Janina(ヤニナ)さん by 鳴川睦

ポーランド出張から戻ってまいりました!
慌ただしいスケジュールでしたが、製造元の多くの方々とお会いして
沢山の話を聞くことができ、とても充実した日々でした。

中でもザクワディのチーフデザイナーのJanina Bany-Kozłowska
(ヤニナ・バニ コズウォヴスカ)さんとお会いできたことは
今回の大きな出来事のひとつでした。
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ボレスワヴィエツ陶器博物館の館長さんと話した際に、
ボレスワヴィエツ陶器のこれまでの発展に最も貢献した方のひとり
であると教えてもらっていたのですが、これまでスケジュールが
合わずなかなかお会いするチャンスがなかったので、念願のインタビューだったのです。
それを伝えるとちょっと照れておられましたが、
お話し好きの性格か気が付いたらあっという間の3時間が過ぎていました。
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ちなみにご主人は画家で、ご自身も彫刻家として作品を発表されておられるアーティストでもあるヤニナさん。
特に造形については高い眼識と審美眼をお持ちで、
それがザクワディの美しいフォルムと豊かなバリエーション、
そして機能的なこだわりにつながっているのだと思いました。

また、既にザクワディで40年のキャリアをお持ちですが、
デザインという仕事に対する厳しい姿勢を貫き、現在も意欲的にザクワディを牽引しておられます。

WIZA氏との再会 by 鳴川睦

今、出張でポーランド、ボレスワヴィエツに来ています。
取引先製造元のひとつWIZA社のLidia社長との打ち合わせの後、Lidiaさんのご自宅でのディナーに
お誘いいただきました。ポーランドの伝統的な料理である「ピエロギ・ルスキェ」
(カッテージチーズとマッシュポテトの入ったピエロギ)をメインに自家製のピクルスを添えた美味しい食事でした。

そこにLidiaさんのお父様であるWIZA社の創設者スタニフワウ・ヴィザ氏も途中からお見えになったのです。
ちょっと風邪をひいていたからまだ鼻水も出るしあまり食欲が無いよ、と仰っていたのですが、
ピエロギもおかわりされていましたし病み上がりとはいえお元気な様子。
やはり元気の秘訣は、もりもり楽しく食事をすることですよね~。
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小柄な方ですが大きな手はとても温かくて、優しく迎えてくださいました。
短い時間でしたが食事が済むと、これからまた仕事だから、と工房に戻られたWIZA氏。
バリバリの現役ぶりは健在でした!

ポーランド祭2014 by 鳴川睦

週末(9/26-9/28)に六本木ヒルズで開催された「ポーランド祭2014」。
お天気にも恵まれ、大勢の皆さんにお越しいただきましたこと、
この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
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初日スタート直後は、込み合い過ぎたり、レジにお並びいただく行列が
出来てしまって長くお待たせしてしまった方も多かったので申し訳なく思っております。
お買い物いただく際のカゴも足りずご不便おかけしたかと思いますが今後は改善して参ります!
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そんな訳で色々と反省点も多かったのですが、多くの方々に
お声掛けもいただいたりしてとても嬉しく楽しい3日間になりました。

今回用意していた会員&メルマガ・fb・ブログ読者ご来場記念プレゼント、
下の写真は腕を入れて1つ引いていただいた小さなポーリッシュポタリーです。
ささやかですがどこかでお使いいただければと思っています。
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写真:左はWIZA社のスプーン。スコップみたいな楽しいフォルムが可愛いですね。シュガースプーンにもぴったり。
右はVENA社の「ミニバニー」。小さなうさぎちゃんの飾り物です。お座りしているうさぎと、立っているうさぎの2種類がいるんですよ。

秋の食卓 by 鳴川睦

先日スーパーの店先に並んでいた松茸。
シダの緑に彩られている美味しそうな姿を見て
その独特の香りが思い浮かび、
目が釘付けになってしまいました(笑)。

記載を見るとアメリカ産の安心価格。
それでもちょっと悩みましたが、
秋の気分は何と言っても味覚から、
ということで決めることにいたしました。

真っ先に思い浮かんだのは土瓶蒸しですが、
1パックでは量的に足りない・・・と思ったので松茸ごはんにすることに。

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写真:奥の秋刀魚を乗せたオーバルトレイ(Z928-166A),大根おろし用の持ち手つき小鉢(Z720-226A),ご飯茶碗(W128-11)

食事中「うちは国産の松茸って食べたことある?」
という子供からの質問。ありませんとも!
そんな日はおそらく来ない・・・と思いつつ、
せっかくなので秋刀魚も焼いて、大根おろしもたっぷり添えて、
思いっきり秋の食卓を楽しみました。

ポーリッシュポタリーのハロウィン!? by 鳴川睦

今年のケルセンでは、新たにハロウィン柄を導入。
かぼちゃ、おばけ、飛び交うこうもり、ハウンテッドハウスなどが
モティーフのとってもユニークなデザインになっています。

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製造元はカリヒ。黒やオレンジ色がベースになっていて、
ポーリッシュポタリーでは珍しい色使いも大きな特徴です。

実はこの柄、世界でケルセンが初めて扱う柄なので新鮮さも抜群!
見た瞬間から他とは違う個性的な雰囲気を放っている、
ちょっぴり怖くてすごく楽しい食器になってやってきました。

フォルムはマグとお皿と小さなボウルを用意しています。
セットにするとおやつタイムにぴったりな感じになりました。
季節感のある柄やイベントにまつわるモティーフは、
何かウキウキするような気持ちを運んでくれますよね。

初登場の製造元”Millena(ミレナ)” by 鳴川睦

ただ今、公開準備中の「Millena(ミレナ)」からの新着入荷。ケルセンでは初登場の製造元です。
マグとφ17.5cmの平皿の他、たっぷり1人前のオーブン皿や、
りんごの形のボウル、マフィン型、ふくろうの貯金箱、カードホルダー、はりねずみトレイ。

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今回も色々と楽しいものが初登場しますが、個人的に気に入っているのは
『ふくろうの貯金箱』。賢そうに見えたので、心の中で博士(はかせ)と呼んでいます。
実物は想像していたより大きく、500円玉貯金をするとお金持ちになれそうです。
どっしりしていますが、ぷっくり可愛くて置き物としての存在感もばっちり。

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準備が出来次第ご案内いたします。どうぞお楽しみに!

お月見 by 鳴川睦

今夜は十五夜。今日の関東地方の天気は、
夜分に雨模様との予報だったので、
中秋の名月を楽しむことは叶わないかもしれません。

また、明日の9/9は今年最後の「スーパームーン」。
月が地球に接近する時と満月が重なるこの現象、
夜空が随分と明るくて、巨大な月はすごく神秘的です。
観れたらいいなぁと願っています。

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秋にしか食べられない「月あかり」という羊羹があるので
お月見の気分を味わおうと思っていただきました。
裏ごしの栗が月に見立ててあって、羊羹の部分は
寒天が使われ水ようかんのようにあっさりしています。

この季節の和菓子は、月やウサギなど秋の風情が感じられて
見た目にもとても美しく楽しいですね。

秋茄子 by 鳴川睦

今年は例年になく秋の訪れが早いような気配ですね。
秋と言えば色々と美味しいものが思い浮かびますが、
茄子もとても美味しくなる時期だと思います。

夏の茄子もいいですが、秋の茄子は種も少なくて口触りが良く、
ほんとに美味しいですよね。九州出身の私にとっては茄子=長茄子で
したが、関東地方にはその半分位の長さの短い茄子が存在し、
それが関東標準のようだと知った時はちょっと驚いたことを思い出しました。

我が家では普段は味噌汁、焼き茄子、麻婆茄子、生姜醤油和え、
などにしていますが、そういえば最近食べていなかった
「揚げ浸し」を思い出し、作ってみました。

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油で揚げた茄子を、だしの効いた漬け汁に浸すだけの超簡単、
そして作り立てでない方が味がしみて美味しいところも助かる料理です。

大きめのボウル(ウェイビーボウルφ24cm)に
漬け汁を用意しておいて、油を切った茄子を熱いうちに
ひたしておくと出来上り!
彩りに緑があると綺麗かなと思ったので、
オクラも一緒に揚げました。

柔らかく味がしみたところが美味しいので、少し深めの鉢
(スクエアボウル)に取り分け、漬け汁も一緒に注ぎます。

カジュアルラッピング用のギフト袋がリニューアル! by 鳴川睦

カジュアルラッピングのための布袋を新しくしてみました。
フォルム数も膨大なポーリッシュポタリーに出来る限り対応できるように、大きさは大中小の3種類です。

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コットン製で、紺色の紐を両端から絞るタイプのオリジナルの巾着袋です。
袋から取り出すまで、何かな~とわくわくしてもらえればという願いを込めて、
丈夫で中身の透けない厚手の布(8オンス)を使用しています。

オリジナルの袋なのでケルセンのロゴが入っていますが、世間的な知名度は無いに等しいKERSENのマーク。
誰が見ても何の事だか気に留めていただくことは先ず無いと思いますので、
気楽に二次利用いただけるに違いありません(笑)。

旅行時の靴下や下着入れにしたり、洗濯バサミ入れとして洗濯機の脇にぶら下げたりして、
どこかでひっそりと使ってもらえると嬉しいなーと思っています。

袋のサイズは、食器の大きさ、組み合わせ、枚数などに応じて、相応しい大きさを選んでおりますので
こちらにお任せいただくことになりますが、それぞれのサイズに1個を入れる場合、
どんなものが入るかの目安として写真を撮ってみました。

先ずは小さなサイズ。マグ(大小各1個)、小皿、小さめのボウルなどが入ります。
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そして中サイズには、カップ&ソーサーや20cm皿、りんごポット、複数個のマグなど。
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大きなサイズは、大きなオーブン皿(オーバル・スクエア)、ティーポット大、ディナープレートなどが入ります。
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また、それ以上のサイズや個数のカジュアルラッピングの袋については、
ロゴなしのコットン袋でリボンをつけた包装になります。
今週の発送から適用いたしますので、楽しい贈り物に是非ご利用ください!

牛のクリーマー by 鳴川睦

先日入荷したWIZA社の牛のクリーマー。以前から気になっていたもののひとつではありましたが、
去年ポーランドでWIZA社を訪問した際、Lidia社長から「世界的に売れまくっているのは、むつみ、これよ!」
と勧められたことで、今回の輸入となりました(笑)。

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写真:下「カップ&ソーサー(W133-25D)」上「牛のクリーマー(W413-25A)

実用性は他のクリーマーと同じなので、問題はそのフォルムデザインでしたが、
実際に手にしてみると、確かにとても素敵です。

どこがどう素敵かと言うと、牛の体躯がかなりリアルに作られているため、いわゆる「漫画っぽい」ところが無く
とても洗練されているのです。私は個人的に漫画的な装飾という意味でのファンシーなものが暮らしの中にあると
あまり恰好がつかない気がして苦手なのですが、この牛のクリーマーにはそういう部分がありません。

牛の腹部のラインや後ろ足の部分など、牛らしさが忠実に再現されています。
尾の部分は牛が尾を振った瞬間のようにしなっていて、
それが持ち手としてボディにつながっているところも良く考えられています。
このいかにも牛らしい姿こそがこのクリーマーの最大の魅力で、
楽しいフォルムを得意とするWIZA社らしい仕上がりだと感心しました。

顔つきはどことなくとぼけていて、まつ毛があったりして笑ってしまいますが、
それはピギーと同じで絵付する職人によるユーモアの一部。
我々日本人から見るとヨーロッパ流の「可愛い」の感覚は、ファンシーさとは違った味で面白いなぁと思います。