エビフライ by 鳴川睦

デパートのお子様ランチには必ず添えられていたエビフライ。
この郷愁を誘う一品は、今でも私にとってのご馳走のひとつです。

皮を剥いで、背わたを取って、衣を付けて、揚げる、という作業が結構面倒だったりしますが、
揚げたての熱々をいただく瞬間を思い描きながら頑張ることにしています。

写真はいつもの我が家のエビフライ。大きめの冷凍海老を買って来て作りました。
以前のブログでも話題にしたことがありますが、スクエアなオーブン皿を
バットとして使っています。網は「21枚取用」寸法165×212mmがぴったり、
という話で、実際に使うとこんな感じになります。揚げている途中でテーブルに持ってきました。

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写真:左奥「平皿φ19.5cm(Z814-273)」左「オーブン皿・スクエア・大(W225-25D)」右「平皿φ20cm(V132-A063)」右奥「フラワーボウルφ14cm(Z1867-166A)」

魚介類のフライと言えばレモン、そしてタルタルソースも欠かせません。
多めに作って深めのボウルに入れてテーブルに出しています。
下はいつも作っているタルタルソースの材料。

《タルタルソースの材料・4人分》

ゆで卵 2個
ピクルス 2本
たまねぎ 1/4個
イタリアンパセリ 5-6本
粒マスタード 大匙 1
レモン汁 1/2個分
マヨネーズ 適量
こしょう 少々

ゆで卵、ピクルス、玉ねぎ、パセリは、細かくみじん切りにして
なるべくきめ細かいソースを目指しています。

これからの季節、牡蠣がますます美味しくなるのでカキフライも楽しみ!
そういえば、牡蠣は「生食用」と「加熱用」がありますが、
フライなら断然「加熱用」を使ったほうが美味しいそうです。

鮮度の問題だと思っていたので、以前牡蠣にあたったことがある私は
フライや鍋料理の時もなるべくなら生食用を使いたいと思っていました。
が、実は加工処理の違いが大きいとのこと。

生食用は滅菌洗浄するため痩せて旨みが落ちることも多いけど、
加熱用はそれが無く、さらにもともと栄養豊富な海域に育っているので味も旨みも濃厚なんです、
と行きつけの魚屋さんに教えてもらい、びっくり!しました。

ミネストローネ by 鳴川睦

週明けから全国的な寒波に見舞われ、暖冬が一気に覆る猛烈な冷え込み。
寒さが苦手な私にとってこの時季の朝、布団から出る瞬間が辛いです。
嗚呼まだ起きたくない、もっとゴロゴロしてたい、いやせめてあと30分、・・・
惰眠を貪りたい自分との戦いからスタートする日々が続いています。

それにしても冬の朝の布団の中というのは、なんとぬくぬくして幸せなことか。
この居心地の良さは、眠っている時には自覚できず、目が覚めてからしか
味わうことできないので、あー幸せ♪と思った瞬間、
そこから出なければならない辛さとの葛藤が私の中で繰り広げられます。
夏とは違い冬の朝は残酷です。

目覚まし時計が鳴って、起き上がるまでの数秒間、
こんなことをぐだぐだ考えつつも「えいっ!」と気合を入れて
つかの間の幸せと決別し、戦地に赴くがごとく勇ましく!?
冷え切った台所に向かっております。

もともと朝は簡単なものばかりですが、冬になるとさらに簡単さに拍車がかかり、
「昨日の残り」が大活躍です。冬は出来るだけ遅く起きたいですからね(笑)。
鍋物のスープをとっておいて翌日ご飯と卵を入れて雑炊にしたり、
シチューや豚汁も大鍋に大量に作って次の日の朝も温めます。

特にミネストローネは我が家では冬の定番。
野菜はさらに柔らかくなり、旨みもコクもアップするので、
カレーと同じで翌日の方が美味しいです。

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写真:手前から時計回りに「ボウル・中(W125-25A)」「平皿φ17cm(W200-25A)」「ポーリッシュマグ・小(Z912-41)」「ティーポット・大(Z740-41)」「ディナースプーン(Z1856-166A)」ランチョンマット「LENKAランチョンマット(黒)」

今朝は、週末に作ったミネストローネで身体をしっかり温めエンジンをかけました。
この寒さはもうしばらく続くようです。皆様もどうぞ温かくしてお過ごしください!

あけましておめでとうございます! by 鳴川睦

皆様、あけましておめでとうございます。
年末年始はいかがお過ごしだったでしょう。

私はと言えば、3泊4日で実家のある長崎に帰省し、
その間、生まれて初めて『同窓会』というものに参加しました。

高校卒業後10年毎に開催されているのですが、
私は初参加だったので30年ぶりに会う同級生ばかり。
男子は体型も顔も随分変わっていたので「誰だっけ?」という
挨拶から始まりましたが、女子は当時のまま綺麗だし可愛いのでびっくりでした。

毎日欠かさないお手入れの賜物は、30年を経てもそれほど変わらない
容貌だったんだと思い知った次第です。
次回開催は12年後というアナウンスが流れ、同窓会は終了。
12年後って還暦だよね、と言い合いながら二次会、そして三次会へ。

こんな感じで年末から新年にかけて賑やかに過ごしていたので、
胃もちょっと疲れてきた気がしています。
そしてそんな時には、ふろふき大根ですね。
地味でホッとする味というのは胃も落ち着かせてくれるようです。

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写真:ボウルφ13cm(W302-F6),箸置き(V090-U199),LENKAランチョンマット(黒)

さて今年もケルセンはポーリッシュポタリー各製造元の
新しいフォルムや柄をいろいろと紹介していきます。

このブログでも食器のイメージをより分かりやすく解説したり、
料理を乗せたり、たまにはポーリッシュポタリーと関係ない話などしながら、
のんびり更新していきますので、時々思い出して見に来ていただけると嬉しいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ベーグルのフレンチトースト by立花

今年は暖冬ということもあり、長い秋を楽しんでいるうちに、あっという間に12月がやってきたような気がします。

個人的な話になりますが、自宅のリビングのリフォームが未だ完了しておらず、
年越しを目前に現在も絶賛改造中です。

ピカピカになった部屋でゆったりクリスマスを向かえ、お正月ものんびりするぞ!
と意気込んでいたのですが…
工期は予定より大幅に遅れてしまい、家族総出でせっせと新品のダイニングテーブルを組み立てているうちに、我が家のクリスマスは疲労感を残して過ぎてしまいました(笑)。

疲れたときに食べたくなるものといえば、甘いものですよね。
週末の朝はいつもよりも遅めに起きて、のんびりと朝食を食べることが楽しみの一つなのですが、特にホットケーキやフレンチトーストなど、甘いものを食べるとより幸せを感じます。

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写真:平皿φ19cm(V132-A001)

この日は作り置きしておいたハート型のベーグルを使って、フレンチトーストにしてみました。
卵と牛乳にたっぷりと浸されたふわふわの生地と甘いはちみつの香りに、思わず朝から笑顔になり、疲れも一瞬で吹き飛んでしまいました。

さて、気づけば2015年も残りあと4日となりましたが、皆さんはどんな一年でしたか?
私は今年一年を振り返ってみると、初めてのポーランド出張やポーランド祭、トークイベントや福岡の展示販売会などのイベントを通じて、たくさんの方とお会いすることのできた一年でした。

これからも皆さんに楽しんでいただけるようなイベントなどが企画できたらいいなぁ、と思っていますので、2016年もKERSEN Online Shopならびにケルセン自由が丘直営店をどうぞよろしくお願いいたします!

チョコレートフォンデュ by 鳴川睦

野菜や肉にチーズがとても合うチーズフォンデュと同じく、
果物とチョコレートというのもとても美味しい組み合わせですよね!

クリスマス時季で早くも店頭でいちごを見かけるようになったので、
1パック買って来てチョコレートフォンデュで食べました。

考えてみるとチョコレートと合う果物は、意外と多い気がします。
いちご、バナナ、洋なし、りんご、パイナップル、桃、
ラズベリー、オレンジ、キウイ・・どれも美味しそうです。

本当は全て果物でやろうかと思ったのですが、
マシュマロとカステラという子供達のリクエストを入れて、この日は4種類で用意しました。

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フォンデュ用に使っているのは、書籍でもバーニャカウダのページに
載せている、VENA社の「ポットウォーマー・小(V088)」と
ミニボウル・フラット(V158)」です。

今回のチョコレートフォンデュや、バーニャカウダなど
ソースがそれほど多くない場合には、「ミニボウル・フラット(V158)」の他では
「ダニッシュキャセロールφ8.5cm(V316)」や「ココットボウル(Z1245)」なら
サイズ的バランス的にも安心して使うことができます。

好きな果物なんかを適当な大きさに切って並べ、
あとはチョコレートをボウルに割りいれ、ろうそくに火をつけるだけ。
作り方はきわめて簡単ですが、デザートとしては見かけもちょっと
豪華に見えるところがポーリッシュポタリー効果だと思います(笑)。

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チョコレートは5分もしないうちに溶け出すので、スプーンでゆっくりなめらかにします。
そのうちチョコレートが固くなるので、そのときには生クリームを入れて混ぜます。
チョコレートやクリームを適宜加えながら、わいわい楽しめるので
集まりのある時季、是非お試しください!

クリスマスのカップケーキ by立花

今日の東京は最高気温が22℃と、この時期としては珍しい暖かさとなっていますが、
12月に入り連日続く朝晩の冷え込みに冬の訪れを感じています。

クリスマスが近づくこの時期はツリーやリースなどの飾りに加え、夜は華やかな
イルミネーションが綺麗なので、街中を歩くだけでも楽しくなります。

そんな中、KERSEN Online ShopのPCサイトもちょっぴりクリスマス仕様になっています。
ツリーに見立てたカップケーキは、ケーキからデコレーションまで手作りしてみました!
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写真:ツリープレート(Z1759-41)

バタークリームの緑色は食紅の緑と抹茶を使っています。
色を付けるときに、食紅だけを使うよりも抹茶も一緒に加えたほうが深い緑になることを発見!
時間を置くことでさらに色が馴染んで、より一層クリスマスツリーらしい雰囲気になりました。

実は緑色のツリーの他にも、雪を被ったツリーも作ってみました。
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写真:平皿φ19cm(V132-U070)

こちらはケーキの上にイチゴを乗せ、そこへバタークリームをデコレーションしています。
切り込みが多めに入っている小さな口金を使って少しずつ絞り出すのですが、これがとても地味な作業でした(笑)

写真で使っているU070という柄のプレートは、昨年のクリスマスの時期にも登場しています。
(ブログはこちらから)

赤と緑の配色がなんともクリスマスらしい雰囲気で、この季節にぴったりでおすすめです。
U070柄の商品一覧はこちらからご覧いただくことができます。

胡桃のケーキ by立花

この季節になるとナッツを使ったお菓子をよく見かけます。
パッケージに可愛らしいリスなどの動物がプリントされていると、
その可愛さにつられて買ってしまうことがしばしばあります。

ナッツが入ったガナッシュやクッキーも好物なのですが、輸入雑貨店や
コンビニなどで売っているキャラメル掛けのナッツが最近のお気に入りです。

キッチンのストック棚を探していると封を開けていない胡桃の袋があったので、
砂糖を絡めて自分で作ることにしました。
火が強かったのか、ところどころ焦げてちょっぴり苦味が…。
そこで、そのまま食べるのではなくパウンドケーキに混ぜ込んで焼くことにしました。

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写真:平皿φ17cm(V195-U019)、ポーリッシュマグ・小(V337-U072)、平皿φ10cm(V372-U006)

写真でケーキを載せているのは平皿φ17cmです。
製造元によって多少大きさは前後しますが、おおよそ16cmから17cmのものは
同じカテゴリで検索していただけます。(こちらから)

ケーキやお菓子を盛り付けるのはもちろんですが、取り皿にも
ぴったりの大きさです。
それぞれを違った絵柄や製造元で集めても、あまり違和感なく使って
いただくことができます。
お気に入りの食器を少しずつ増やしていったり、色々な組合せで楽しめるところも、
ポーリッシュポタリーの魅力の一つですね。

銀杏 by 鳴川睦

暦の上では立冬も過ぎ、ひと雨ごとに寒くなっている感じがします。
吹く風もだんだん冷たくなると同時に、近所のいちょう並木の葉は
緑色から美しい黄色に変わりはじめました。

いちょうと言えば、並木、まな板、そして銀杏。
ラグビーボールのような形のクリーム色の種子を見ていると
ポーリッシュポタリーのクリームがかった焼き上がりの生地の色を
思い浮かべてしまいました。白磁や青磁にはない、ぬくもりを感じる優しい色ですよね。
炒ると透明感のある鮮やかなグリーンになり、モチモチした食感と
なんとも言えない独特の苦味に秋の深まりを感じます。

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写真:左「ヘルパーランチョン(W168-127)」中「オーバルL(V113-A001)」右「ミニボウル(V157-A063)」

美味しい塩をちょっと付けるだけで、素晴らしい日本酒の友に
なってくれる銀杏は、この季節だけの贅沢のひとつだと思います。

うちでは、ペンチで裂け目を入れる程度にヒビを入れ、でそのまま炒ります。
夫の大好物でもあり、先日酒の肴に今年はじめての銀杏を食べていました。

この季節だけの贅沢、といえばもうひとつ。そう「松茸」ですよね!
今年はまだ食べていない松茸。
桐箱に入っている国産には手が届きませんが、
美味しいカナダ産ならなんとかなるかもしれない・・・
と思いつつ最安値をサーチ中です(笑)。

トークイベントのお知らせ by 鳴川睦

10月初旬にはポーランド祭が開催され、そして11月には「Poland!Poland!Poland!」
というポーランドの様々な文化を都内で体験できるイベントが大集合します。

ポーランドにまつわる書籍、映画、音楽など文化的な角度からポーランドに
関連する機関や企業と、ポーランド広報文化センターが共催しての開催です。
今年の黄金の秋はポーランドイベントがめじろ押しですね。

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ケルセンもポーリッシュポタリーというポーランド製の食器を通して、
ポーランドの情報を発信してきた経緯で、私もトークイベントにゲスト参加することになりました。

そんな訳で、ポーランドについて知るトークイベント第一回は、
ボレスワヴィエツ陶器やそれを通して見えてくるポーランド。
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会場のSHINJUKU HOUSE(http://shinjukuhouse.com/)は、
とても小さな会場なので、私とお越しくださる皆様の距離も無く、
きっとアットホームな雰囲気になると思います。
来ていただいた方はドリンクとポーリッシュのプレートに乗った
ポンチキを食べながらゆっくりしていただき、
帰りにはそのお皿とさらにお土産用のポンチキもお持ち帰りいただけます。

ポーランド祭で出店されていた「ポンチキ屋」製の美味しいポンチキですので、
ポーランド祭では食べ損ねた!もっと食べたかった、という方にもおすすめ(笑)。

クリスマスも近くなる時期なので、お土産にはクリスマス柄のWIZA社のプレートφ17cmを準備しています。
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写真:平皿17cm(W200-123)

司会は、毎年開催されているポーランド映画祭の広報をなさっている
小倉さん。普段は映画や音楽のお仕事をされている方なので、
分野の違う食器について今回は根掘り葉掘り質問されそうな予感です。
私も何を話そうかと今からドキドキしております(笑)。

ご興味おありの方は是非お越しください!
ポーリッシュポタリーについて知りたいことがある方や私に聞いてみたいことがある方も大歓迎です。
予約制になっていますので、下記メールアドレス宛に
トークイベント参加希望の旨、お申し込みいただけます。

予約メールアドレス:polandpolandpoland2015@gmail.com

焼きりんご by 立花

朝晩はだんだんと冷え込んできましたね。
秋は美味しいものがたくさんある季節ですが、最近は果物に夢中です。
スーパーに行くと、必ず果物のコーナーで立ち止まってしまいます。

その中でも最近のお気に入りはりんごです。
そのまま食べても美味しいですし、温かくしても美味しく食べられるので
色々と楽しみがある果物だなぁと思います。

先日、りんごの芯抜きをようやく手に入れたので
りんごポットを使って焼きりんごを作ってみました。
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写真:スクエアボウル(上からW161-142、9、11)、下に置いたオーバルプレートφ28cm×11cm(Z928-941)、りんごポット(Z1425-809)

焼きりんごを作るときのポイントは「芯を抜くときに底まで貫通させないこと」。
…が、初めて使う慣れない道具に手間取っているうちに、底にも穴が開いてしまいました(笑)
苦戦しながら開けた穴へバターと胡桃、シナモンと砂糖を詰めたら蓋をしてオーブンへ。

今回は紅玉よりもひと回り大きい、ふじを使いました。
りんごの大きさによっては蓋がしっかりと閉まらないこともあるのですが、
加熱していくうちに自然と閉まるので、安心してお使いいただくことができます。

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30分ほどで熱々とろとろな焼きりんごが出来あがりました。
寒くなってくるこの季節にぴったりな、温かいデザートです。