バラのパターンデザイン by 鳴川睦

ミレナの新しい柄に、紫のバラのパターンデザインがあります。販売開始直後からとても好評いただいて、思った以上に人気の柄になりました。ポーリッシュポタリーの色としては余り見かけることがない比較的珍しい色でもあります。
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写真:平皿φ19cm(K1102-DU252),ポーリッシュマグ・小(M0116-U27V),ティーバッグトレイ(W909-139)

また、前回入荷したザクワディの絵柄の中にも、バラをモティーフにしたユニーク柄「DU177」がありました。3色のブルーのバラを散りばめた気品ある美しいデザインです。
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写真:手前「ボウルφ14.9cm(Z848-DU177)」左奥「ボウルφ14.9cm(Z848-912)」右奥「ジャグ0.85L(Z951-1004)」

ポーランドのザクワディ本社でお会いしたチーフデザイナーのJanina Bany-Kozłowska(ヤニナ・バニ コズウォヴスカ)さんご自身が好きな柄として紹介してもらった経緯があります。
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実はポーリッシュポタリーには、製造元を問わずバラをモティーフにしたパターンデザインは数多く存在し、特にユニーク(DU)柄や絵筆描きのアート柄に多い傾向があります。冒頭の写真にも写っていますが、カリヒならDU252,ザクワディなら他に1127もバラがデザインされています。先に立花が紹介したWIZA社のLATO(夏)の柄にもバラが入っています。

ポーランドでは戦前からバラ作りも盛んで、フレデリック・ショパンという名のバラがあるほど。また、民族衣装やそれに由来するスカーフやバッグなどにもバラの刺繍が施されているものも多いです。けしと同様にポーランド人にとても愛されている花で、今の時季はポーランドのいたるところで美しいバラが見られます。

キーマカレー by 鳴川睦

暑さに反比例するように食欲が落ちてきますね。ひんやりした食事ばかりだと夏バテまっしぐらということにもなりかねないので、ここでしっかり体力をつけて夏を乗り切っていきたいです。夏の元気なメニューはやっぱりカレーだろう!という元気な夫が、週末レシピ本を片手にキーマカレーを作ってくれました。
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写真:左「トールマグ(V402-U198)」中央「長方形盛皿・小(V199-U006)」右「ディナースプーン(Z1856-166A)」,LENKAランチョンマット(緑)

ご飯をターメリックライスにしてくれたので、なかなか本格的です。折角なので楽しく盛り付けたいと思い、ライスを花の形にしてみました。お花ボウルの登場です!きれいに型抜きするには、ボウルの内側をさっと水にくぐらせ、温かいご飯を結構きっちり詰め、上にラップをかけて揺すり、ご飯が離れた感触があったらお皿に返す、という感じです。
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写真:お花ボウル(V407-U198)

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ごちそうさまでした!

さくらんぼの季節 by 鳴川睦

今年もさくらんぼの季節がやってきました。いちごに比べるとその季節は短いですが、日本のさくらんぼの上品な色と甘さは格別なものがあります。いちごと言えばポーランドのいちごは日本のものよりも美味しい!とカーシャが自信をもって話すので、今度春にポーランドに行ったら是非食べてみようと思っています。

さて、話はさくらんぼに戻りますが、私はやっぱりそのままをいただくのが一番好きです。私が一番好きなこの果物!近所の八百屋の特売日で安くなっていたので、早速買って帰りました。じめっとした空気を吹き飛ばしてくれる甘酸っぱさは最高です。

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写真:ハートボウルφ14cm(W807-25D),左奥からトールマグ(V402-U420,V420-U006,V420-U198)

春キャベツのムース by 鳴川睦

柔らかな緑色が美しい春キャベツ。もうそろそろシーズンも終わる頃かと思うと、
出回っているうちに少しでも食べておかなくては・・・と意味の分からない
使命感に駆られまた買ってきてしまいました(笑)。

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写真:「ディナープレートφ26cm(V134-U006)」

シャキシャキしたみずみずしい食感と冬キャベツにはない甘みが堪能できる
「千切り」はシンプル過ぎてもはや料理とは呼べない気もしますが、
大きなボウルに据えて食卓で食べ放題の一品として春には欠かせません。
特にとんかつやエビフライなど揚げ物の時には必須ですよね!

実を言うと「千切り」は夫の担当なので、もう何年もした記憶がありません。
私が千切りすると幅が5mm位になってしまい、シャキシャキというよりバリバリで。
学生時代に喫茶店のアルバイトで鍛えた包丁さばきの見せ所よろしく、
手際よく千切りする夫の姿はなかなか格好良い気がしています。

とはいえ、いつもいつも千切りというのも芸がないので
ちょっと変わった春キャベツ料理を作ってみました。
「春キャベツのムース」です。
10年ぶり位に作ったので味の記憶はおぼろげですが、
カリカリベーコンを添えるのは必須だったことを思い出しました。

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写真:左から「カトラリースタンド(V411-U198)」「ボウルφ10cm(K436-DU168)」「ボウルφ10cm(K436-DU441)」「ボウルφ10cm(K436-DU262)」

材料も作り方もシンプルです。白ワインや泡と一緒にちびちび食べたり、パンに塗るのもおすすめ。

1)沸騰したお湯に塩を入れ、キャベツ2枚を柔らかめに茹でる。
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2)冷水にとって荒く絞る。
3)みじん切りにしてさらにぎゅーっと絞る。みかん位の大きさになります。
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4)ボウルにクリームチーズ(大匙1~2)を入れ、ゼラチン3gをお湯(大匙2)でふやかしたものを加えて混ぜ、
 キャベツを加え、塩(2つまみ位)とコショウを適量降ってよく混ぜる。
5)生クリーム100ccを7分立てに泡立てて加え、良く混ぜる。
 ここで味見をして、塩気が足りないようなら調整する。
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写真:ミルクポット0.7L(W527-25A)

6)4等分に器に盛り付け、冷蔵庫で30分程度冷やし固める。
7)カリカリベーコンを作り、挿し添えて出来上がり。

*冷やし過ぎると固くなるので、時間をおいて食べる場合は予め冷蔵庫から出しておきます。

ロマネスコ by 鳴川睦

実は先日「ロマネスコ」という野菜を初めて食べました。
この野菜を食べたことが無いという話を以前社内でしたことを思い出した立花が
たまたま立ち寄った道の駅で見つけて買ってきてくれたのです。
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写真:ラウンドキャセロール・小(V152-U019)

初めてこの野菜を見たとき、タラルルス、アンキロサウルスなどの
ヨロイ系の恐竜を思い浮かべてしまいました。
真上からの眺めは、スピログラフ定規を使って描いたような幾何学的な形状。
なんとも不思議で迫力のある姿の野菜ですよね。

でもその味はどんなものなのか謎のままでした。
スーパーでは、ブロッコリーやカリフラワーの近くにあるので、
味はきっと親戚みたいなもんだろうと想像はしていたのですが、
期待を裏切らないブロッコリー味に頷いた次第です。

面白い形に相応しい食べ方を、と考え久々にケークサレを作ることにしました。
切り口が木みたいだと楽しそうだ、というだけの理由です(笑)。
ケーキの左部分がツリーのように見えるかな・・・。
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写真:平皿φ16cm(K1101-DP183)

今回焼いたケークサレは、ロマネスコの他にマッシュルームと玉ねぎとベーコンを入れてみました。
焼き時間がちょっと長すぎたようで上の部分が結構焦げてしまいましたが、味の方はまずまずでした。
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写真:右から時計回りに「ポット0.7L(K106-DU252)」「ディナーフォーク(Z1857-166A)」「平皿φ16cm(K1101-DP183)」「カップ&ソーサー(V033-U420)」「平皿φ17cm(W200-25A)」「カップ&ソーサー(V033-U198)」「パウンド型(V394-C022)」

VENAの新製品《その2・カトラリースタンド》 by 鳴川睦

5月の連休シーズンも終わり、すっかり日常が戻っております。
私は例年通り、衣替え、今季最後のいちごジャム作り、部屋の掃除など家事に勤しみ、
夫婦で映画を観に行ったり、家族で久々にボーリングに興じたりと地味に過ごしておりました。

さて、前回に続き今回はVENA社の新製品第二弾です。

★カトラリースタンド

もともとはスプーンやフォークなどを立てて置くためのスタンド。
マドラーやストロー、箸などを挿しておけます。
お気に入りの柄でのテーブルユースがおすすめです。

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直径(外径)は8cm弱、内径は約7cmの円筒形で、高さは約11cmです。
全14柄のラインナップで、ケルセンがこれまで取り扱ってきたVENAの人気の柄が中心となっています。
カトラリーを挿しておくのは勿論ですが、暮らしに合わせて様々な使い方が出来ることも大きな特徴です。

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例えば、ナプキンホルダー。挟むタイプだと倒れてしまう紙ナプキンも
最後までカッコよく収まってくれます。

そして花瓶。ストンとしたシンプルな形は安定感も良く、
小さなブーケをテーブルに飾る時に丁度いいサイズ感です。

また、ドレッサーに置いてメイク用品などを立てておくのも素敵です!
仕上げのパウダー用やチーク用のブラシ、ヘアブラシ、マスカラのスティック、
チューブ状の美容液など、賑やかなメイク用品を美しく収納してくれます。

この他、鉛筆、定規、ハサミやペンを立ててデスク周りとすっきりさせたり、
フィセル(バゲットよりも細いパン)やグリッシーニを入れたり、
水を入れておひつに添えるしゃもじ入れにしたり、
歯ブラシと歯磨き粉のチューブを挿しておいたり、と色々な使い方ができます。

ユテンシルホルダーとまではいかないけれど、重みのある作りで安定感があるので、
菜箸、しゃもじ、お玉やターナー程度のキッチンツールならこのカトラリースタンドでも充分代用できます。

速報!VENAの新製品《その1・お子様向けのボウル》 by 鳴川睦

優美さと愛らしさが合わさったデザインが魅力のVENA社のポーリッシュポタリーは、
ケルセンでも圧倒的な支持をいただいています。人気の柄のマグやカップ&ソーサーなど
品切れが多くご迷惑をおかけしていたのですが、5月の中旬(5/16の夕方頃の予定)に
ようやく再入荷を含めてご案内できる運びとなりました。

それに伴い、次回公開予定のVENA社の初登場のポーリッシュポタリーを
このブログをご覧の皆様だけに一足先に紹介します!

★お子様向けの食器(ボウル)

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ねこ・お花・くま・ひよこ、お子様向けのフォルムとして誕生した
4種類のとてもラブリーなボウル!幅は形によって変わりますが、大体が約11cm前後です。
同一の形であれば3個位は重ねられます。

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柄は全部で8種類。シンプルな柄からアート柄まで、ケルセンの定番柄も含めて用意しました。

コロンとしたフォルムの円形のボウルと違って
『転がりにくい』というのもこの食器の特長。
不注意で転がってテーブルから落ちてしまった・・
なんていうアクシデントも最大限避けられそうです。

それから、ボウルの内側の底にモティーフが描かれているので、
きれいに食べ終わると見える仕組みになっています。
苦手な食べ物も可愛い食器で楽しく食べられれば、食事の時間もハッピーになりますね。
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勿論、可愛いものが好きな大人の方にもご利用いただければ嬉しいです。
プリンやゼリーの型にしたり、ライスの型にしてランチを作ったりして楽しんでいただけると思います。

自由が丘店では、公開予定の前の週末(5/14~)にはご覧いただける予定です。
この中で一番人気のフォルムはどれになるかな~、
とケルセンのスタッフ間で話題になっています(笑)。

新着入荷のお知らせKalich(カリヒ) by 鳴川睦

久しぶりにカリヒからの新着入荷のお知らせです。品切れしていたフラワーボウル大小の再入荷をはじめ、
縦長のフォルムがエレガントな雰囲気のポット、置物としても楽しめる可愛いおうちのキャンドルホルダー、
16cmの平皿、マグなどが入荷しました。
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ボレスワヴィエツの数ある製造元のなかでも、エレガンス度の高いフラワーモティーフや
デザインの細部にまでこだわった絵付けで、独自の世界を展開しているカリヒです。

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写真:「キャンドルホルダー(K1057)

実はもっと早くご案内する予定だったのですが、製造の遅れもあり今年になってしまいました。
キャンドルホルダーなど秋を思わせるアイテムもありますが、到着したものが大変素敵だったので、
これは是非皆さんに見ていただきたいと思い、ひと足、いやふた足以上早く紹介させていただきました(笑)。

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写真:「ポット0.7L(K106)

新しいシルエットのポットは満水時には0.7Lですが、現実的には0.6Lが丁度良い容量です。
ケルセンで取り扱っている大きなポットと小さなポットの丁度中間くらいのサイズとなっています。

4月の新着の数々、楽しんでいただけると嬉しいです!

ブルーのあひる by 鳴川睦

今回のWIZA社の新着入荷は、花柄の愛らしい新柄や、さえずりが聞こえてきそうな
キングバード(L15)の柄、花びらをかたどった縁取りが美しいフルーツボウル、
この季節に相応しい入荷になったように思います。

そして前回のブログでは紹介しそびれてしまいましたが、
「あひる」の新入荷と再入荷もありました。

カモミール柄のグリーン(25A)の柄は以前から輸入していたものですが、
ひとりぼっちじゃ寂しいなと思いブルー(25D)の柄で仲間を増やしました。
そんな訳で、新しい仲間となった青いあひる。
実物を見たら、あら、顔つきがグリーンのあひるとはちょっと違う・・

そうなんです。ポーリッシュポタリーの色々な生き物の顔は、
基本的に手描きされるため、描く人によって表情や顔つきが違ってくるのが普通です。
同じ人が描いた場合でも手描きなので、違うのが当然ではありますね。
勿論、WIZA社のあひるの顔もスタンプではなく、全て職人さんによる手描き。

オンラインショップでは、基本的に写真と同じレベル(顔のパーツの数)で
統一するようにしています。なので、今回やって来たブルーのあひるは
ポーランド風に言うとおめめ付き、グリーンのあひるはおめめに眉毛とチークが入っています。

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写真:左「あひる(W922-25A)」右「あひる(W922-25D)」

オフィスのデスクで泳ぐ2匹はこんな感じです。
女の子と男の子みたいで、なんだか微笑ましい(笑)。

下の写真は、私がポーランドのWIZA社を最初に訪れた時に当時社長だったリディアさんにいただいたあひるです。
うちでは普段は飾り棚の中に佇んでいますが、
時々テーブルでペーパーウェイト代わりにナプキンを押さえてくれてます。
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新着入荷のお知らせ(WIZA) by 鳴川睦

新着入荷のお知らせです。今年2番目はWIZA社から!
今年87歳になられる創業者のスタニスワフ・ヴィザ氏は、
今でも熱く新フォルムの開発に携る現役ぶり。

オリジナルフォルムに対するこだわりは大きく、ハンドメイドならではの素朴な温かみと、
特にカップやボウルなどに表れている丸みを帯びたぽってり感は、
ポーリッシュポタリーファンの心を和ませてくれています。

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写真:「フルーツボウル(W294-25A)」

フォルムが楽しい「おさかなディッシュ(W284)」やキッチンボウルとして
大活躍する「ミルクポット0.7L(W527)」もようやく再入荷しています。

そして以前から人気のキングバード(L15)の柄は、
新しく17cm(W200)、19cm(W203)の丸いプレート、スクエアのトレイ(W214)、
そしてφ13cmのボウル(W302)の4種類のフォルムが加わりました。

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20世紀半ばの英国に見られるテキスタイル系のデザインを彷彿とさせる図案と彩色。
スケッチのようなタッチの絵柄は素朴で楽しく、眺めるほどに愛着が沸いてきます。

そしてこの柄のデザイナーは、創業者のスタニスワフ・ヴィザ氏の娘であり、
前社長のLidia Jop(リディア・ヨップ)さんご自身です。

キングバードは、日本ではあまり馴染みの無い「タイランチョウ」という種の鳥で、
モティーフになっている鳥は「フキナガシタイランチョウ」という長い尾を持つ鳥に見えます。

《新柄3つのご紹介・写真左から153/A33/A25B》
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白地をベースに水色と紺色の小花がちりばめられ、シダを思わせる黄緑の細やかな葉模様と美しく調和しています。
清らかな配色によって楚々とした雰囲気を持つパターンデザインです。

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すずらんのようなチューリップのような形の赤い花と、金平糖のような形のオレンジ色のスタンプが
明るく愛らしい印象を与え、このパターンデザインを特徴付けています。
書籍「ポーランドの大人かわいい器で幸せ暮らし」の93ページで、当時の社長リディアさんのご自宅での
ディナーの時に紹介してもらったWIZA社の新しいアート柄です。

A25B

ポーリッシュポタリーのベースの生地の色としては珍しい、カフェオレを思わせる薄茶色が、
このアート柄の大きな魅力となっています。
オレンジ色や茶色など暖色を多用した絵付けによって一層温かさが加わり、
ぽってりとしたフォルムにとても馴染んでいるWIZA社らしいデザインです。

*

清清しい新柄、お花をかたどったフルーツボウル、鳥のモティーフが楽しいキングバードなど
今回の入荷はとても春らしいラインナップとなりました。