スープのためのカップ&ソーサー by 鳴川睦

ポーランドにも独特のスープが色々とあります。私が特に好きなスープは、キノコのスープとジュレック、そしてバルシチです。日本では手に入らない材料で作られるものが多いので、ポーランドを訪れたらスーパーマーケットにあるインスタントのスープを買って帰ったりもします。
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ポーランドの人々は人工的な調味料を使ったインスタント食品を避ける傾向にあるようで、私が日本で食べるインスタントスープはいわば「邪道」だそうです(笑)。確かに、VENA社の皆さんと共に家庭料理としていただいたバルシチは、素晴らしく美味しかったですから!
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その時に使われていたスープ用のカップを、今回の新着入荷でご紹介してみました。両手用の持ち手が付いた愛らしいフォルムで、下には小皿が敷かれていました。当時は、商品としては存在していなかったのですが、VENA社に頼んでセット商品にしてもらいました。
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写真:中央「スープカップ&ソーサー(V426-U420),左(V426-U113),左奥(V426-U006),中央奥(V426-U422),右(V426-U198)」

下に敷いた10cmの小皿も独立して使いまわせるので気分もちょっとお得です。満水時のカップの容量は、表面張力が発揮されるまで注ぐと0.25Lまでですが、0.2Lまで入れても十分満水感があるので、0.15Lから0.18Lが実用的な容量だと思います。

また、ポーランドのバルシチは、ロシア料理のボルシチと違って澄んだスープ。小さなピエロギ(ポーランド風の餃子)を入れたりもします。赤紫の綺麗な色をして、ビーツの独特の酸味がありとても美味しいです。でも実は服についたら即座に洗わないと取れにくいので、用心しないといけません(笑)。

洗濯機 by 鳴川睦

約10年使っていたドラム式洗濯機が、使用中にバン!と音がしたかと思うとゴムが焼けるような臭いを発し、回っていたドラムが突然止まり、使えなくなってしまいました。修理屋さんに来てもらったのですが「ドラムが脱落していて、修理代で同じ洗濯機が買える」と言われてしまいました。そして「洗濯機」の偉大さと有難みを身に染みて感じた1週間がはじまりました。

家族4人の洗濯物は膨大で、はなから手洗いするなど絶対無理、なのでコインランドリーに通うことに。日頃は存在すら気に掛けていなかったスポットですが、意外にも近所に存在し、カフェのようなお洒落な店内にもびっくりしました。写真には写っていませんが、空いたスペースに大きなテーブルもあり、無料で飲めるお水、雑誌類もあるので、洗濯機や乾燥機を使っている間は、本でも広げながらゆっくり待つことができます。
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さすがに1週間通ってみると、コインランドリーの人間模様が見えるようになって、色んな発見があり新鮮でした。平日の日中は、のんびり洗濯にやってくるリタイヤしたご年配の男性、布団など大物の丸洗いをしに来たと思しき主婦の方々、そして週末の夕方は大変混雑することがわかりました。学生、単身赴任と思われる男性、普段は働いている独身男性の方々が沢山の洗濯物を持って詰めかけるため、店内はメンズで溢れ空いた洗濯機や乾燥機の取り合いに(笑)。

つい先日、我が家にようやく新しい洗濯機がやってきたので、もうしばらくはコインランドリーにお世話になることも無くなり、ちょっと寂しい気もします。私にとって、テレビ、冷蔵庫、エアコン、食洗機よりも重要な電化製品ということが分かり、洗濯物を洗濯機に任せている時間、感謝の気持ちを捧げながらケーキを焼いてほっと一息つきました。
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WIZAのボウルφ15cm(W304) by 鳴川睦

先日入荷したWIZA社製の15cmのボウル。もうご覧いただけたでしょうか。入荷日の都合でスープ特集では紹介が出来なかったのですが、是非とも入れたかった食器です。

ポーリッシュポタリーは頑丈な食器ですが、殊にWIZA社はそうだなぁと常々思っています。他の製造元と比べると、ちょっとだけ厚みがあり、良い意味で骨太な印象です。

このフォルムはスタッキング性を重視していることもありリムが特徴的で、すっきり重ねられます。単体で見ても個人的には可愛いというより、一人暮らしの男性の部屋にあっても違和感がないような佇まいで、カッコイイって感じがします。

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写真:手前「ボウルφ15cm(W304-25A)」

パンプキン by 鳴川睦

上がったり下がったりの日中の気温ではありますが、朝夕はすっかり秋らしくなりました。先日は、お気に入りの食器「パンプキン」を食卓で活躍させてみました。最初にこの食器を見た時には意識しなかったのですが、ハロウィンな雰囲気もありますよね。
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写真:手前「パンプキン(Z1777-166A),カトラリーレスト(Z1904-41)」奥「パンプキン(Z1777-1004),カトラリーレスト(Z1904-922)」

キャンディーボックス、クッキージャーとしてご利用いただいている方も多いのですが、こんな感じで食卓にあるとなんだか気分がワクワクします。蓋をしておくと中身も謎めいていて、サプライズが好きな方には特におすすめです。何が入っているかは、カトラリーレストに置いてあるスプーンと箸の形や素材がヒントです(笑)。

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答えは、スンドゥブチゲ。眺めてニンマリしてしまうほどの可愛い姿は食器棚の中での存在感も抜群ですが、いざとなったら本来のスープボウルとして活躍している「パンプキン」です。秋の特集「スープ&シチュー」には、この他にも色々なポーリッシュポタリーを使ったスープやシチューが盛りだくさん!是非ご覧ください。

ハロウィンの朝食 by 鳴川睦

そろそろこんな季節もやってきますね。
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写真:左上から時計回りで、ボウルφ10cm(K436-DU520),平皿16cm(K1101-DU520),ポーリッシュマグ・小(K320-DU520),オーバルディッシュ(K739-DU520)

遊び心にあふれたKalich(カリヒ)のハロウィン柄の食器。見ているだけでも楽しいので、我が家では通年で使っています。
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今年の春に16cmの平皿を入荷して、全部で4つのフォルムになりました。卵ひとつで小さなオムレツを焼いて、手作りのいちごジャムを乗せたヨーグルトをボウルに装って、オーバルディッシュをパン皿に使い、マグに牛乳を注ぐと子供向けの朝食の完成です。

月見 by Kasia

ウサギと団子に目がない私には、月見は自分の好きな日本の行事ランキングのTOP3に入っています。

日本で初めて団子を食べて以来、そのもちもちの触感と優しい味にすっかりはまってしまいました。白玉も含め、餅粉でできているものはなんでも好きです。

つい最近まではそれらは家で作れるものではないと思っていましたが、友達が「餅粉を買えば簡単にできるよ~!」と教えてくれました。
確かに粉に水を足して茹でるだけで、白玉ができました!

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写真:タフィーボウル・ミニ(V295-U198)VENA社

自作の白玉です。盛り付けセンスなさすぎの私なので、写真だとたこ焼きのように見えるといわれましたが、きな粉と黒蜜の白玉ですよ!

ぶどう by 鳴川睦

そろそろ夏が終わる頃かな~という時季には、美味しい果物が続々と登場します。先日、立花が梨の記事を書いていたので、私はぶどうにしてみました。数あるポーリッシュポタリーの中で葡萄にぴったりの器といえば筆頭はこれでしょうか。
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写真:リーフボウル(V160-C022),ヘルパーランチョン(W168-132,W168-127)

一房の大きさに丁度良く、葉っぱに受け止められたマスカットが実に美味しそうに見えます。添えているのは、ヘルパーランチョン。種や皮を入れておくための器です。

ところてん by Kasia

友達にところてんをごちそうしました。

黒蜜、醤油、お酢、地方によって食べ方が違うようで、関西出身の友達は”甘いところてんが有り得ない”と言って、醤油、お酢をつけて上に青のりをかけました。

確かに塩酸っぱくて、とてもさっぱりしているので、夏に食べやすいですが、黒蜜の方も少し気になります!

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ザクワディ社、菊鉢φ12cm(Z1518-912)
パスタのようなゼリー。ヨロッパでなかなかない料理ですね。
ところてんがガラス容器で食べると言うイメージが強いと聞きましたが、柄付きの器も可愛い。

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ザクワディ社、菊鉢φ12cm(Z1518-966)
ところてんのお返しにももゼリー!そちらもザクワディの菊鉢に入れてみました。

バラのパターンデザイン by 鳴川睦

ミレナの新しい柄に、紫のバラのパターンデザインがあります。販売開始直後からとても好評いただいて、思った以上に人気の柄になりました。ポーリッシュポタリーの色としては余り見かけることがない比較的珍しい色でもあります。
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写真:平皿φ19cm(K1102-DU252),ポーリッシュマグ・小(M0116-U27V),ティーバッグトレイ(W909-139)

また、前回入荷したザクワディの絵柄の中にも、バラをモティーフにしたユニーク柄「DU177」がありました。3色のブルーのバラを散りばめた気品ある美しいデザインです。
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写真:手前「ボウルφ14.9cm(Z848-DU177)」左奥「ボウルφ14.9cm(Z848-912)」右奥「ジャグ0.85L(Z951-1004)」

ポーランドのザクワディ本社でお会いしたチーフデザイナーのJanina Bany-Kozłowska(ヤニナ・バニ コズウォヴスカ)さんご自身が好きな柄として紹介してもらった経緯があります。
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実はポーリッシュポタリーには、製造元を問わずバラをモティーフにしたパターンデザインは数多く存在し、特にユニーク(DU)柄や絵筆描きのアート柄に多い傾向があります。冒頭の写真にも写っていますが、カリヒならDU252,ザクワディなら他に1127もバラがデザインされています。先に立花が紹介したWIZA社のLATO(夏)の柄にもバラが入っています。

ポーランドでは戦前からバラ作りも盛んで、フレデリック・ショパンという名のバラがあるほど。また、民族衣装やそれに由来するスカーフやバッグなどにもバラの刺繍が施されているものも多いです。けしと同様にポーランド人にとても愛されている花で、今の時季はポーランドのいたるところで美しいバラが見られます。

Lato(ラト) by 立花

7月に入り、梅雨明けと本格的な夏の到来が待ち遠しくなってきました!

今日はケルセンで取り扱う食器の中から、夏にぴったりな絵柄を紹介したいと思います。
ポーランド語で夏を意味する「Lato(ラト)」という名前が付けられていて、明るい夏をイメージさせるパターンデザインです。
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写真:ピザプレートφ25cm(W208-139)

ベーシックな平皿からソープディッシュまで、様々なフォルムの取り扱いがあります。
(この絵柄の商品一覧はこちらから。)

この日はフラワートルティーヤにチリビーンズやアボカドなどを載せたメキシコ料理を作ってみました。

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写真:「ピザプレートφ25cm(W208-139)」

これは「ウエボス・ランチェロス」という料理で、なんでもメキシコでは比較的ポピュラーに食べられている朝食だそうです。

世界各国の朝食を紹介する本でたまたま見つけたのですが、ちょっと複雑な名前は何回繰り返してもなかなか覚えられませんでした(笑)

チリパウダーなどのスパイスの香りで朝から元気が出る、夏にぴったりなメニューですね。