プルーン入り団子「クネドレ」 by Kasia

今年のポーランドは、結構暑い日々が続いています。近年は気温が30度を超える日が続くこともあり、ポーランド人も「猛暑」だと感じています。30度くらいでと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はポーランドの一般家庭にはエアコンがありません。北国なので普段はいらないんです。しかしさすがに気温が30度を超えるとエアコン無しでは過ごしにくくなってきたような気がします。

さて、この暑い8月。ポーランドではプルーンが一番美味しい時期です。

最近私は近所のスーパーで、今年初のプルーンを手に入れて、早速懐かしいポーランド料理のクネドレ(Knedle)を作ってみました。クネドレというのは、ジャガイモと小麦粉で作ったお団子みたいなポーランドでとてもポピュラーな料理です。茹でたジャガイモを滑らかになるまでつぶし、それに小麦粉と卵を加えて混ぜ、生地を作ります。この生地で好きな具を包み、団子の形を作ります。

具は肉やフルーツなど、色々ありますが、ポーランドで一番人気なのはプルーンです。最後に作った団子を数分間茹でて出来上がりです。
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(団子の形に丸まったクネドレ。これからお湯を沸かして、茹でます。)

茹で上がったクネドレの上にシナモンシュガーをたっぷりかけて食べると美味しいです!さらにひと手間をかけて、バターをフライパンにひき、少し焦げ目がつくまでクネドレを焼くとこの料理の美味しさは倍になります。

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出来上がったクネドレです。一見ちょっと不思議な料理かもしれませんが、私は日本のイチゴ餅に少し似ているのではないかと思いました。

おさかなディッシュ by 立花

立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
夏休みといえば、毎日のように母を連れて海に出かけては
真っ黒に日焼けしていたことを思い出します。

海が大好きなわたしにとって是非ともチェックしたいのが
先日入荷した「おさかなディッシュ」です。

“料理を盛り付けるなら、まず最初はお魚だろう…”と思い
スモークサーモンとポテトのグラタンにしてみました。
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写真:おさかなディッシュ(W284-29)、平皿φ19cm(V132-B203)、平皿φ16cm(W200-29)

スモークサーモンは北海道のお土産でいただいたのですが
やはりスーパーで買うものよりも特別な味がして、
さらに美味しさ倍増!といった感じでした。

おさかなディッシュは頭と尻尾をしっかりと掴めるので
オーブンでも安心してお使いいただくことができますよ。

絵柄によって目の色やエラの線の具合なども様々で
とても個性的な表情をしています。
いつもの食事がより楽しい気分になること間違いなしです!

牛のクリーマー by 鳴川睦

先日入荷したWIZA社の牛のクリーマー。以前から気になっていたもののひとつではありましたが、
去年ポーランドでWIZA社を訪問した際、Lidia社長から「世界的に売れまくっているのは、むつみ、これよ!」
と勧められたことで、今回の輸入となりました(笑)。

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写真:下「カップ&ソーサー(W133-25D)」上「牛のクリーマー(W413-25A)

実用性は他のクリーマーと同じなので、問題はそのフォルムデザインでしたが、
実際に手にしてみると、確かにとても素敵です。

どこがどう素敵かと言うと、牛の体躯がかなりリアルに作られているため、いわゆる「漫画っぽい」ところが無く
とても洗練されているのです。私は個人的に漫画的な装飾という意味でのファンシーなものが暮らしの中にあると
あまり恰好がつかない気がして苦手なのですが、この牛のクリーマーにはそういう部分がありません。

牛の腹部のラインや後ろ足の部分など、牛らしさが忠実に再現されています。
尾の部分は牛が尾を振った瞬間のようにしなっていて、
それが持ち手としてボディにつながっているところも良く考えられています。
このいかにも牛らしい姿こそがこのクリーマーの最大の魅力で、
楽しいフォルムを得意とするWIZA社らしい仕上がりだと感心しました。

顔つきはどことなくとぼけていて、まつ毛があったりして笑ってしまいますが、
それはピギーと同じで絵付する職人によるユーモアの一部。
我々日本人から見るとヨーロッパ流の「可愛い」の感覚は、ファンシーさとは違った味で面白いなぁと思います。

アイスロボ by 鳴川睦

去年の夏、余りの暑さに耐えられず買ってしまったかき氷マシン「アイスロボⅢ」。
目下、プール帰り、部活帰りの子供達にせっせとかき氷を作るために大活躍しています。
私自身も子供の頃にはよく自宅でかき氷を作っていましたが、
手動だったのでハンドルを回すたびに鳴るキーキー音が苦手だったことを思い出しました。

この「アイスロボⅢ」は、ロボという名にふさわしく電動。
コンセントにつないでスイッチを入れると、ガリガリと氷を削ってくれます。
手動だった時には、力不足のために時間がかかり過ぎて削った氷が溶けはじめることも
ありましたが、さすがロボット、そんなことはありません。
結構な勢いとスピードで、あっという間になかなかちゃんとしたかき氷を作ってくれます。
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写真:「スクエアボウル(Z143-922)」

私にとって自宅で適当な氷をガリガリ削る風景というのも、蚊取り線香の匂い、
花火、スイカのように、子供時代の真夏の大事な記憶になっています。
冬場からゆっくりと時間をかけて作られ切り出された天然の氷で作られた
かき氷とは別の風情があって良いですね。

ヴィザ(WIZA)社のチーズレティ by Kasia

牛のクリーマ―、お魚ディッシュ、ことりの置物などWIZA(ヴィザ)社の新着は楽しいフォルムが充実しています。中でも優しそうな顔をしている小さなチーズレディはとても気になります。

職人さんの絵心によって、チーズレディの表情はそれぞれ少しずつ異なりますし、またエプロンの花柄模様もひとつずつ違います。ちなみにこの花柄のチーズレディは自由が丘店限定商品です。その写真はこちらです。ひとつひとつがとても個性的で、自分のお気に入りを見つけるととても楽しいと思います。
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このチーズレディは製造元であるWIZA社ではジェピハ(Rzepicha)と呼ばれていて、ポーランド語の方言で「カブ」という意味です。あまりにも珍しい名前なので、気になって調べたところ、次のようなことがわかりました。

ジェピハという女性が実は実在していたみたいなのです。彼女はポーランドでも伝説的に有名なピャスト(Piast)という君主の妻でした。夫のピャストですが生まれながらの君主ではなく、実は貧しい家に生まれ育ち、自分の日々のご飯にも困るほどの貧乏な車大工だったのだそうです。ですが、ピャスト夫妻は困った人がいれば、一晩の宿を提供したり、自分たちにも十分に足りていないご飯を分け与えたりしました。周りの人たちは皆そんな二人の心の良さに感動し、ピャストを自分たちの君主に選びました。続いて、ピャストの息子のシェモヴィット(Siemowit)と彼の息子のレシエック(Leszek)は次々と君主になり、初めてのポーランドの王朝を築づきました。

チーズレディの話から随分それてしまいましたが、もしかするとヴィザ社のチーズレティのデザインの一部もこのピャスト王朝の伝説にインスピレーションされたものかもしれないと私は少し思いました。

夏を感じるスタミナご飯 by 立花

ようやく関東も梅雨が明けましたね。
連日の猛暑や突然の大雨など、急激な天気の変化に驚いている方も多いのではないでしょうか。

暑い日にはそうめんやかき氷など、どうしても冷たいものを欲してしまいがちですが、
そんな時こそ辛いものや熱いものを食べて汗をかく!というのも夏らしい気がします。

今回はZaklady(ザクワディ)社の新商品のピザプレートを使って、夏らしいランチプレートにしてみました。
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スパイスの効いたタンドリーチキンと冷たいラッシー、そしてパイナップル。
一気に夏を満喫した気分です。
これからもまだまだ暑さが続きますが、スタミナをつけてこの夏も乗り切っていきましょう!

賑やかなWIZA社の新着入荷&VENA社(追加入荷)

先日、新着のWIZA社のペットボウルをご紹介したところですが、
今回はその他にも楽しい食器が集まっています。

例えば牛のクリーマー、おさかなディッシュ、ことりの置物、
ミルクポットなどなど。ピギーも再入荷しました。
牛・豚・小鳥や魚・・・動物園のような賑わいで
楽しさ全開といった感じの新着の数々。
夏休みの楽しい食事にきっとお役に立てるに違いありません(笑)。
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写真にはありませんが、前回のVENAの追加分も色々と入っています。
撮影や検品などが終わり次第ご案内差し上げますので
どうぞお楽しみに!

ポーランドのジャガイモ料理 by Kasia

ポーランドの料理と言えばジャガイモ。主食から、デザートまで、多くのポーランド料理の主な材料になるジャガイモはポーランド人にとって食卓には絶対欠かせないものです。普段、茹でたジャガイモは主食として、肉類と野菜サラダと一緒にお昼に食べます。その時、ジャガイモにバターと塩、ディールや他のハーブなどをつけると美味しいです!

他にも、ジャガイモの団子や韓国のチジミに少し似たようなジャガイモのおやき、ジャガイモのパンケーキとチーズケーキ等、ポーランドでは様々なジャガイモ料理がありますが、中でも最もポピュラーなのは、日本でも人気のポテトサラダです。しかし、日本と違ってポーランドでは、茹でたジャガイモはマッシュポテトにせず、細かく角切りにし、ニンジン、パセリとセロリの根の部分などの他のゆでた野菜とピクルスをジャガイモと同じように角切りにし、マヨネーズと混ぜ、塩コショウで好みの味付けにします。

日本ではパセリとセロリの根は簡単に手に入らないと思いますので、私はその代わりにひよこ豆などいろんな豆を使います。確かに元の味と少し違いますが、美味しいので皆さんも是非トライしてみてください。
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写真:ココットボウル(Z1245-111),平皿φ16cm(Z818-111)
ポーランドでは、このポテトサラダはよくライ麦パンと一緒に食べます。またイースターの時などに食卓に必ず登場する一品です。小さなボウルに盛り付けると可愛いかも!と思ってザクワディ社のココットボウルに盛り付けてみました。お揃の柄のお皿に載せると少し落ち着いた大人しい雰囲気になったではないかと思います。

ペットボウル by 鳴川睦

次回のWIZA社からの新着入荷のひとつに新商品、ペット向けのお食事ボウルがあります。サイズはちょっと大きめなので中型~大型犬にもぴったり。ヨーロッパで飼われているいる犬は、日本に比べて大型犬の占める割合の方が多いようでこのサイズがメジャーなようです。ポーリッシュポタリーらしい重みがあるどっしりとした作りなので、大型犬が顔を入れても安定性があり安心です。

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我が家は犬を飼っていないので、仲良しのご近所が飼ってらっしゃるゴールデン・レトリバーのライカにモデルを頼んで、実際に食事をしてもらいました。元気いっぱいなので「待て」をする間もソワソワ気味でしたが、「よし」がかかると猛スピードで平らげてしまいました。さぞかし美味しそうに見えたに違いありません(笑)。撮影は屋外でしたが、実際の利用は部屋の中だと思います。部屋の隅にもう一人の家族のためのポーリッシュポタリーの食器があるというのはきっとすごく可愛い風景だろうな~と思いました。

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ちなみにライカはまだ1歳の子供で、ほんとに可愛くて近所でも人気者!ついこの前まではもっとちっちゃかったのですが、この頃ほぼ成犬に近い大きさに成長しました。人なつこくて愛くるしくて、WIZAのペットボウルがとても似合う犬に成長してくれて嬉しい!と勝手に感激した撮影日でした。

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ペットボウルを含めた次回の新着入荷の商品については、先日ようやく日本に到着し目下検品作業&商品撮影など準備中です。どうぞお楽しみに!

ひと手間

例えば、中華料理を作る時に野菜を湯通しや油通ししておく。味噌汁に入れる薄揚げをざるにとって油抜きする。麺つゆを作る時に本返しを作る。料理をする時に「ひと手間掛ける」という工程を増やすことで、一層美味しく作ることが出来る、ということは重々分かっているところなのですが、なんだか面倒に思えて省略してしまうことも多い私です。

魚をおろしたり、鯵の骨をピンセットで抜いたり、もやしの根を取ったり、栗の渋皮煮を作るために数時間かけて栗をむき、ことこと煮ながら水を何度も替える作業には抵抗は無いのですが・・・。自分にとって面倒に思えることのについては、規則性が無いようで不可解な部分です(笑)。

そんな「ひと手間」があるがために、実は作ったことが無いお菓子がマーブルケーキ。生地を途中で分けて一方にチョコレート(ココア)を混ぜ、後に2つの生地を混ぜ合わせる、という作業がなぜか面倒に思え、これまで作っていなかったことに気が付きました。

というのも、ポーリッシュを使って色々とお菓子作りを楽しんでいらっしゃる前田様からいただいたお写真がとても美味しそうなマーブルケーキだったからです。クグロフ型でのマーブルケーキだと、模様の部分が大きく出るのでケーキとしても美しさが増すようですね。焼き菓子の焼ける甘い香りが漂ってくるようで美味しそうだなぁと思うと同時に、すごいなー!と思った次第です。
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もうひとつはケークサレ。これも同じく前田様からのお写真で可愛い雰囲気。我が家でも一度作って以来、意外にも簡単で美味しくできたので、休日の朝食の定番メニューに仲間入りしています。前田様、お便りを有難うございました!