ツバメ by Kasia

ツバメ

今年もケルセン自由が丘のお店の軒先でツバメが巣を作りました。
自由が丘帰りにこんな写真が撮れました:

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巣を出たり戻ったりする忙しい”母ツバメ”の姿と3羽の雛たち。
雛たちは元気に育っているみたいですね。
そろそろ飛ぶ練習をはじめるのではないかと自由が丘の皆さんと盛り上がっています。

ポーランドではツバメは春の象徴の一つで、幸運を呼ぶ鳥だと思われています。
特に田舎の方でツバメの巣をよく見ます。
4月から10月頃まではずっとポーランドで過ごしているようで、
冬が近づくと南アフリカへ旅立ちます。

コンフォートフード by Kasia

安心感を感じさせる懐かしい味、手軽に調理ができる炭水化物の多い料理、
英語圏の国ではこのような食べのもはコンフォートフード。
つまり「心地よい料理」と呼ばれています。

私にとって昔からこのような心を和ましてくれる食べ物は家に近くあったパン屋の
Chałka(ハウカ)という微かに甘味を感じる四つ編みのパンでした。
焼き立てのハウカの香りだけで心が癒されて、ストレスが半減しました。

心を癒し、手軽に作れ(お店で買ったものをスライスするだけ)、
尚且つ炭水化物の塊のハウカは私にとってまさしく、コンフォートフードそのものでした。

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写真:ポーランドパン屋。焼き立てのパンがずらりと並んでいます。

来日して以来、ハウカを自分で作らないといけなくなったので、
「手軽に調理ができる」と言うところがなくなってしまいましたが、
ストレスやホームシックにはよく効くので、コンフォートフードとして大活躍しています。(笑)

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写真:ザクワディ社の19.5㎝(Z814-964)の皿に手作りハウカと蜂蜜。

Pączki!(ポンチキ) by Kasia

ポーランドの定番スイーツのPączki(ポンチキ)が
ついに東京にやってきました!

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東京を巡るポンチキヤのキッチンカーです。

日によって場所と時間が変わるようなので、
事前にFBでスケジュールを確認すれば確実に
ポンチキを手に入れることができます。

ポンチキヤのFacebookはこちらからです。

ちなみに、一番近い日にちですと:

5月22日(金) 【the Art of Drinking】@東京ドイツ文化センター
        こちらは17:30~23:30の予定です。

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バラのジャム、ラスベリー、チョコレート、黒ゴマ、
日替わりポンチエックまで、メニューは結構充実しています。
ポーランド人の私のお勧めはやはりバラのジャムです。

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アツアツの焼き立てのポンチキ!
その香りだけでお腹がぐうぐうなってしまいました。

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写真:平皿φ19cm(K1102-DP265) Kalich社
1個はお土産に家に持って帰るつもりだったのですが、
今回特別におまけにもう1個をいただきました!

つつじ by Kasia

皆さんゴールデンウィークは楽しめましたでしょうか。
私は初沖縄旅行と、東京と、その週辺の庭園を見て、
とてもとても充実した連休を過ごせました。

5月はつつじの見ごろだと聞いたので、群馬県にある
館林つつじが岡公園に行ってみました。
その名の通り、色とりどりのつつじが沢山咲いていて素敵でした!

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ちなみに、つつじはポーランド語で種類によってAzalia(アザリア)
またはRóżanecznik(ルジャネチニック)と呼びます。

こうやってつつじを眺めたら、ポーランド食器にもつつじの
柄があれば可愛いなと思いました。

せっかくなので、帰りに宇都宮に寄って名物の餃子を食べました。
日本の餃子は焼いたものが多く、私がポーランドで食べなれているピエロギ
(ポーランド風の餃子)と違い、羽までついています。

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写真:スクエアディッシュ(W262-10K)Wiza(ヴィザ)社
ポーランドのピエロギです。
味は水餃子にとても似ていますが、ポーランド人はピエロギを汁なしで、
たれもつけずそのまま食べます。

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同じWiza(ヴィザ)社のスクエアディッシュに餃子を載せてみました。
多くのポーランド人にとって、焼き餃子が逆さまに皿に盛り付けられる事は、
小さなカルチャーショックです。

Mazurek (マズレック) by Kasia

先週末、家に帰ったら嬉しい届け物が私を待っていました。

2週間程前のことなんですが、母が今年もイースターに家族と離れて暮らす事を
寂しく思っている私に「家からなにか美味しいものを送ってあげるよ」と約束してくれました。
週末に届いた荷物を開けたら、中には「Mazurek」(マズレック)と言うケーキがありました。

Mazurekは前回ブログで紹介したBabka(バブカ)と並んでイースターの定番のスイーツです。
家庭によって、作り方はそれぞれ違いますが、ケーキの強烈な甘さは共通なところです。
砂糖はいつも控えめの実家でも、母が毎年、マズレックにドゥルセ・デ・レチェ
(缶ごと温めた練乳で作った濃厚なキャラメルソース)を大量に使っています。

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ポーランドから長い旅を経て(ほぼ)無事に届いたマズレック。
やっぱり大人になってもお母さんの手作りの味は何よりも美味しく感じます。

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写真:平皿φ16cm(Z818-166A)Zakłady(ザクワディ)社

マズレックは出来立てより、少し”熟成”した方が美味しいです。
杏子ジャムとドゥルセ・デ・レチェの味がお互いに染み込み、
キャラメルの表面が固まり始めるとマズレックが丁度食べごろになったことがわかります。

金曜日 by Kasia

ついに金曜日が来ました。

一週間の苦労の終わり、羽を伸ばせる愛しい金曜日。
英語圏の国では「TGIF‐Thanks God it’s Friday」(やっと金曜日だ、神様ありがとう!)
と言う表現まであります。

ポーランド人の私は金曜日が好きな理由も一つあります。

キリスト教の信仰が深いポーランドでは、イエス・キリスト
が金曜日に十字架で死んだと信じられています。

キリストの死を悼むために、毎週多くの人が金曜日に一日肉料理を我慢します。
その代わり、サンドイッチ、果物が入った甘い団子、クレープ、
ほうれん草の薄焼き卵など、軽めなまるでおやつのようなものを食べます。

子供の頃は「食事にデザート」と言う考え方はとても魅力的に映り、
一週間で最大の楽しみでした。
実は、日本に住み始めてからも、そういう食生活がなかなかやめらず、
金曜日のディナーによく実家のことを思い出させるクレープを作ります。

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写真: 平皿φ19.5cm(Z814-964) Zakłady(ザクワディ)社

栄養バランスをちゃんと保つには、ポーランドで人気なカッテージチーズ(カルシウム!)をクレープではさんで、果物をたっぷり添えていただきます。

イースターバスケット by Kasia

先週末ポーランドではイースターが始まりました。

毎年、この時期に親が沢山の美味しそうな写真を送ってくれるので、
家族と一緒にイースターを楽しめないのはいつもとても悔しくなります。(笑)

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今年の実家のイースターバスケットです。
ポーランドでは、イースター日曜日の朝ご飯の時に食べる食材をそれぞれ少しづつ
バスケットに入れ、神様の祝福を受けるために教会にもって行く習慣があります。

バスケットの中身は家庭によって少し違うらしいのですが、
定番はソーセージ、塩、 ホースラディッシュ(西洋わさび)、
パン、オレンジとイースターエッグです。

写真をよく見て気づきましたが、今年、実家のバスケットには
パンの代わりにケーキが入っていたみたいです。
このケーキはポーランド語で「babka」(バブカ)と言い、
特にイースターの時にとても人気な卵の黄身を
たっぷり使ったブリオッシュのような菓子パンです。

実家の写真に写っているものはバスケットのサイズに合わせた
カップケーキのような小さなものですが、
通常サイズのbabka(バブカ)ならこちらです。

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写真:デザートプレート20×20cm(V205-U019) VENA(ヴェナ)社
ケルセンで取り扱っているWIZA社のクグロフ型を使った自作のbabka(バブカ)です。
とても手軽な材料を使ったレシピなので、クグロフ型をお持ちの方々に
是非お勧めしたいです。レシピはこちら

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写真:クグロフ型(W813-132) WIZA(ヴィザ)社

イースター by Kasia

日本では桜の満開を楽しんでいる今週、ポーランドではイースターの準備が始まったそうです。

イースターは日本語で『復活祭』とも呼び、その名前通り十字架にかけられて
死んだキリストの復活を記念する、キリスト教にとって最も大事なお祭りです。

びっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、イースターはクリスマスよりも大事なのです。

イースターの楽しみと言えば、カラフルなイースターエッグを作ること、
そして、美味しいものを食べることです。

今ではポーランド人は、イースターの40日前の四旬節の期間にもいつも通りの
食生活を続けていますが、かつてこの四旬節の期間には、肉、乳製品と卵は禁じられ、
イースターの日曜日からやっとそれらを食べられるようになりました。

とはいえ、イースターの2日間は、今でも昔ながらの料理を楽しんでいます。
ホワイトソーセージ、ハム、卵、チーズケーキなどはイースターの食卓には欠かせないものです。
それにライ麦の天然酵母をもとに作る「Żurek」(ジュレック)というスープも多くの家庭に登場します。

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写真:ボウルφ13cmフラット(V071-B102) デザートプレート20×20cm(V205-U019) VENA(ヴェナ)社

天然酵母から作るのはまだまだ勇気が足りない私が、ポーランドから持ってきた
żurek(ジュレック) のもとを使って見ました。
スープの具はイースターの定番のホワイトソーセージとゆで卵。
実家でよく食べた酸っぱくてさっぱりしたżurek(ジュレック)の味を再現できて、すっかり
イースターの気分になりました。

陶器のおもちゃ by Kasia

今月、VENA(ヴェナ)社から新商品の可愛いおもちゃのティーセットが届きました。
置いておくだけで部屋が楽しくなるので、ネットショップでは
あっという間に全部売り切れてしまったほどの人気アイテムです。
(自由が丘直営店にはかろうじてまだ少しあります。)

去年、ボレスワヴィエツに行った時にとても面白い情報を手に入れました。
実はポーランドでは、このような陶器でできたおもちゃが、
かなり昔から作られていたそうです。
2007年にボレスワヴィエツで発見された16世紀の陶芸屋さんの遺跡の中に
こんな小さな馬のフィギュアがありました。

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かつて、このようなフィギュアを棒に刺して、
ボレスワヴィエツの子供たちが遊んでいたようです。

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現在、Zaklady(ザクワディ)社はそのレプリカを作っているので、
もしボレスワヴィエツにある直営店に行くことがあれば、
実際に手にとって見ることもできます!

ハートボックス by Kasia

多くの女性はピアスやネックレスなど
を数ピースは持っていると思います。
実は、私はこのような細かいものを何度か
なくしてしまい、つらい思いをしました。

自分のおっちょこちょいな失敗を抑えようと強く決心して、
とりあえず小さなアクセサリーを全て一ヶ所にまとめるようにしました。

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写真: 前:ハートボックス(V125-U070)/奥:ハートボックス(V125-C022) VENA(ヴェナ)社

数少ない私のコレクション(行方不明なものが多いため)なので、
VENAハートボックスなら、ぴったりと思い、少し工夫してみました。

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スポンジと柔らかいフェルトをハートの形に切って、
ハートボックスに敷くと、ピアスを刺すことができて、
とても便利に使うことができました。