『イーダ(IDA)』 by Kasia

先週のアカデミー賞発表を見た方はもうご存じかも知れませんが、
『イーダ』(パべウ・パブリコフスキ監督)というポーランドの映画が
今年の外国語映画賞を受賞しました。

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日本の『ポーランド映画祭』でもとても好評だった『イーダ』は
60年代のポーランドの物語です。修道院で育てられた主人公のアンナ
は修行中のシスター。ある日、修道院の院長に、アンナにとって
唯一の親戚である叔母の存在を教えられ、初めて修道院を出ます。

そして、裁判官として働いている叔母にショックな事実を告げられます。
アンナの本名はイーダ、家族全員をホロコーストで失ったユダヤ人だと。
そして、叔母と共にイーダの出生の秘密を探す旅が始まります。

雰囲気のあるモノクロ映画の好きな方、ポーランドについてもっと知りたい方、
『イーダ』を是非お勧めしたいと思います。

詳しい上映のスケジュールについてはこちらです。

http://mermaidfilms.co.jp/ida/

東京での上映は今週の金曜日までです!

コロッケ by Kasia

ホクホク暖かい、日本の街中でよく見かけるコロッケ。

実は、ポーランドでも同じ名前の料理があって、
ポーランド語でKrokiety(クロキエティ)と言います。

ただ、日本で人気のジャガイモコロッケと、
だいぶ違い、クレープでお好みの具を巻き、
衣をつけてフライパンで焼く料理です。(レシピ)

ポーランドでは、スープ―(特に赤かぶのスープのバルシチ
と組み合わせて、前菜としてよく食べられています。

コロッケの具はなんでも良いのですが、
最も人気なのは、肉、ザワークラウトとマッシュルームなどです。

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写真:スクエアプレート・小(Z1610-226A) Zakłady(ザクワディ)社
自作のチーズとマッシュルーム入りのコロッケです。
紺色のスクエアプレートに載せて見たら、
いつもと違い少し上品に見えてきました。

読んだとたんに日本人の方が皆、口を揃って「違う!」
と叫びだすかもしれませんが、こんなふうに盛り付けたコロッケは
なんとなく、雰囲気が少しいなり寿司に似てませんか?

と思って、次の日に同じお皿にいなり寿司を載せてみました。

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脂の木曜日 by Kasia

マルディグラ(フランス)、 パンケーキ・デイ(イギリス)、
脂の木曜日(ポーランド)、多くのヨーロッパ国では
油をたっぷり使った料理を食べて、カーニバルを楽しむ習慣があります。

ポーランドの脂の木曜日と言えば欠かせないのは
ポンチキです。ポンチキとは、以前にブログで紹介
した油で揚げた菓子パンです。
しかし、実は油で揚げるお菓子なら、なんでも大丈夫です。

と言うことで今年、私はracuchy(ラツヒ)と言う
イーストを使ったパンケーキで脂の木曜日を祝うことにしました。

ちなみに、今年の脂の木曜日は2月12日、先週の木曜日でした。
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写真: 上:平皿φ19.5㎝Z814-1044/下:平皿φ24㎝Z1001-966
見た目はとても膨らんだパンケーキにそっくり、
そと側はサクサク、中がふわふわ柔らかいラツヒ。
とても手軽に作れるスイーツなので、特にポーランドの
カーニバルを味わいたい方にはお勧めです。
レシピはこちらです。

ポーランドプディングのBudyń(ブディ二) by Kasia

いよいよバレンタインですね。

男性にチョコレートを渡すバレンタインデー、
1か月後、女性にお返しのプレゼントを贈るホワイトデー、
両方ともとても素敵な習慣だと思います。

実は、多くのポーランド人はこの日を特別に過ごすことはないので、
日本のバレンタインはとても新鮮に感じました。

至るところにいろんなチョコレートスイーツが並んでいて、
どれも美味しそうに見えます。
こうやってバレンタインを楽しむ日本人を少し羨ましく思いました。

スイーツと言えば手作りのお菓子に挑戦する方も
多くいらっしゃると思いますが、今年は是非
ポーランドのチョコレートプディングにトライして見ませんか?

そのレシピはこちらです。

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写真:ハートボウルφ16cm(Z860-1004) Zakłady(ザクワディ)社
ポーランドでとても人気なプディングのBudyń (ブディ二)です。
味と食感はカスタードとプリンの中間くらいですが、
日本の一般的なプリンよりもずっと柔らかくて滑らかです。

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写真:バレンタインの雰囲気に合わせて、プディングをハートボウルに入れてみました。
暖かいうちに食べると一番美味しいですよ!

カレー by Kasia

“お正月が過ぎると食べたくなるカレー” 
と最近テレビのCMなどでよく耳にするフレーズです。

確かに1月、スーパーではカレーの種類が
特に充実しているという強い印象を受けました。
キーマーカレー、グリーンカレー、バターチキンカレー…
私までカレーが食べたくなってしまいました。
せっかくなので、スパイシーなイエローカレーと
ココナッツ味のタイカレー、二つの味にしました。

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写真:ミニボウル・フラット(V158-U070)、(V158-U263)VENA(ヴェナ)社
普段ヨーグルトや食事のおかずに使うミニボウルに
カレーを二種類入れてみました。

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写真:エッグプレート(V191-U019)VENA(ヴェナ)社
試しにエッグプレートにナンをのせてみたら、ぴったりでした!
やはり、このお皿はイースターの飾りだけではなく、年中使えますね。

おかゆ by Kasia

スキー、スノーボード、スケート、
先の3連休の間にちょっと遠出して、
雪遊びされた方も多くいらっしゃると思います。

私は…親不知を抜歯しました!
その後、しばらく固い食べ物とお別れして、
おかゆで満ちた日々を過ごしています。

野菜粥、卵粥、雑炊、そしてデザート風のバニラライスプディング
(つまり牛乳でゆでたバニラエッセンス付きの米粥)、
世界で様々なお粥の料理がありますね。
そろそろもう少し歯ごたいのあるものも食べたいな…

さて、今日のお粥はポーランドで
とてもポピュラーな小麦の胚芽で作られたお粥です。
ポーランドではこのお粥を朝に食べることが多いのですが、
味があまり無いので、上にバターまたはジャムをのせて食べるのが一般的です。

作り方はとても簡単で、麦の胚芽と牛乳を鍋に入れて、
滑らかなおかゆの状態になるまでに弱火で湯がきます。

味を形容するのはちょっと難しいのですが、
店長に相談したところ、他の料理に例えると、
日本では赤ちゃんによく食べさせるパン粥に似ているようです。

今回はお粥にマンゴソースをかけてアツアツのうちにいただきました。

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写真:ポーリッシュマグ・大(V352-B203)VENA(ヴェナ)社

飲み口が広くて、紅茶やコーヒだけでなく、
スープや今回のようなお粥でもとても使いやすいです。
ふっくらした形は保温性があり、食事や飲み物は冷めにくくなっています。

台湾の旅行 by Kasia

新年あけましておめでとうございます。
皆さん、どんな年越をされましたか。

年末に帰省された方も多いと思いますが、
私は実家に帰らず、台湾で年越しをしました。

色鮮やかで豪華なお寺、賑やかな夜市、
そして至るところで売られているパイナップルケーキ、
またアジアの新しい一面を楽しめました。

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写真:台湾の南にある高雄と言う町です。冬でも暖かくて、まるで春のように心地いい天気でした。

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写真:12月31日、台北101でカウントダウンの花火!

台湾の名物と言えば、最初はパイナップルケーキが
頭に浮かび上がりますね。
確かにパイナップルケーキも美味しいですが、
たまたまに入ったお菓子屋さんでこんな
小さな亀ちゃんのおもちを見つけました。

無邪気にニコッとしているお顔は可愛すぎて、
亀ちゃんを自分のお土産にしてしまいました。

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写真:前:スクエアプレート・小(Z1610)Zakłady(ザクワディ)社/ 奥:平皿φ16cm(Z818)Zakłady(ザクワディ)社
VENA(ヴェナ)社のウサギたちとすっかり仲良くなったみたいですが、
亀はおもちなので、いつか食べないと・・・

赤かぶのスープ「バルシチ(Barszcz)」 by Kasia

日本では12月25日を過ぎると、一変してお正月の準備が始まりますね。
でもポーランドや他のヨーロッパの国々では、
クリスマスシーズンは1月6日(東方の三博士の日)まで続きます。

その時期に、ポーランドの食卓で欠かせない料理はビーツのスープです。
ポーランド語で「バルシチ」(Barszcz)と呼び、
日本でも人気なロシア風の「ボルシチ」によく似ています。

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写真:スープ皿(Z1002-29)Zakłady(ザクワディ)社

クリスマスの時、よく食べられている水餃子入りバルシチです。
中華料理のワンタンのように、四角の形に切った皮にマッシュルームの具を包みます。
出来上がった餃子は豚の耳のように見えるので、
ポーランド語でuszka ウシカ(耳ちゃん)と呼びます。

ポーランドのジンジャーブレッド「Piernik(ピエルニク)」 by Kasia

クリスマスがついに来ましたね!

ポーランドでは、24日の夜から26日まで、クリスマスキャロルを
歌ったり、美味しい料理を食べたりして、3日間のクリスマスを
家族とワイワイして楽しく過ごします。

クリスマス料理と言えば、赤かぶのスープのバルシチ、
ザワークラウトとマッシュルーム、塩漬けニシンと焼き鯉、
そして最後に登場するデザートの
ドライフルーツのコンポートとピエルニク(Piernik)。

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写真:平皿φ19㎝(V132-U053)Vena(ヴェナ)社
ピエルニクとは、シナモン、クローブ、八角、ジンジャー、
カルダモン、コショウ、オールスパイス、ナツメグ
8種類のスパイスと蜂蜜をたっぷり使った
ポーランド風のジンジャーブレッドです。

伝統的なピエルニクは焼く前、短くても必ず1か月ぐらい
涼しいところに生地を寝かしておき、熟成させます。

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今年、私の作ったピエルニクです。手作りのプルーンのコンフィチュールをはさんで、
チョコレートガナッシュをかけて、上にドライフルーツとナッツを飾ざってみました。

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写真:ピエルニクの細長い形にぴったりのヴィザ(WIZA)社のトレイ(W214-25D)を使ってみました。
淵のところに持ち手もついていて、とても運びやすかったです!

ピエロギ(Pierogi)by Kasia

ポーランドの最も有名な伝統料理と言えばピエロギです。

現地のポーランドでは、どこのスーパーでもお惣菜コーナーに
必ず置いてあるほど人気な料理です。

見た目は日本でもポピュラーな水餃子に似ているのですが、
中に包む具は肉だけではなくカッテージチーズとジャガイモ、
豆や果物など様々なピエロギがあります。

ピエロギは私の大好物なのですが、
とても手間暇がかかる料理なので、
自分ではめったに作りません。

先週末珍しくピエロギ作りに挑戦してみました。
一人で作ったので結局二時間くらいかかってしまいました。
お店で売っているような綺麗なものは作れませんでしたが、
それぞれ個性豊かなピエロギが出来上がりました。

その中で満足のいく数個を写真とっておきました。

また今度頑張りましょう!
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写真:Wiza(ヴィザ)社のスクエアプレート(W262-10K)に、少し大きめなピエロギが丁度3個入りました。今度このお皿に焼き餃子も盛り付けてみたいなと思いました。