スープのためのカップ&ソーサー by 鳴川睦

ポーランドにも独特のスープが色々とあります。私が特に好きなスープは、キノコのスープとジュレック、そしてバルシチです。日本では手に入らない材料で作られるものが多いので、ポーランドを訪れたらスーパーマーケットにあるインスタントのスープを買って帰ったりもします。
instant_soup.jpg

ポーランドの人々は人工的な調味料を使ったインスタント食品を避ける傾向にあるようで、私が日本で食べるインスタントスープはいわば「邪道」だそうです(笑)。確かに、VENA社の皆さんと共に家庭料理としていただいたバルシチは、素晴らしく美味しかったですから!
barszcz_dinner.jpg

その時に使われていたスープ用のカップを、今回の新着入荷でご紹介してみました。両手用の持ち手が付いた愛らしいフォルムで、下には小皿が敷かれていました。当時は、商品としては存在していなかったのですが、VENA社に頼んでセット商品にしてもらいました。
setbarszcz.jpg
写真:中央「スープカップ&ソーサー(V426-U420),左(V426-U113),左奥(V426-U006),中央奥(V426-U422),右(V426-U198)」

下に敷いた10cmの小皿も独立して使いまわせるので気分もちょっとお得です。満水時のカップの容量は、表面張力が発揮されるまで注ぐと0.25Lまでですが、0.2Lまで入れても十分満水感があるので、0.15Lから0.18Lが実用的な容量だと思います。

また、ポーランドのバルシチは、ロシア料理のボルシチと違って澄んだスープ。小さなピエロギ(ポーランド風の餃子)を入れたりもします。赤紫の綺麗な色をして、ビーツの独特の酸味がありとても美味しいです。でも実は服についたら即座に洗わないと取れにくいので、用心しないといけません(笑)。

謹賀新年 by 鳴川睦

あけましておめでとうございます。福袋や神戸直営店のオープンなどで慌ただしかった年の瀬を乗り越え、2017年がスタートしました。今年もこのブログを読んでくださる方々に沢山の良いことが訪れますよう、また今年もケルセンが紹介するポーリッシュポタリーで日々の暮らしをより一層楽しんでいただけるよう願っております。

また今年は、神戸からの便りも交えつつ、ポーリッシュポタリーの話を中心にスタッフ総出でこのブログを盛り上げていきたいと思っています。折角の新年なので、今回は今年どんな食器たちがやってくるのか、このブログを読んで下さっている皆さまだけにその一部をちらりとご紹介してみますね。
VENA_U120_U121.jpg

年明けの第一弾はVENA社からの入荷を予定しており、新しい柄としては、ねこの柄が仲間入り。お散歩しているねことお座りしているねこがいます。他にも幾つか楽しい新しい柄が登場しますよ。

Z1722apples.jpg
この後も上の写真にある背の高い美しい脚付きのボウルがザクワディからやってきます。私は、大きくて抜群の存在感とテーブル映えするこのエレガンスなフォルムに一目惚れしてしまいました。

新春の第一弾のブログは、新年に相応しい新商品の予告編。楽しんでいただけましたでしょうか。それでは2017年もどうぞお楽しみに!

イタリア風オムレツ by 鳴川睦

一年のうちで何かと集まりの多いシーズン。私は毎年12月になると気心の知れた友人宅に夫婦でお邪魔して、日付が変わるまで食べたり飲んだりする日があります。飲み疲れたらゴロゴロして、酔いがある程度醒めたらまた飲み続ける・・という具合なので友人からは迷惑な奴だなーと思われているに違いありません(笑)。

持ち寄りなので、何を持っていこうかしらと悩むことも。とはいえ数品持っていくのでシンプルな料理が中心になります。酒の肴的なものが多くなるのもね、ってことで野菜料理も結構作ります。そんな時よく作るのが「イタリア風オムレツ」です。野菜を沢山入れて焼くのでとても健康的です。しかも持ち運びやすく、冷めても美味しいところもイイところです。
italian omellete.jpg
写真:左「ピザプレート(W208-25A)」右「平皿φ19.5cm(Z814-273)

【イタリア風オムレツ】

《材料》

・野菜:玉ねぎ、マッシュルーム、ほうれん草、パプリカなどそれぞれ薄切りに
・ベーコン 1~2枚
・オリーブオイル 適量
・卵 5,6個
・塩,こしょう 少々
・メース(スパイスです無くてもOK)
・パルメザンチーズ 大さじ1(粉チーズでもOK)
・トマトソース(仕上げに掛ける用)

《作り方》

1)フライパンにオリーブオイルを熱し、千切りにしたベーコンを炒め、玉ねぎ、マッシュルーム、パプリカ、ほうれん草の順にフライパンで炒め、少し冷ましておく。

2)卵を5個をボウルに入れてかき混ぜ、少し冷ました野菜類を入れ、粉状のチーズを入れ、メースと塩こしょうを振って混ぜる。

3)フライパンにオリーブ油を多めに入れて熱し、流し込み、最初は焼ながら混ぜて、中火で裏面がカリッと焼けたらひっくり返して焼き上げす。

4)切り分け、トマトソースをかけ、いただきます!

本当は断面が2,3cm位になるように厚めに焼きたかったのですが、フライパンの径が大きくて今回はちょっと薄くなってしまいました。我が家では日常的に前菜として食べている料理ですので普段の食事としてもおすすめです。この時季、運びやすい野菜料理が無いかな~とお探しの方にもお役に立てれば嬉しいです。

洗濯機 by 鳴川睦

約10年使っていたドラム式洗濯機が、使用中にバン!と音がしたかと思うとゴムが焼けるような臭いを発し、回っていたドラムが突然止まり、使えなくなってしまいました。修理屋さんに来てもらったのですが「ドラムが脱落していて、修理代で同じ洗濯機が買える」と言われてしまいました。そして「洗濯機」の偉大さと有難みを身に染みて感じた1週間がはじまりました。

家族4人の洗濯物は膨大で、はなから手洗いするなど絶対無理、なのでコインランドリーに通うことに。日頃は存在すら気に掛けていなかったスポットですが、意外にも近所に存在し、カフェのようなお洒落な店内にもびっくりしました。写真には写っていませんが、空いたスペースに大きなテーブルもあり、無料で飲めるお水、雑誌類もあるので、洗濯機や乾燥機を使っている間は、本でも広げながらゆっくり待つことができます。
laundly.jpg

さすがに1週間通ってみると、コインランドリーの人間模様が見えるようになって、色んな発見があり新鮮でした。平日の日中は、のんびり洗濯にやってくるリタイヤしたご年配の男性、布団など大物の丸洗いをしに来たと思しき主婦の方々、そして週末の夕方は大変混雑することがわかりました。学生、単身赴任と思われる男性、普段は働いている独身男性の方々が沢山の洗濯物を持って詰めかけるため、店内はメンズで溢れ空いた洗濯機や乾燥機の取り合いに(笑)。

つい先日、我が家にようやく新しい洗濯機がやってきたので、もうしばらくはコインランドリーにお世話になることも無くなり、ちょっと寂しい気もします。私にとって、テレビ、冷蔵庫、エアコン、食洗機よりも重要な電化製品ということが分かり、洗濯物を洗濯機に任せている時間、感謝の気持ちを捧げながらケーキを焼いてほっと一息つきました。
applecake_teatime.jpg

Mallorca(マヨルカ) by 鳴川睦

スペインのみならず世界的に有名なリゾート地で、私もいつの日か行ってみたい憧れのマヨルカ島。ビーチでまったり、美食にうっとりする日が来るのを夢見ています。ショパンとジョルジュ・サンドもこの島に滞在し、数々の名曲を残したというのは有名な話ですね。

日本からはそう簡単に行ける距離でもないマヨルカ島ですが、近所に同じ名前の美味しいデリカテッセン&カフェがあるので、先日久しぶりにパンを買いに行きました。すると・・・
V149-U420mallorca.jpg
V182mallorca.jpg
上は、どちらもオーブン皿ですが、お惣菜をこのように盛り付けるとすごくカッコイイです。これからの季節、ホームパーティなんかでこういう使い方をすると素敵ですよね!
mallorca_cakes.jpg
焼き菓子のショーケースの中には、3種類のポーリッシュポタリーが使われています。ザクワディの「ピザプレート1/4(Z1830-DU60)」、「オーバルトレイφ28cm×11cm(Z928-941)」、「カッティングボード(V022-U199)」です。探せましたか?こういう場面に遭遇すると、えらく感動してしまいます。自分の子供が社会で立派に活躍している姿を見守る親のような気持ちでしょうか(笑)。とても嬉しかったです!
mallorca2.jpg
そうそう、買ったパンとお菓子です。左はスペインのクロワッサン。右は、パイにチョコレートが掛かった焼き菓子。どちらも素晴らしく美味でした。
mallorca_bag.jpg

WIZAのボウルφ15cm(W304) by 鳴川睦

先日入荷したWIZA社製の15cmのボウル。もうご覧いただけたでしょうか。入荷日の都合でスープ特集では紹介が出来なかったのですが、是非とも入れたかった食器です。

ポーリッシュポタリーは頑丈な食器ですが、殊にWIZA社はそうだなぁと常々思っています。他の製造元と比べると、ちょっとだけ厚みがあり、良い意味で骨太な印象です。

このフォルムはスタッキング性を重視していることもありリムが特徴的で、すっきり重ねられます。単体で見ても個人的には可愛いというより、一人暮らしの男性の部屋にあっても違和感がないような佇まいで、カッコイイって感じがします。

W304image.jpg
写真:手前「ボウルφ15cm(W304-25A)」

スタッフ募集中です!《ケルセン神戸直営店》 by 鳴川睦

実は先日神戸に行ってまいりました。生まれ育った佐世保にも似た地勢で私にとってとても親しみの沸く港町です。賑やかなアーケード街、坂の上には異人館、そしてとてもお洒落な街です。下を向いたらマンホールや消火栓までも素敵なデザインでした。
kobe1.jpgkobe2.jpg

さて、本題なのですがこの素敵な街神戸に「ケルセン神戸直営店」を出店する運びとなりました!そこで若干名のスタッフを募集いたします。

自由が丘直営店同様小さな店ではありますが、ポーリッシュポタリーに溢れた店内で楽しく働いてみたい方、是非ご連絡いただければ嬉しいです。ポーリッシュポタリーが大好きという方でしたら、年齢、性別、経験は不問です。詳しくは、こちらから。

オープンはなるべく早くと思っております。日程など詳細が決まりましたらまたこのブログやTOPページのお知らせなどでご案内差し上げますので、どうぞお楽しみに!

ポーランドの文化を感じる11月(イベントのお知らせ) by 鳴川睦

日本でポーランドの文化を感じられるイベントとして、去年から始まったイベント「Poland!Poland!Poland!」。今年も開催の詳細が決まりました。ケルセンが関係するイベントは「食」関係が中心です。
PPP_flyer_2016_N_ol.jpg

11月5日(土)「ポーランドの美味しい食卓」@中目黒スープストックトーキョー

スープを軸にポーランドの食文化が紹介されます。ケルセンは器の提供で関わっています。後半のポーランドの食卓を実際に囲っての食事会もワクワクしますね。私も参加予定です(笑)。東京でポーランド料理を出すお店が無くなってしまった今、これは見逃せない貴重な機会です。

11月11日(金)「ポーランド独立記念パーティ+トークイベント」@渋谷アップリンク

実はこの日がポーランドの独立記念日。ポーランドの食べ物や音楽、映画など幅広くポーランドに触れながら気楽に食べたり飲んだりできる夜です。私もトークイベントに参加し、抽選ですがプレゼントも用意します。参加お申し込みはこちらから。

11月25日(金)「おいしい教室-暮らしの時間」@自由が丘スープストックトーキョー

こちらはジャムを作りナレシニキ(ポーランドのクレープ)に塗って食べるというスイートなイベントです。空き瓶持参なのでお持ち帰りもアリの嬉しい教室。帰りにケルセン自由が丘直営店にも立ち寄れるロケーションも魅力です(笑)。

パンプキン by 鳴川睦

上がったり下がったりの日中の気温ではありますが、朝夕はすっかり秋らしくなりました。先日は、お気に入りの食器「パンプキン」を食卓で活躍させてみました。最初にこの食器を見た時には意識しなかったのですが、ハロウィンな雰囲気もありますよね。
Z1777image.jpg
写真:手前「パンプキン(Z1777-166A),カトラリーレスト(Z1904-41)」奥「パンプキン(Z1777-1004),カトラリーレスト(Z1904-922)」

キャンディーボックス、クッキージャーとしてご利用いただいている方も多いのですが、こんな感じで食卓にあるとなんだか気分がワクワクします。蓋をしておくと中身も謎めいていて、サプライズが好きな方には特におすすめです。何が入っているかは、カトラリーレストに置いてあるスプーンと箸の形や素材がヒントです(笑)。

Z1777image_2.jpg

答えは、スンドゥブチゲ。眺めてニンマリしてしまうほどの可愛い姿は食器棚の中での存在感も抜群ですが、いざとなったら本来のスープボウルとして活躍している「パンプキン」です。秋の特集「スープ&シチュー」には、この他にも色々なポーリッシュポタリーを使ったスープやシチューが盛りだくさん!是非ご覧ください。

バターナッツかぼちゃのスープ by 鳴川睦

このごろ野菜に敏感な立花から、バターナッツと呼ばれているひょうたん型の可愛いかぼちゃをもらいました。横須賀産です。
Z349-butternuts.jpg

食べたことが無いかぼちゃで、切ってみるとこんな感じ。顔に見立てて落書きがしたくなりました(笑)。
butternuts_cut.jpg

ほくほくというよりねっとり感が強くクリーミーで、スープやプリンには特に向いているというのも頷けます。早速週末に温かいスープを作ってみました。
名称未設定-3072.jpg
写真:ボウルφ14.9cm(Z848-912),平皿φ17cm(W200-25A),LENKAランチョンマット・赤,ディナースプーン(Z1856-166A)

バターナッツかぼちゃの表面はすべすべの瓜のような感触で、普通の日本のかぼちゃと違ってピーラーを使えたので皮むきも楽々。鮮やかな色でとてもコクのあるポタージュは、秋にぴったりのスープでした。