朝の和定食 by 鳴川睦

二人の娘を筆頭に、全員が朝ギリギリまで布団に潜っている寒がり一家。
学校も会社も無い週末ともなると、誰が朝ごはんを用意するのか、
空腹に耐えかねて起きてくる誰かを待つ・・・
朝から我慢大会です。

寒いとはいえ、これではイカン。規則正しい生活リズムと
バランスの取れた食生活こそが健康の源なのだ
というモットーを布団の中で思い出し、
このところの無精を反省しつつ起き上がった日曜の朝。
いつも自分には無茶苦茶甘い私なので、
久々に己に鞭打った気分になりました。

取りあえずご飯とみそ汁を用意し、後は何か適当に。
長崎の実家から送ってもらった鯵の開きがあったことを思い出し、
それを焼きつつ大根をすりおろして、あとは冷蔵庫にある残り物など
を使って思いついたものを出すだけなんですが。

根菜類や酢の物など、少しずつでもしっかり食べさせたい場合には、
小鉢の出番です。和食ってこういうところが素晴らしい~
と常々思うのですが、残り物をちょこちょこ小鉢を並べるだけで
なんとなく和定食風な朝食が出来上がりました。

japaneseBF_image.jpg

えーっ。どうしたの?今日は豪華だね~。
こんなご飯が食べたかった!
と大絶賛する娘達。そこまで喜ぶなんて
普段そんなに粗末な朝食だったっけ・・・。
と密かに反省しつつも、すべてを完食してくれたので
なんだか嬉しい朝になりました。

思いのほか好評だったのが、ほうれん草のおひたし。
軽く茹でておいたものが冷蔵庫にあったので、
それを切って炒りごまを付けて鉢に盛り、
最後に出汁醤油を注ぐだけの瞬間料理。

Z1518_225image.jpg
写真:菊鉢φ12cm(Z1518-225)
いつもだとこういう渋めの和え物の類に対して
子供達の食いつきは悪いのですが、
この日は残さず平らげてくれました。
きっと食器の相乗効果です(笑)。

“朝の和定食 by 鳴川睦” への2件の返信

  1. 食器の効果ってすごくありますね。
    ブログでもWEBサイトでも いつも思うのですが、
    KERSENさんの食器の使い方を拝見するにつれ
    どんどん購入したくなります。

  2. misaさま

    コメントをありがとうございます。
    食欲は、料理の「演出」に大きく左右されるものだなーと
    子供たちを見ていると強く感じるこの頃です(笑)。

    温泉宿での朝ごはんのように、ちょこまかと食器を
    使うことでなんとなく豪華に見せたり、
    レストランのように、大皿に絵画を描くように盛り付けたりすると、
    素直な娘達は「わーい。今日はなになに!?」
    って感じで食事を楽しむようになりました。

    料理は味だけで勝負するものではない、
    を新たなモットーに美味しさの幅を広げて
    いきたいと思っています。

misa へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です