チョコレートソーセージ by Kasia

年末年始はポーランドの実家に帰ってゆっくり過ごしてきました。

久々のワルシャワの街を散策して、ポーランドで有名なチョコレートメーカーの”Wedel(ヴェデル)”のカフェに行ってきました。ここではチョコレートやチョコレートドリンクが堪能できます。ポーランドに行った際には、絶対に立ち寄って頂きたいお店です。店内には、持ち帰り用の商品も売っており、今回はその中でも気になったのがこの”チョコレートソーセージ”です。
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写真: カッティングボード(V022-U198) Vena(ヴェナ)社
このお菓子の名前はRarytas(ラリタス)、ポーランド語で”珍しくておいしいもの”という意味です。見た目はまるでソーセージのようですが、チョコの中にナッツ、ドライフルーツ、ウエハースなどがふんだんに盛り込まれています。元々はイタリアの伝統菓子なのですが、ヨーロッパ各地でも食べられているそうです。

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まだ日本ではあまり見かけませんが、思ったより簡単に作れるということでインターネットでレシピもたくさん見つかります。”チョコレートソーセージ”や”チョコサラミ”と検索して探してみて下さい。もうすぐバレンタインデーなので、今までと少し違ったチョコをお探しの方にはオススメです。

Piernik ジンジャーブレッドのピエルニック by Kasia

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Wesołych Świąt Bożego Narodzenia!(ポーランド語のメリークリスマス!)

いよいよクリスマスですね。
私は今年は実家でクリスマスを過ごすので、すでに実家のクリスマスツリーとおいしい料理が楽しみで待ち切れません。クリスマスディナーはキリストの12人の弟子を祝福するために料理を12種類を用意します。ザワークラウト(キャベツの塩つけ)とキノコの煮込み、ドライルーツのコンポット、豆の煮込み、キノコのピエロギ(ポーランドの水餃子)、鯉の料理など、チキンやターキーなどの肉料理は食べません。

ちなみに、クリスマスに出てくる鯉のうろこを財布に入れておくとお金が貯まると言われてます。

日本と違いケーキはメインではありませんが、ポーランドでも食事の後にスイーツを食べます。クリスマスの定番スイーツと言えばチーズケーキ、芥子の実のケーキのmakowiec(マコヴィエツ)、そしてジンジャーブレッドのpiernik(ピエルニック)です。

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写真:平皿φ16cm(Z818-DU205)Zakłady(ザクワディ)社
芥子の実ロールケーキのmakowiec(マコヴィエツ)です。

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写真:タフィー皿(V210-A001) Vena(ヴェナ)社、マグカップ(Z1194-41) Zakłady(ザクワディ)社
Pierniki ピエルニキ(ジンジャーブレッドのクッキー)。ポーランドには、ホールーケーキから薄いクッキーまでたくさんの種類のpiernik(ピエルニック)があり、ふわっと柔らかいものから、カリッと歯ごたえのあるものまであります。食べ方もチョコレートやアイシングをかけたり、中に果物のジャムを挟んだりと様々です。

ポーランドのピエルニックは中世から知られており、名前の由来はpierny (ピエルニ スパイシー)という昔のポーランド語の言葉です。その名前からも分かる通り、ピエルニックを作るにはシナモン、オールスパイス、生姜、八角、胡椒、カルダモンなど様々なスパイスを使います。さらに、生地には蜂蜜もたっぷり入れるので、とても香りがよくて、贅沢を感じさせるスイーツです。

トマトスープ by Kasia

最近朝晩がだいぶ冷え込んでしまい、もうすぐ寒い冬の到来ですね。実は、先週ポーランドで早くも初雪が降って少し積もったというニュースに驚きました。

寒いときはやはり温かいスープが一番です。ポーランドはスープの王国とも言われ、スープの種類がとても豊富です。前回ポーランドで大人気の rosół(ロスウ)barszcz(バルシチ)を紹介しましたが、今回は子供の大好物のpomidorowa(ポミドロヴァ)です。(Pomidor ポミドルはトマトの意味です)

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写真:ボウルφ15.7cm(Z833-479) ザクワディ(Zaklady)社
肉と野菜の出汁をしっかりとったブイヨンでトマトペーストやフレッシュトマトを煮込んで、最後にマカロニか炊いたご飯を入れれば完成です。子供達の大好物の一つでポーランドのお母さん達の強い味方です。

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Chałka (ハウカ) by Kasia

ポーランド旅行に行かれる方に、是非一度訪ねてもらいたいのはポーランドのパン屋です。日本と比べると、惣菜パンや菓子パンの種類は少ないのですが、サンドウィッチなどに向いているシンプルなパンの種類がとても豊富です。プレーンの小麦パンはもちろん、様々な粉を使ったり、生地にシードを混ぜ込んだりして腸の調子を整えてくれているヘルシーなものなど沢山あります。それに値段もとても安く、10円くらいでもちょっとした買い物ができます。

ポーランドを訪れた日本の方にお話を聞くと、Chałka(ハウカ)というパンが特に好評でした。日本のメロンパンのようにふわっとしてほのかに甘いので、日本人に食べなれた味なのかも知れません。お店によって色々なレシピがあり、トッピングにクランブル(細かいクッキー生地)やケシの実をかけたり、生地にバニラを混ぜ込んだりします。

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写真:自作のハウカです。幅30cmくらいのハウカが、Zakłady(ザクワディ)社の1007番のフォルムのお皿にぴったり納まりました。

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写真:何もつけない焼きたてのハウカもおいしいですが、ジャム、コンフィチュールや蜂蜜などを塗って食べるのもおすすめです。私は実家から送ってもらった自家製の杏ジャムでいただきました。(ポーランドでは、家庭でジャムなどを作るのが一般的です。) 温かい牛乳を一緒に飲んで、体も心もホッと温まりました。

Galareta – チキン入りゼリー by Kasia

ポーランドの家庭では人気のある料理の一つです。呼び方は地方によって違いますが、私の家ではゼリー(galareta ガラレタ)またはチキン入りゼリーと呼びます。作り方はとても簡単で、カップまたは小さめのボウルにゆでた野菜(ニンジン、グリーンピースなど)、ゆで卵とお肉を盛り付けながら、ゆっくりゼラチンと混ぜたブイヨンを注いで、冷蔵庫で冷やします。

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写真:お花ボウルV407-U006, ハートプレート・小 V392-U072 Vena(ヴェナ)社

固まったゼリーを直接容器から食べてもいいですが、型から外してお皿に盛り付けるとかわいいです。

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写真:平皿φ19cm(V132-U072) Vena(ヴェナ)社
私はお花のボウルを使ってこんな感じになりました。ちょっとヒトデみたいですね。(笑)

鶏肉の他には鱈などの白身魚と豚足を使ったバージョンもありますので、是非いろいろ作って試してみるのはいかがでしょうか。特に豚足には、コラーゲンがたっぷり含まれていますので、体にも、お肌にもいいですね!

ポーランドスイーツ:シャルロットカ(アップルパイ) by Kasia

シャルロットカはポーランドのリンゴケーキの一種で、日本人に親しみのあるアメリカンスタイルのアップルパイに似ています。

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写真:リンゴと松の枝のモチーフがデザインされた、Wiza社(ヴィザ)の新柄のスフレディッシュ(W254-133) とZakłady社(ザクワディ)の伝統柄のピーコックアイの16cmのお皿を組み合わせてみました。

シャルロットカはポーランドの家庭やカフェなどの定番のスイーツの一つで、その材料は8~9割はリンゴです。
ダイエットを気にされてる方も罪悪感なしで食べれますね。 (笑)

作る人の好みによってシャルロットカのバリエーションは様々ありますが、もっともスタンダードなのは、バター、卵の黄身と砂糖を練り込んだ小麦粉の生地に、主役となる砂糖で煮込んだリンゴを載せて焼いたものです。
他にはクランブルやアイシングをかけたり、バニラアイスクリームまたはホイップクリームをつけて食べたりして各家庭やお店によって味が少しずつ違います。

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写真:何もつけずにシンプルな味も美味しいのですが、私は生地作りの時に残った卵白を捨ててしまうのが、とても勿体ないと思ったので、今回はメレンゲのムースを作って乗せてみました。

ポーランドスイーツ:Makowiecマコヴィエツ by Kasia

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写真:カッティングボード(Z1064-41)

マコヴィエツはポーランドの伝統的なイーストと芥子の実のロールケーキです。写真に見える中の黒いペーストはパッと見たらチョコレートに似ていますが、実はこれはポピーシードのペーストです。乾燥したポピーシードを水で戻して、ペースト状に挽いて、細かく刻んだアーモンド、レーズンやオレンジピールを一緒に混ぜ込んで、蜂蜜で好みの甘さに調整します。

出来上がったペーストをイースト生地に塗って、ロールケーキのように巻きます。焼いた後にアイシングをかけたり、ポピーシードやオレンジピールのデコレーションを作ったりして、少し手間がかかるスイーツですね。
ポピーシードのペーストはどんな味なのかなと気になっている方もいらっしゃると思いますが、日本人の友達に感想を聞いたところ、黒ゴマかあんこに似てる・・・だそうです。

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写真:平皿φ16cm(Z818-DU205)
ポピーのモチーフを使ったお皿に盛り付けてみました。ワンポイントアクセントで赤い食器もかわいいですね。

ポーランドのお昼ご飯 by Kasia

1日にポーランド人が食べる3食の中では、昼ご飯が一番ボリュームがあり、日本人の感覚で言いますと晩ご飯に近いかもしれません。ポーランドで軽く済む朝と晩ご飯と違い、昼ご飯はスープとワンプレーとのホットミールで、しっかり食べます。食べる時間も日本より遅く、午後の1時~2時ぐらいが一般的です。”朝からおなかがすかないの?!”とびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、このように、均等に時間を開けて3食をとることができます。料理の種類が豊かなポーランドですが、ポーランド人が食べる典型的な昼ご飯と言えばやはりrosół(ロソウ)とkotlet schabowy(コトレット・スハボヴィ)です。

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写真:スープ・パスタ皿(Z1002-DU177)
Rosół(ロソウ)はポーランド語でブイヨンのことです。一般的には鶏肉もしくは牛肉と野菜(ニンジン、セロリーの根、パセリの根の部分など)を煮て作ります。中にヌードルやチキンまたはニンジンを入れて飲むこともよくあります。体が温まる、優しい味なので、ポーランドでは風邪に効くと言われています。

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写真:平皿φ24cm(Z1001-912)
Kotlet schabowy(コトレット・スハボヴィ)はポーランドのカツレツです。日本の豚カツと違って、衣をつける前に豚肉をたたいて、薄く伸ばします。そのようなカツレツは大きく見えても、日本の豚カツより何倍も薄いので、あまり力を入れずに切りやすくてとても食べやすいです。そして揚げるのではなく、フライパンで焼きます。油を控えて、カロリーを抑えられえるところは特に女性が嬉しいところですね。カツレツの定番の付け合わせは、ゆでジャガイモとサラダです。

Barszcz (バルシチ) by Kasia

今までブログに数回に紹介されたポーランドの代表的のスープの一つ。主な材料は赤いビーツなのでスープは鮮やかな赤い色です。このバルシチはポーランドでもバリエーションがいくつくかあるかご存知でしたでしょうか?以下にポーランドで人気のTOP3を簡単にまとめてみました:

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写真:カップ&カップ&ソーサー(Z886-883-111)
Czysty(チスティ)プレーン
特別な時にしか出されてないプレーンタイプ。
スープ皿より、カップ入れて飲むのは一般的です。レストランで頼むとコロッケやパイ、ちょっとしたサイドが付くこともあります。クリスマスのディナーにも欠かせません。その時は小さな水餃子と一緒に食べます。

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写真:手前  ボウルφ11cm(V208-U006)、奥  ポーリッシュマグ・小(W101-25A) ポーリッシュマグ・大(Z911-226A)
Ukraiński(ウクライニスキ)ウクライナ風
ウクライナやロシアによく食べられているボルシュに近い具沢山のスープです。
ポーランドではビーツのほかには肉、ジャガイモ、豆やキャベツを入れることが多いです。

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写真:ボウルφ14.9cm(Z848-29)
Chłodnik(フォドニック)冷製スープ
Chłodnikとは冷製スープという意味で様々な種類があります。中でもビーツの冷製スープはとても人気です。
ブイヨンで煮込んだビーツを冷ましたものにケフィアもしくは濃厚なヨーグルトを入れて食べます。トッピングでラディッシュ、細ねぎやゆで卵をつける人も多いです。

電子レンジでブラウニー by Kasia

よく見るお菓子作りのブログでたまたま「電子レンジでできるブラウニー」のレシピを見つけました。ブログの筆者が「調理を含めてたった3分で素早く電子レンジでできる、美味しくて簡単なデザート」とPRしています。「素早く」と「簡単」というキーワードが特に魅力的に感じて、さっそく挑戦してみました。私は3分以内に収めることができませんでしたが、ブラウニーは美味しくできました。

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写真:カップ&ソーサー(W133-29)WIZA(ヴィザ)社, 奥:ダニッシュキャセロールφ8.5cm(V316-C022)  
4年前に手に入れたWiza(ヴィザ)社のカップ&ソーサーです。よく見ますと淵にちょっとかけてしまったところがありますが、やはりこのこじゃないと嫌だな~と思って、毎日このカップで紅茶を飲み続けています。食器って使えば使うほど愛着が湧くものですね。

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