いちごジャム by 鳴川睦

買ってきたものより絶対お母さんが作ってくれる方が好き!
この言葉に一番弱い私です(笑)。子供達のこの一言で、
手間と時間をかけて作った苦労も吹っ飛んでいきます。

私「今日はパスタにしようと思うんだけどいいかな~。」
娘「パスタ以外なら何でもいい!」

こんな風で普段は生意気にも正直なリアクションばかりなので
なおさらなのかもしれません。とりあえず、今のところ子供達に支持されている
チャーシューとジャムについては必ず手作りするようにしています。

さて、我が家の手作りジャムの季節は年に2回。
いちごとりんごの季節です。いちごの時季というにはちょっと早いですが、
先日、スーパーでたまたま不揃いのジャム用いちごの特売を発見!
早速4パック買ってきて、今年初のいちごジャムを作りました。
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ホーローの鍋に、いちごとグラニュー糖とレモン1/2個分を絞って、アクを取りながらぐつぐつ。
いちごジャムと言っても我が家ではヨーグルトに混ぜたり、スコーンに添えることがメインなので、
果肉の形をそのまま残したソースたっぷりのタイプに仕上げています。

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写真:シュガーポット(V014-C022)

キッチンがいちごの甘い香りに包まれると、春を感じると同時に
なんとも心が落ち着いて家中が幸せになる気がします。
これも私にとって手作りの楽しみのひとつです。

仕様変更のお知らせ「ポーリッシュマグ・大(W103)」 by 鳴川睦

「ポーリッシュマグ・大(W103)」は、2014年半ば以降に
フォルムに若干の変更がありました。

W103—-変更前

高さ9.2cm
飲み口部分の直径(外径)約8cm
持ち手部分を含んだ最大値約φ13cm
飲み口のくびれている部分までの容量 約350cc
容量(満水時)約0.4L

W103—-変更後

高さ9.2cm
飲み口部分の直径(外径)約9cm
持ち手部分を含んだ最大値約φ14cm
飲み口のくびれている部分までの容量 約400cc
容量(満水時)約0.45L
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写真:左が変更前、右が変更後

高さ9.2cmは同じですが、、飲み口の直径(外径)が、以前は約8cmだったのですが9cmになりました。
その分、持ち手を含んだ幅の最大値が1cmほど広がり、容量も幾分大きくなった感じです。

現在ネット販売されているものについては写真の通りですが、
柄によっては新しいフォルムになっているものもありますので
ご検討の際には画像と各柄のスペックのご確認をお願いします。

また、以前買ったことがあって全く同じフォルムでもうひとつ、
というご希望の方がいらっしゃいましたら、変更前のフォルムが
あるうちにご検討ください。無くなってしまったら、
次回以降の入荷は全て変更後の新しい規格になってしまいます。

*

今回の仕様の変更で、少し大きくなった印象です。
とは言え、コーヒードリッパー(2~4杯用)も問題無く直置きできます。
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朝からコーヒーを飲むのは家族の中では私だけ・・という理由から
1人分のコーヒーを入れる時に大きなポーリッシュマグの上にドリッパーを置いて
直接コーヒーを入れています。朝は忙しいですから(笑)。

仕様変更後のサイズは、飲み口のくびれているラインまでに400ccも入ってしまうのですが、
実際には7分目程度の量、300cc程度で使うのが丁度いいように思います。
あまりなみなみと液体を入れると扱い辛くて現実的ではないですよね。

また、大きなポーリッシュマグは、背の高い大きなマグと違って、冷めにくいという特長と、
スプーンなどを使っても食べやすい広口のフォルムなのでシチューやスープ類が良く似合います。

スクエアのオーブン皿をフライ用のバットとして使ってみる by 鳴川睦

以前、焼きあがったパンをのせる時に
スクエアのオーブン皿にフライ用の網を敷いたらぴったりだった!
との立花からの報告を覚えていらっしゃる方も多いと思います。

そこで、具体的にはどんな規格のものがぴったりなのか、
立花と二人で金物屋さんに出かけて調べてきました。

それがこれ!
寸法165×212mmの「21枚取用」という規格でした。
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金物屋さんに伺ったところ、
バットのサイズは「○○枚取」という呼び方をするそうで、
それに適合した網には「○○枚取用」と表記されています。
価格シールは目安になるかな~と思い、あえてそのままにしました。

取りあえず手元にあったケルセンで取り扱っている2種(VENA,WIZA)で
試してみたところ、いずれも少しの遊びはあるものの、
実用性では問題のないぴったり感でした。
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写真:オーブン皿・スクエア・大(W225-25D)
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写真:オーブン皿・スクエア・大(V149-U006)
残念ながらザクワディのスクエア・大が手元に無かったので
今回は実験することができませんでしたが、
合うようなら商品ページで反映させようと思っています。

焼きたてのパンやお菓子、フライや天ぷらなどは
皿に直に置いてしまうと熱を逃がし切れず湿ってしまったり、
油が十分に切れずベタ付いてしまいますが、
これでもう大丈夫!

私もフライや天ぷら類は、ステンレスのバットに取って、
そのままテーブルに出したりしていましたが、
これからはこの組み合わせでテーブルに出し、
バシバシ使っていくことになりそうです。

朝の和定食 by 鳴川睦

二人の娘を筆頭に、全員が朝ギリギリまで布団に潜っている寒がり一家。
学校も会社も無い週末ともなると、誰が朝ごはんを用意するのか、
空腹に耐えかねて起きてくる誰かを待つ・・・
朝から我慢大会です。

寒いとはいえ、これではイカン。規則正しい生活リズムと
バランスの取れた食生活こそが健康の源なのだ
というモットーを布団の中で思い出し、
このところの無精を反省しつつ起き上がった日曜の朝。
いつも自分には無茶苦茶甘い私なので、
久々に己に鞭打った気分になりました。

取りあえずご飯とみそ汁を用意し、後は何か適当に。
長崎の実家から送ってもらった鯵の開きがあったことを思い出し、
それを焼きつつ大根をすりおろして、あとは冷蔵庫にある残り物など
を使って思いついたものを出すだけなんですが。

根菜類や酢の物など、少しずつでもしっかり食べさせたい場合には、
小鉢の出番です。和食ってこういうところが素晴らしい~
と常々思うのですが、残り物をちょこちょこ小鉢を並べるだけで
なんとなく和定食風な朝食が出来上がりました。

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えーっ。どうしたの?今日は豪華だね~。
こんなご飯が食べたかった!
と大絶賛する娘達。そこまで喜ぶなんて
普段そんなに粗末な朝食だったっけ・・・。
と密かに反省しつつも、すべてを完食してくれたので
なんだか嬉しい朝になりました。

思いのほか好評だったのが、ほうれん草のおひたし。
軽く茹でておいたものが冷蔵庫にあったので、
それを切って炒りごまを付けて鉢に盛り、
最後に出汁醤油を注ぐだけの瞬間料理。

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写真:菊鉢φ12cm(Z1518-225)
いつもだとこういう渋めの和え物の類に対して
子供達の食いつきは悪いのですが、
この日は残さず平らげてくれました。
きっと食器の相乗効果です(笑)。

マッシュルームとお米のサラダ by 鳴川睦

昨年のポーランドでのVENA社の方々とのディナーはとても素敵な時間でした。
書籍「ポーランドの大人かわいい器で”幸せ暮らし”」にも
書いていますが、いただいた料理は感激の連続!
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VENA社の経営者のアレックとエヴァ(デザイナー)夫妻のご自宅は
ポーランド貴族の館を継承した造りとなっており、2年前に新築されたそう。
うーん、素敵すぎる!しかも広々。裏庭には、家庭菜園もあるんです。

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使われていた食器は勿論全てVENA社のもの。
並べて置いてあるだけでもうっとり、さすが製造元です。
ディナープレートは、ケルセンでもお馴染みの26cmのVENAの代表的アート柄(V134-A001)でした。

これらのご馳走を作ってくださったのは、エヴァさんと、
VENAの経営者のひとりスラヴェックの奥様、クリスティーナさん。(写真右)
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全部美味しかったのは言うまでもありませんが、
中でもマッシュルームとお米のサラダは何度もお代わりして
沢山食べてしまいました。それがこれです!
φ26cmの大きなウェイビーボウルに盛り付けられていることから
いかに多くの量が盛られているか分かります。

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きのこ類が大好きなことに加え、小ネギもどっさり入っていて、
まさにわたし好み。また食べたい、日本でも再現してみたい、
と思ったのでクリスティーナさんにレシピを教えてもらって
帰国後も自宅でちょくちょく作るようになりました。

【マッシュルームとお米のサラダ】

《材料》

マッシュルーム 600g
小ネギ(万能ねぎ)1束
冷やご飯    200g
サラダオイル 大さじ1
マヨネーズ   大さじ1
醤油      小さじ2
オレガノ(乾燥) 少々
コショウ    少々

1)油を入れたフライパンに、スライスしたマッシュルーム、醤油、コショウ、オレガノを加え、マッシュルームの水分が無くなるまで炒めます。
2)これをボウルに移し、冷やご飯と細かく刻んだ小ネギを入れ、マヨネーズを加えてよく混ぜれば出来上り。

《鳴川からのコメント》

上のレシピ、かなりのマッシュルームの量で、量り売り購入が多いポーランドと違って
日本でこの量を調達する場合には、8個入りの6~7パック分くらいに相当します。
時々量が揃わない時もあるので、私はクリスティーナさんから教えてもらったレシピの
2/3の量のマッシュルームを使うことも多いです。その場合、小ネギの量はそのままで、
冷やご飯を150gに減らし、調味料も若干少なくする程度でOKです。
ブラウンマッシュルームでも全く問題なく作れます。

また、このレシピを見てお気付きかと思いますが、
お醤油が使われています。ポーランドにもちょっと大きなスーパーには
お醤油が売ってあって誰でも買えるのですが
これをちょっと入れると味のアクセントになるそうです。
ポーランドのごく普通のご家庭で、お料理に醤油を使っている方がいるなんて!
私にとっては驚きでした。

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クリスティーナさん直伝のサラダ、
日本でも簡単に再現できるポーランドの家庭料理で、
健康的でたっぷり食べられます。
肉料理やフライなどの付け合せにもぴったりです。

皆さんも是非お試しください!

新着入荷速報(KALICH・カリヒ) by 鳴川睦

みなさま、お元気でしょうか?
ちょっぴり久々のブログ。と言いますのも実は先週
不覚にも娘からインフルエンザをうつされてしまって
ずっと休んでいたのです。勿論、もう大丈夫!
今がピークと言われているインフルエンザです。
皆様もどうぞお気を付けくださいね。

さて、新年の第一弾の入荷はカリヒから。

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多色使いを得意とした鮮やかな色彩感覚、
多種で緻密なスタンプワーク、凝ったフラワーデザイン、
立体感や光沢感を出すための効果的な筆使いなど、
華やかさの中にも様々なこだわりを持った独自のパターンデザイン(絵柄)を
追求している製造元KALICH(カリヒ)の製品の中から、
今回は特にカリヒらしい柄や世界的にも人気の柄を紹介しています。

書籍「ポーランドの大人かわいい器で”幸せ暮らし”」の中で写真に写っているカリヒの新作が
いろいろと入荷していますので、どうぞゆっくりごらんになってください!

縁起の良いもの by 鳴川睦

縁起を担ぐのが好きな私達日本人。
初夢は「一富士、二鷹、三茄子」。
おせち料理は、昆布、黒豆、栗きんとん、数の子、海老・・・
松竹梅や鶴亀、鯛、お財布に小さなカエルのオブジェを入れたり、
幸せにちなんだ自然界の植物や生き物が次々に登場して
福を招いてくれるなんて面白くて楽しいです。

昨年秋にポーランドを訪れた時にWIZA社のリディア社長と
この「縁起の良いもの」についておしゃべりしました。

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私「ポーランドの縁起の良いものって?」
Lidia「それは象。」

なんて話をしていたのを思い出しました。
“ポーランド”の縁起の良い生き物が「象」だなんてちょっとびっくり。

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鼻を上に上げている、ということが肝要で
飾る時には窓辺から外を向くように置くと幸福を呼ぶそう。
幸せを外から招き入れるんでしょうね。
勿論WIZA社の象の置物も鼻は上向きです。
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後ろ姿もプリティですよ~。
次回のWIZAからの入荷にはこの象さんが入ってきます。
どうぞお楽しみに!

それにしても日本では沢山縁起の良いものがあるのに、
ポーランドって象だけ!?

私「象の他になんか縁起のいいものってポーランドには無いの?」
カーシャ「コウノトリくらいかなー。」
私「なるほど赤ちゃんを運んでくれるもんね。」
カーシャ「ポーランドではコウノトリは赤ちゃんを運んで来ないですよ。
      コウノトリが煙突に巣を作ったら、その家には幸福が訪れると言われています。」
私「ふーん。ちなみに赤ちゃんは何が運んでくる?」
カーシャ「キャベツ」

ということで、ポーランドではコウノトリも縁起が良い生き物だそうです。

初たこやき by 鳴川睦

あけましておめでとうございます。
新年いかがお過ごしでしょう。
年末年始に入るといつも曜日の感覚が鈍くなってしまう私ですが、
本日月曜日から通常通りオフィスもスタートし新年から張り切っているところです。

さて、私にとってお正月休みの最後の昨日。元日からずっと続くおせち料理やお雑煮に
ちょっと飽きてきた頃だったので、「たこやき」を作りました。

家族全員が好物のたこやきですが、買うと結構高いし
もっと沢山食べたいという欲求に家族が合意。
去年の秋口にたこ焼き専用コンロを購入しました!
それがコレ。
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一度に20個、かなりプロフェッショナルな
焼き上がりを家で簡単に再現できます。たぶん。
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たこ焼きソース、マヨネーズ、鰹節、青のりでいただく
定番の食べ方の他、出し汁に大根おろしを入れた和風味のタレも
用意します。これが結構あっさりと美味しく、
猫舌にも都合が良くてすすみます。

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写真:左/菊鉢φ12cm(Z1518)右/スクエアディッシュ(W262)

お行儀のよいお料理が続くと、何かジャンキーな食事が
恋しくなることってありますよね。
ということで、これが私の初ジャンキーメニューでした。
ケルセンのブログ、今年も楽しく読んでいただけるよう
頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

「ポーランドの大人かわいい器で”幸せ暮らし”」 by 鳴川睦

去年に続き、今年も本を出しました。
本日2014年12月19日発売です!

「ポーランドの大人かわいい器で”幸せ暮らし”」(鳴川 睦)

発行:株式会社KADOKAWA
定価:1400円(税込1512円)
A5版120ページ
(ISBN978-4-04-067300-4)
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今回の本は、ポーリッシュポタリーを使って生活を楽しむ、
というコンセプトで実際の暮らしの中で私が使っている様子を季節に沿って写真と文章で紹介しています。

角川の編集部の方から、可愛い食器を思い切り楽しんでいる
ポーリッシュポタリーのある暮らしを本にしましょう!
とのお話をいただき出版が決まりました。

ポーリッシュポタリーの楽しみ方や実際に使った時の
イメージをブログや商品ページで紹介してきたものが
本になったというイメージです。
書店でお見かけの際は、どうぞご覧になってください。
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なお、今回はケルセンでもご購入いただけます。
自由が丘直営店、もしくはオンラインショップで
この本をお求めいただいた先着200名様に、
発売記念としてミニバニー(VENA社製)をひとつプレゼント!
お買い物のついでに気が向いたら是非(笑)。
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ネットショップでは販売していないミニバニーです。
立ってるうさぎは5cm、お座りしているうさぎは4cm位の背丈で、ちびちびした愛らしさ。
柄と姿(立っているうさぎ・座っているうさぎ)はお選びいただけませんので、
届いてからのお楽しみ!とさせていただきます。

書籍だけでお求めの場合、ケルセンのオンラインショップでのご購入では送料がかかってしまいます。
書籍のみの購入をご希望でしたら、ミニバニーは付いていませんがアマゾンなど送料無料のサイトでのご購入もおすすめです。

みどりちゃん by 鳴川睦

すき焼き、しゃぶしゃぶ、常夜鍋、寄せ鍋、ちゃんこ鍋、キムチ鍋、・・。
これを読んでくださっている皆様も、冷え込むこの季節
いろんな鍋料理を楽しんでらっしゃることと思います。

私が共通して必ず入れるものは「きのこ」。
椎茸、えのき、舞茸、最近ではエリンギのスライスも入れています。

きのこと言えば、10月のボレスワヴィエツの出張時に
「きのこ狩り」をしている人々を大勢見かけました。
朝夕は息も白くなる冷え込みでコートを着ないと寒い位でしたが、
早朝から森は結構賑やかでした。

最初、ボレスワヴィエツ周辺の郊外の道路のあちこちで
道路脇や林の中に無人の車が見られたため、
車の乗り捨てや不法廃棄とはけしからん!と思っていたのですが、
よく見たらその周辺にカゴを持った夫婦や家族連れ。
心の中で早合点をお詫びしつつ、どんなきのこなのかな~と興味津々。
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(↑こういう郊外の道路脇やちょっと入ったところに無人の車が点々と停めてあり、日本と違って洗車されていない車ばかりだったのでつい勘違いしてしまいました。)

そして、採ってきたものがボレスワヴィエツの市場で売られているのを発見。
なんと緑色のきのこでした!
学名は分かりませんが、地元の方にはZIELONKI(ジェロンキ)
日本語の意味では「みどりちゃん」という微笑ましい名前で呼ばれていました。
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ソテーにしたり、スープやシチューに入れて食べるそうで、カーシャも食べたことが無いとのこと。
どんな味なのかなぁ・・・興味津々です。