脂の木曜日 by Kasia

マルディグラ(フランス)、 パンケーキ・デイ(イギリス)、
脂の木曜日(ポーランド)、多くのヨーロッパ国では
油をたっぷり使った料理を食べて、カーニバルを楽しむ習慣があります。

ポーランドの脂の木曜日と言えば欠かせないのは
ポンチキです。ポンチキとは、以前にブログで紹介
した油で揚げた菓子パンです。
しかし、実は油で揚げるお菓子なら、なんでも大丈夫です。

と言うことで今年、私はracuchy(ラツヒ)と言う
イーストを使ったパンケーキで脂の木曜日を祝うことにしました。

ちなみに、今年の脂の木曜日は2月12日、先週の木曜日でした。
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写真: 上:平皿φ19.5㎝Z814-1044/下:平皿φ24㎝Z1001-966
見た目はとても膨らんだパンケーキにそっくり、
そと側はサクサク、中がふわふわ柔らかいラツヒ。
とても手軽に作れるスイーツなので、特にポーランドの
カーニバルを味わいたい方にはお勧めです。
レシピはこちらです。

ポーランドプディングのBudyń(ブディ二) by Kasia

いよいよバレンタインですね。

男性にチョコレートを渡すバレンタインデー、
1か月後、女性にお返しのプレゼントを贈るホワイトデー、
両方ともとても素敵な習慣だと思います。

実は、多くのポーランド人はこの日を特別に過ごすことはないので、
日本のバレンタインはとても新鮮に感じました。

至るところにいろんなチョコレートスイーツが並んでいて、
どれも美味しそうに見えます。
こうやってバレンタインを楽しむ日本人を少し羨ましく思いました。

スイーツと言えば手作りのお菓子に挑戦する方も
多くいらっしゃると思いますが、今年は是非
ポーランドのチョコレートプディングにトライして見ませんか?

そのレシピはこちらです。

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写真:ハートボウルφ16cm(Z860-1004) Zakłady(ザクワディ)社
ポーランドでとても人気なプディングのBudyń (ブディ二)です。
味と食感はカスタードとプリンの中間くらいですが、
日本の一般的なプリンよりもずっと柔らかくて滑らかです。

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写真:バレンタインの雰囲気に合わせて、プディングをハートボウルに入れてみました。
暖かいうちに食べると一番美味しいですよ!

朝の和定食 by 鳴川睦

二人の娘を筆頭に、全員が朝ギリギリまで布団に潜っている寒がり一家。
学校も会社も無い週末ともなると、誰が朝ごはんを用意するのか、
空腹に耐えかねて起きてくる誰かを待つ・・・
朝から我慢大会です。

寒いとはいえ、これではイカン。規則正しい生活リズムと
バランスの取れた食生活こそが健康の源なのだ
というモットーを布団の中で思い出し、
このところの無精を反省しつつ起き上がった日曜の朝。
いつも自分には無茶苦茶甘い私なので、
久々に己に鞭打った気分になりました。

取りあえずご飯とみそ汁を用意し、後は何か適当に。
長崎の実家から送ってもらった鯵の開きがあったことを思い出し、
それを焼きつつ大根をすりおろして、あとは冷蔵庫にある残り物など
を使って思いついたものを出すだけなんですが。

根菜類や酢の物など、少しずつでもしっかり食べさせたい場合には、
小鉢の出番です。和食ってこういうところが素晴らしい~
と常々思うのですが、残り物をちょこちょこ小鉢を並べるだけで
なんとなく和定食風な朝食が出来上がりました。

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えーっ。どうしたの?今日は豪華だね~。
こんなご飯が食べたかった!
と大絶賛する娘達。そこまで喜ぶなんて
普段そんなに粗末な朝食だったっけ・・・。
と密かに反省しつつも、すべてを完食してくれたので
なんだか嬉しい朝になりました。

思いのほか好評だったのが、ほうれん草のおひたし。
軽く茹でておいたものが冷蔵庫にあったので、
それを切って炒りごまを付けて鉢に盛り、
最後に出汁醤油を注ぐだけの瞬間料理。

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写真:菊鉢φ12cm(Z1518-225)
いつもだとこういう渋めの和え物の類に対して
子供達の食いつきは悪いのですが、
この日は残さず平らげてくれました。
きっと食器の相乗効果です(笑)。

オーブン皿 by 立花

ここ数年、趣味になりつつあるのがパン作りです。
クリームパンやチョココロネなど、我が家では甘くて
ふわふわなパンが人気です。

今回、初めてハード系のパンにチャレンジしてみよう!と思い、
ドライフルーツとナッツを混ぜ込んだカンパーニュを作りました。

レシピを色々と調べてみると、自家製酵母を使っている方が
たくさん居てびっくり。
今回は初心者向けのレシピの中でもドライイーストで作るものを
参考にしてみました。

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写真:オーブン皿・スクエア・大(W225-73)

お手本のように綺麗な仕上がりにはなりませんでしたが、味は大満足!

焼きあがったパンを取り出すときにWIZA社のオーブン皿にバットの網を
敷いたところ、サイズがちょうどぴったり!思わぬ発見でした。
熱を冷ますだけでなく、食卓へそのまま出しても格好がつくところがいいですね。

パン屋さんで売っているものはサイズが大きいものが多くて、
いつも食べきる前に堅くなってしまうのが悩みの種でしたが
食べきれる量で焼きたてを味わえるのは手作りならではですね。

カレー by Kasia

“お正月が過ぎると食べたくなるカレー” 
と最近テレビのCMなどでよく耳にするフレーズです。

確かに1月、スーパーではカレーの種類が
特に充実しているという強い印象を受けました。
キーマーカレー、グリーンカレー、バターチキンカレー…
私までカレーが食べたくなってしまいました。
せっかくなので、スパイシーなイエローカレーと
ココナッツ味のタイカレー、二つの味にしました。

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写真:ミニボウル・フラット(V158-U070)、(V158-U263)VENA(ヴェナ)社
普段ヨーグルトや食事のおかずに使うミニボウルに
カレーを二種類入れてみました。

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写真:エッグプレート(V191-U019)VENA(ヴェナ)社
試しにエッグプレートにナンをのせてみたら、ぴったりでした!
やはり、このお皿はイースターの飾りだけではなく、年中使えますね。

おでん by Kasia

今週はまた一段と寒くなりましたね。

日本では冬にスーパーなどでよく「おでん」を見かけます。
今年、日本で3年目の冬をむかえる私は、
実はまだおでんを食べたことがありませんでした。
それぞれの具はとても個性的(おもしろそう)な形をしていて、
何で作られているのかなといつも気になっていたのです。

今週はちょっと勇気を出しておでんに挑戦してみました。
食べてみたら、不思議に見えていたふわふわの
白いもの(はんぺん)は魚の味がしました。
おでんって魚で作られているんだ!なるほど!
とウキウキしながらおでんをいただきました。

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写真:青は和食に合うのではないかと思って、VENA(ヴェナ)社の新着のパンジーのスープ皿(V133-U263)を使ってみました。

クリスマスケーキ by 鳴川睦

週末、来年の手帳を買おうとデパートに出かけたら、
吹き抜け2階分の高さの空間にそびえ立つ巨大なクリスマスツリー。
今年ももうそんな季節だなーと思いながらキラキラしたツリーに暫し見とれてしまいました。

プレゼントやケーキ、ディナーのメニューを考えたりするのも楽しい季節になります。
デパートの地下では、クリスマスケーキ予約受付中のカタログ看板を見ましたが
どれも本当に綺麗でまたまたうっとり。

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さて、ケルセンでもそろそろクリスマスの支度を始めなくちゃ思い
今回特別にクリスマスケーキを作ってもらいました。
作ってくださったのは、お菓子教室を主宰されている冨田美智子先生です。
クリスマスのケーキと言えば「ビュッシュ・ド・ノエル」が思い浮かぶので、
WIZAのもみの木柄のトレイをイメージしてお願いしました。
グリーンベースの柄に、チョコレート色は映えますよね。

実は、オープニングの画像に使っているティーバッグトレイに乗せてある小さなスィートは
全て冨田先生の作品です。マカロン、マドレーヌ、ビスキュイ、サブレ・・・どれも大興奮の可愛らしさで、
思わずティーバッグトレイに乗せて写真を撮らせていただいたのでした。

下の写真は、チョコレートクリームを挟んだパンケーキ。
こちらはザクワディの16cmの平皿に。緻密なART104の柄だと格好いい雰囲気にまとまります。
これもとても美味しかったことは言うまでもありません!
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聖マルティンの日 by Kasia

11月11日ポーランドでは聖マルティンの日を祝います。
その日、特にポーランドの南部では「U」の文字の形の
「聖マルティンのロガル」という菓子パンを食ベる習わしがあります。
(ロガル=ポーランドの三日月の形のパン)

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写真:平皿φ16cm Z818-166Aザクワディ社

見た目は少しフランスのクロワッサンに似ていますね。
実はこの三日月のような形は聖マルティンの馬の蹄鉄を
イメージしたものだそうです。

そして、この菓子パンのもっとも大きな特徴は
サクサクした生地に包まれた甘いペースト。
主な材料は、白いけしの実のペースト、マジパン、
アーモンド、クルミ、オレンジピールやビスケットなど
美味しいもの尽くしです。

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このパンは11月にしか作られないものなので、
ポーランドでもとても珍しいです。

プルーンとシナモンのクランブルのパン by Kasia

最近、夜が少し冷え込んできて、もう秋ですね。

日本語では「食欲の秋」という表現があるとよく耳にします。

私は秋の料理と言えば、シナモン、八角とクローブなど
スパイスをたっぷり使った料理を思い浮かべます。
個人的には癖の強い八角が少し苦手ですが、シナモンは大好きです。

特に大好物のプルーンとリンゴにはとてもよく合い、
いつもシナモンをたくさんたくさんかけてしまいます。

この間の週末、私にとって秋を感じることができる
プルーンとシナモンのクランブルのパンを作って朝ごはんに食べてみました。
朝から焼き立てのパンと牛乳を食べて、まるでまた子供の頃に戻った気分でした。

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写真:オーブン皿・スクエア・大(Z370-273)

今回盛り付け皿として、ザクワディ社のオーブン皿を使ってみました。
メーカーが考えた用途とは少し違う使い方だと思いますが、
サービンングプレートとしても意外と違和感なく使えました。

プルーン入り団子「クネドレ」 by Kasia

今年のポーランドは、結構暑い日々が続いています。近年は気温が30度を超える日が続くこともあり、ポーランド人も「猛暑」だと感じています。30度くらいでと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はポーランドの一般家庭にはエアコンがありません。北国なので普段はいらないんです。しかしさすがに気温が30度を超えるとエアコン無しでは過ごしにくくなってきたような気がします。

さて、この暑い8月。ポーランドではプルーンが一番美味しい時期です。

最近私は近所のスーパーで、今年初のプルーンを手に入れて、早速懐かしいポーランド料理のクネドレ(Knedle)を作ってみました。クネドレというのは、ジャガイモと小麦粉で作ったお団子みたいなポーランドでとてもポピュラーな料理です。茹でたジャガイモを滑らかになるまでつぶし、それに小麦粉と卵を加えて混ぜ、生地を作ります。この生地で好きな具を包み、団子の形を作ります。

具は肉やフルーツなど、色々ありますが、ポーランドで一番人気なのはプルーンです。最後に作った団子を数分間茹でて出来上がりです。
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(団子の形に丸まったクネドレ。これからお湯を沸かして、茹でます。)

茹で上がったクネドレの上にシナモンシュガーをたっぷりかけて食べると美味しいです!さらにひと手間をかけて、バターをフライパンにひき、少し焦げ目がつくまでクネドレを焼くとこの料理の美味しさは倍になります。

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出来上がったクネドレです。一見ちょっと不思議な料理かもしれませんが、私は日本のイチゴ餅に少し似ているのではないかと思いました。