いつも出掛けるフランス菓子のお店で、見かけるとつい食べたくなってしまう「コロンビエ」という焼き菓子。鳩小屋という意味で、ケーキの上に白い鳩が乗っかっているところが可愛いです。アーモンドプードルが沢山使われホロホロとした食感で、ドライフルーツが使われているところもお気に入りです。
写真:左「タフィー皿(V210-U198)」,右「スクエアディッシュ・小(V389-U422)」,中央の砂糖を入れたボウル「ミニボウル(V157-U006)」
Pączki ポンチキ by Kasia
Pączkiポンチキというポーランドのお菓子をご存知の方も多いかと思いますが、実は、最初のポンチキはお菓子ではなく、中身にラードや肉を詰めた物でウォッカなどお酒のおつまみだったそうです。この事実を知った時は、ポーランド人の私もとても驚きました。
16世紀にアラブ料理の影響で、甘いポンチキが誕生し、18世紀には生地にイーストを使い始め、形も現在食べられているポンチキに近づきました。
写真:ケーキスタンド(Z1762-479)Zakłady(ザクワディ)社
理想のポンチョック(ポンチキの単数はpączekポンチエックと言います)は丸くて、表面の中部分は少しへこんでいます。卵の黄身をたっぷり使い、揚げる時に油が中まで染み込まないように生地にスピリタスもしくはウォッカを混ぜ込みます。(ポーランド人は決してスピリタスをそのまま飲みませんが、たまに調理用に使います。)油で揚げた時に周りにできる白い輪っかが生地が十分に発酵して、ポンチエックがふわふわ柔らかくなった証拠です。
キリストの復活を祝うイースター(復活祭)の前に行われる四旬節の前にカーニバル(謝肉祭)がありますが、カーニバルの最後の木曜日はポーランドではTłusty Czwartek(トゥスティ・チファルテック)日本語に訳すと「脂の木曜日」と言い、その日は、ポンチョックを少なくとも1個は食べないと不幸になるという迷信があります。そのためパン屋やお菓子屋さんのお店の前には、長蛇の列ができるほどポーランド人皆がポンチキを大量に買って食べています。1日で1億個近くのポンチキが売れるそうです。ちなみにポーランドの人口は3,800万人です。今年の脂の木曜日は2月8日先週の木曜日でした。私も久しぶりに手作りのポンチキに挑戦してみました。その結果はこちらです。
写真:ケーキスタンド(Z1762-479),ティーポット・小(Z1113-273)、ポーリッシュマグ・小(Z912-226A) Zakłady(ザクワディ)社、平皿φ17cm(V195-A001) Vena(ヴェナ)社
福岡岩田屋本店・期間限定出店のお知らせ by 立花
現在、ケルセンでは1月24日(水)から福岡の岩田屋本店(新館6階)にて期間限定出店をしています。
当初の予定の2月6日(火)から期間を延長して、なんと2月13日(火)までの出店となりました!
ケルセンのスタッフが店頭に常駐するのは2月6日(火)までとなりますが、残りの1週間は新しい商品も追加して店頭に並ぶ予定となっていますのでどうぞお楽しみに!
私は1月27日から2月1日まで販売スタッフとして福岡へ行ってきました。
滞在中も寒い日が多く、日中に雪がちらつくほどの冷え込みでしたが、たくさんのお客さまからポーリッシュポタリー愛の溢れるお話を聞いて、嬉しくて心がとってもあたたかくなりました。
ご来店いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
福岡といえば、やはり美味しい食べ物がたくさんあるグルメな街ですよね。
今回は長めの滞在だったので、豚骨ラーメンや博多うどん、水炊きにイカの活け造りなど、思う存分に博多グルメも堪能してきました。
東京に戻ってきてからも、まだまだ食べたいものがたくさんあったな・・・と食いしん坊な私にはちょっぴり後悔が残っています。(笑)
お客さまからお土産に是非!とおすすめされたのが、福岡の名産・あまおうが丸々1個入ったクリームどら焼きです。
当日中に食べなくてはいけない、ということで最終日に空港で買って帰ることにしました。
写真:オリーブ皿(V172-A001)、ワインカップ(V059-U006)
大きな苺が入っているということもあって、どら焼きの真ん中はぷっくりと膨らんで丸いシルエット。
甘酸っぱい苺の香りを存分に楽しみながら、ポーリッシュポタリーに似たかたちに思わず親近感を覚えてしまいました。
まだあと一週間ほど期間がありますので、お近くにお越しの際は是非ケルセンのブースへお立ち寄りいただけたら幸いです。
たくさんのポーリッシュポタリーたちが皆さまのご来店をお待ちしております!
チョコレートソーセージ by Kasia
年末年始はポーランドの実家に帰ってゆっくり過ごしてきました。
久々のワルシャワの街を散策して、ポーランドで有名なチョコレートメーカーの”Wedel(ヴェデル)”のカフェに行ってきました。ここではチョコレートやチョコレートドリンクが堪能できます。ポーランドに行った際には、絶対に立ち寄って頂きたいお店です。店内には、持ち帰り用の商品も売っており、今回はその中でも気になったのがこの”チョコレートソーセージ”です。
写真: カッティングボード(V022-U198) Vena(ヴェナ)社
このお菓子の名前はRarytas(ラリタス)、ポーランド語で”珍しくておいしいもの”という意味です。見た目はまるでソーセージのようですが、チョコの中にナッツ、ドライフルーツ、ウエハースなどがふんだんに盛り込まれています。元々はイタリアの伝統菓子なのですが、ヨーロッパ各地でも食べられているそうです。
まだ日本ではあまり見かけませんが、思ったより簡単に作れるということでインターネットでレシピもたくさん見つかります。”チョコレートソーセージ”や”チョコサラミ”と検索して探してみて下さい。もうすぐバレンタインデーなので、今までと少し違ったチョコをお探しの方にはオススメです。
はじめてのポーランド by くぬぎた
年末年始の休みを利用して、ポーランドに行ってきました。
実ははじめてのポーランドなんです。
ポーランド食器店で働いていると、お客様から「ポーランドには何度も行っているのですか」とよく聞かれます。その度に「実はまだ一度も行ったことが無いのです…」と恐縮した思いでしたが、これからは胸を張って「行きましたよ!」と言えます(笑)
年末年始を海外で過ごすのは初めての経験でしたが、とにかくお祝いムードがすごかったです。
街中で花火が、何時間も上がり続けていました。
ゆく年くる年の静かな日本とは正反対の賑やかさでした。
買った花火が余ってしまったのか、翌日になっても花火を打ち上げている人もいましたよ。
冬のポーランドという事で、寒さはもちろん雪も覚悟していましたが、思っていたほど寒くもなく、綺麗な街並みに美味しい食事、そして可愛い雑貨と旅を満喫することができました。
首都のWarszawa(ワルシャワ)、古都のKraków(クラクフ)、山岳リゾートのZakopane(ザコパネ)、可愛らしいZalipie(ザリピエ)村を巡りました。
クリスマスシーズンでワルシャワの旧市街も綺麗にライトアップされていました。
家に可愛らしいペイントが施されたザリピエ村
ポーランドの山岳リゾートとして有名なザコパネと言えば”Oscypek(オスチィペク)”!
羊乳から作られた燻製チーズで、街中で売られています。
見た目も面白く、知らないとチーズには見えませんね。
そのままでは塩気が強いので、輪切りにした物をフライパンで温めて、少しトロっとさせたところにクランベリージャムを添えて食べます。
ブルーチーズなどのクセのある物は苦手な僕ですが、オスチィペクにハマってしまいました。
温めることでスモークの風味が増し、独特の食感で噛むたびに”キュッキュッ”と音がして楽しめます。
もちろんお土産に買いました!
写真:カッティングボード(Z1064-42)
写真:左から平皿φ17㎝(V195-U006),ディナーフォーク(Z1857-166A),ディナーナイフ(Z1858-166A)
スイーツ愛ふたたび by 鳴川睦
以前は話題のショコラティエやパティスリーがオープンしたという話を聞くと、自分の舌で確かめるべく早速出かけていたものですが、ここ数年はめっきり甘いものに心を揺さぶられることが少なくなり、あー私もそういう歳になったのか・・・と密かに寂しく思っていました。
しかしここ最近、ほろ苦く滑らかなチョコレート、ホイップさせた生クリームや口の中でふわりと消えていくムース、バターの香ばしさと焦げた砂糖の苦くも甘いザクっとした歯ざわりの焼き菓子、フルーツの甘酸っぱさとラム酒の香るアパレイユ、このあたりの味覚の記憶が再び私のスイーツ愛を呼び覚ますがごとく、鮮明に蘇るようになりました。
確かに歴史は繰り返す、そう感じながら、ここにきてまた甘い誘惑に身を任せる日々を過ごしています(笑)。週末はシフォンケーキを抹茶味にして焼き上げ、たっぷり生クリームを添えていただきました。
写真:左「平皿φ17cm(V195-U420)」,右「平皿φ17cm(V195-U422)」
それにしても、なんだか少しきつくなった気がするボトムス・・・。自分を甘やかしたツケが回ってきたのでしょうか。でも、1度きりの自分だけの人生、食べたいものを我慢し続ける人生なんてつまらない!ですよねー。
そんな訳で、次のケルセンの特集は『Sweets!』です。甘い幸せをポーリッシュポタリーと共に楽しんでいただけると嬉しいです。近日公開予定ですので、どうぞお楽しみに!
福袋の発送について by 鳴川睦
先週末から福袋の発送がスタートしました。とても沢山の方々にお申し込みをいただき、ご注文が集中してしまったため、メールマガジンにも書いておりましたが、1月中旬ごろまでを目指して順次発送作業を続けております。
ご注文の確認メールが届いている方には必ず発送されますので、どうぞご安心ください。楽しみにお待ちいただいていると肝に銘じて、発送現場も急ピッチで作業を進めております。
現時点では数字的にはまだ届いていない方々の方が多いです。商品の発送作業が完了した方から、順次ご登録いただきましたメールアドレス宛に発送連絡メールを送信いたします。配送会社ならびに配送伝票番号を記載しておりますので、お届け状況のご確認の際にご活用ください。
まだかなーと心待ちにされている皆さま、どうぞ今しばらくご辛抱いただけますようお願い申し上げます。
写真:左「平皿φ17cm(W200-25A)」右「平皿φ17cm(V195-A001)」
あけましておめでとうございます! by 鳴川睦
お正月の準備 by 立花
2017年もいよいよ残すところあとわずかとなりました。
クリスマスから装いをあらたに、新年を迎える準備に追われる年末は街も人も賑わいでいます。
お正月といえばおせち料理。私は黒豆煮が特に好きで、小さい頃から好きなおせち料理ランキング上位にランクインしています。
今年も例に漏れず、おせち料理の第一弾として母が準備をしてくれていました。
写真:ココットボウル(Z1245-DU60)
大きなお鍋で炊いた黒豆は、つやつやとしてふっくら。今年も美味しくできたね、と満足そうな母を見て私も思わず嬉しくなりました。
外側にも内側にも丁寧に絵付けがされたザクワディ社のココットボウルは、新年を祝うお節料理にもぴったりです。
さて、2017年のブログもこれが最後の更新となります。今年もご覧いただきありがとうございました!
2018年も店長の鳴川を始めスタッフ一同で更新してまいりますので、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。
ケルセン監修『ポーリッシュポタリーを満喫するポーランド8日間』 by 鳴川睦
この度、ポーランド航空(LOT)のご協力を得て、ポーランドに出かけてポーリッシュポタリーを満喫しよう!というツアーを監修しました。
普段は見学できない工房(VENA社)では、プレート・ボウル・マグの中からお好きなフォルムをお選びいただき絵付け体験&ティータイム。ボレスワヴィエツの様々なメーカーの直売所でショッピング。ポーランドにある様々な世界遺産を中心に古都クラクフやヴェリチカ岩塩抗、ヴロツワフ、ワルシャワなどの観光スポットを全行程日本語対応で見学できます。
写真:VENA社での絵付けの様子
写真:クリチクフ城(ボレスワヴィエツとアクセスの良い古城のホテルです)
宿泊はケルセンがボレスワヴィエツに滞在する時の定宿クリチクフ城をはじめ、各都市の4~5つ星のホテルに滞在し、ポーランドの代表的な数々の料理を堪能します。初回、ケルセンからは私、鳴川睦とKasia Bryx(カーシャ・ブリックス)が同行し、専門的な通訳は勿論、皆さまが楽しく現地でお過ごしいただけるよう精一杯サポートさせていただきます。
写真:ヴァヴェル城(クラクフ)
季節は5月。バラや菜の花など様々な花が咲き誇る爽やかな時季に、皆さまと共にポーランドを訪れることを楽しみにしています!
—->詳しくはこちらから
*ツアーお申し込み時には、ご要望欄に「ケルセン申し込み」とお書き添えください。