活に馴染む食器を積極的に作ることに
    取り組んだ結果というのは、ボレスワヴィエツ陶器博物館の館長さんの話でしたが、
    そういった意味でも日本で愛される食器であればと思っています。

    この度はコメントをありがとうございました。
    これからも幅広い角度からポーリッシュポタリーについての話題を
    更新して参りますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!

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