水ようかん by 立花

まだまだ残暑が厳しい日が続きますね。
クーラーを効かせるために締め切った窓の外からは相変わらず元気な蝉の声が聞こえています。

こうも暑い日が続くと冷たいスイーツが食べたくなりますが、アイスクリームやかき氷にもそろそろ飽きてきたので、週末は簡単につくれる水ようかんで涼むことにしました。

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写真:ダニッシュキャセロールφ8.5cm(左からV316-C008,V316-B203)

材料は、つぶあんと水と寒天のみで、とてもシンプルです。
鍋を火にかけている間は少し暑いですが、溶かしてしまえば型に入れて冷たくなるのを待つだけなので、作業工程も洗い物も少ないところが嬉しいポイントです。

VENA社のダニッシュキャセロールφ8.5cmは一人前のデザートや小鉢にぴったりな可愛らしい大きさです。
側面にも絵付けがされているので、食器棚の中がいっそう可愛くなりました。

絵付けの体験(@ザクワディ) by 鳴川睦

去年の10月にZaklady Ceramiczne “BOLESLAWIEC”(ザクワディ)社に行った際、
絵付けさせてもらったお皿を今年6月にボレスワヴィエツで受け取りました。
絵付け後に釉薬をかけて焼いてもらったのがこれです。
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去年のお皿を焼いておきましたよ。と受け取ったものの、見た瞬間ショックでこけるかと思いました。
唯一無二の自分だけのポーリッシュには違いありませんが、
これを使って食事をしたいかと問われると実に微妙です(笑)。

ボレスワヴィエツの陶器業界において最も貢献した方のひとり、
ザクワディのデザインチームを率いるヤニナ・バニコズウォヴスカさんも見守ってくださる中、
少々緊張したものの、デザイナーの方にマンツーマンで丁寧に指導してもらったのですが・・・。
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イメージしたものを具現化するというのはセンスなのだと改めて実感しました。
デザイナーの方々って「すごい!」です。
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上の写真は、絵付け直後の様子です。これを焼くと冒頭の写真になります。

訪れたのが10月ということもあり、この柄のテーマは「秋」。
心の中ではシンプルでありながら秋を感じられるモティーフを描こうという構想を持っていました。

しかし、机の上には無数の種類のスタンプが用意されていて、
つい色々な模様を試してみたくなり、使える色も様々あって・・・
その誘惑に身を任せてしまったことが敗因だったと思われます。

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毎年8月の第三週に開催されるボレスワヴィエツの陶器祭り。
今年は8/19-8/23に行われます。このブログをご覧の方の中にも
ひょっとするとお出かけになる方もいらっしゃるかもしれませんね。
お祭りのイベントの一環で絵付け体験コーナーもあるので、是非チャレンジなさってください!

きのこのリゾット by 立花

最近、我が家の食器棚に仲間入りをしたパスタ皿2枚。
伝統的なピーコック柄と桃の実がデザインされたZakłady社と、
リムの部分の小花が可愛らしいVENA社のお皿は、どちらもお気に入りです。
それぞれ製造元は違いますが、一緒に使っていても全く違和感がなく
重ねたときの納まり具合もぴったりです。
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写真:上からVENA、Zakłady、KALICHの順で重ねてみました。

ポーランドのスーパーでお菓子などのお土産を買ったときに、店長に勧められたポーランド産の乾燥ポルチーニ。
リゾットにすると絶品と教えてもらったことを思い出し、試してみることにしました。
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写真:パスタ皿(Z1002-1004)

材料はとてもシンプルですが、きのこ独特の旨みと香りがぎゅっと詰まっていて
我ながら「レストランの味みたい…!」と感動してしまいました(笑)
ただ、夏の暑い昼食時にガスコンロの前から離れることができなかったので、
完成する頃にはたくさん汗をかいてしまいました。
夏の暑い時期にはちょっと不向きな料理かもしれません…
今度はもう少し涼しくなってから、また作ろうと思います。

さて、先日VENAからの新着が到着し、自由が丘直営店も賑やかになっています。
新着の絵柄のU198とU199に使われている黄色は、夏にもぴったりな元気なデザインですね。
夏休み期間も休まず元気に営業しておりますので、皆さまのご来店を心よりお待ちしております!

ケルセン自由が丘直営店までの道のり by 鳴川睦

冷房の効いた電車から降りると、熱気でくらくらすることも多いですね。
そんな中、自由が丘直営店に来ていただくお客様にご案内したいことがあります。
それは駅から歩く際に「冷房の効いたアーケードを歩いて来る」というルートです。
先ず、自由が丘正面口に出て、右手、東横線沿いに伸びた「自由が丘デパート」に入ります。
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下の写真は、自由が丘デパートの中のアーケード1階の様子です。
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それが途切れると東西に伸びた道「すずかけ通り」をまたいで、次に「ひかり街」という商店街に入ります。
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ちなみに「自由が丘デパート」や「ひかり街」ですが、
惣菜屋、金物店、呉服屋、古道具屋、化粧品店、花屋、ペルシア絨毯屋、
ペットショップ、社交ダンス用ドレスショップ、・・・
様々な小さなお店が集まっている様子は、上野の「アメ横」のような「昭和」の雰囲気に満ちています。
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ひかり街が終わり、外に出ると左手の方向が「ケルセン自由が丘直営店」です。
これで、水曜日以外(水曜は自由が丘デパートも、ひかり街も定休日なのです)、
雨天の時にもほぼ傘をささずにご来店いただけます。
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自由が丘駅から3分程度の道のりですが、ゆっくり涼みながら歩いて来ていただければと思います。

夏野菜(茄子) by 鳴川睦

このところ凄まじい猛暑続き。日陰の無い月極駐車場に置いてある車に乗る事も試練となりました。
乗った瞬間、噴出す汗でファンデーションは流れてしまい、
黒いシートに座ったとたん背中はかちかち山状態。
ステアリングもシフトノブも火傷しそうなほど熱くてしばらくは握れません。

車の後ろから日が差し込む向きで駐車しなくてはならないので、
サンシェードを装着していても車内の温度は60℃位(たぶん)はありそうで、
エアコンが効いてくるまでの辛抱とはいえ、熱湯に浸かっている気分です。

まだ8月になったばかりですが、秋が来るまではしばらくかかりそうなので、
当面は熱中症や夏バテ対策に頑張らなくちゃ!ということで、
負けてたまるかという気力をバネに、夏を乗り切る献立作りに励む日々です。

元気な身体を作ってくれるものひとつ、夏野菜。
昨今の野菜は、季節感が無くなるほど通年で出回ることが多いですが値段も栄養面も「旬」の野菜が一番です。

夏野菜といえば、きゅうり、トマト、枝豆、とうもろこし、オクラ、ピーマン、かぼちゃ、ゴーヤ、・・
沢山美味しい野菜があります。今回は、濃い紫が美しい「なす」にフォーカスしてみました。

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写真:ラウンドキャセロール・小(V152-U198)

ハリのあるつやつやした紫色には、ポリフェノールがたっぷり。
この季節、身体を冷やしてくれるという有難い効能も嬉しいです。
油を使って料理をすると、果肉の独特の甘みを一層感じられるように思います。

私の愛するなす料理、つまり我が家のなす料理は、
「味噌汁」「生姜醤油和え」「焼き茄子」「揚げ浸し」「ひき肉の重ね焼き」
「ラタトゥユ」「なすとベーコンのパスタ」「夏野菜カレー」などです。

スライスしてオリーブオイルで両面を焼いたなすとミートソースを重ねて、
チーズを乗せてオーブン焼きにした「なすとひき肉の重ね焼き」。
これにマッシュポテトを加え、三層にして焼き上げることも多いです。
ミートソースは、香味野菜とひき肉をしっかり炒め、赤ワインとトマト(缶詰)で
じっくり煮込むことがコツだと思います。この季節、汗だくですが・・(笑)。

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写真:左/平皿19cm(V132-A063)右/オーブン皿・オーバル・中(K1210-DU252)

続いて「焼きなす」。日本の夏、といえばこの一皿ですよね。
しっかり冷やして鰹節をかけて醤油でいただくのが最高に美味しいです。生き返ります。

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写真:左/平皿11.5cm(Z1358)右/オーバルトレイφ28cm×11cm(Z928-166A)

そして、フランス・プロヴァンス料理のラタトゥユ。
これも夏野菜たっぷりで、冷やして食べたり、メインの付け合せにもできる便利で栄養満点の夏料理です。
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写真:リーフボウル(V160-C022)

揚げ浸しは以前も紹介したことがあるので覚えている方もいらっしゃると思います。
だし汁に浸かった揚げなすが、じんわりと甘くて美味です。
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写真:左/ウェイビーボウル(Z1279-166A),右/スクエアボウル(Z143-922)

夏野菜を沢山食べて暑い夏を乗り切りましょう!

オーブン皿でパン作り by 立花

東京では連日35℃に届きそうなほどの暑い日が続いています。
天窓から太陽の光がたっぷり差し込むオフィスは、晴れた日はとても気持ち良いです!
が、ここ数日はジリジリとした日差しにクーラーも効きもイマイチ…冷たい飲み物を飲んで乗り切っています。

ご存知の方も多いかと思いますが、ポーリッシュポタリーは
「電子レンジ・食洗機・オーブン(~230℃)」でも使える丈夫な食器です。
冬場はオーブン料理で大活躍する食器たちも、夏場は活躍の場が少し減ってしまう
気がするのですが、食器棚で眠っているのはもったいない!
ということで、個人的にお気に入りなオーブン皿・スクエア・大をパン型として
使ってみました。

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写真:小さく丸めたロールパンの生地を並べたちぎりパン、オーブン皿・スクエア・大(V149-U263)

以前のブログでフライ用のバットにも使えると紹介しましたが、このタイプのオーブン皿は
オーブン皿以外の様々な用途で使えるのでおすすめです!
食器の内側はもちろんですが、側面にも丁寧に絵付けがされているところも
使っていて嬉しいポイントですね。

VENA社からの新着入荷 by 鳴川睦

ようやく新しいVENA社の食器が届きました。
今回は、小さくて可愛いフォルムのハートプレート、パウンド型、
ココットサイズのダニッシュキャセロール、箸置き、・・
フォルムも絵柄も色々あって見ているだけでワクワクしました。

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写真:VENAの新着商品の数々

うさぎも新しい仲間が増え、ポーリッシュポタリーとしては
それほどメジャーではありませんが黄色ベースの柄も登場しました。

自由が丘直営店でも今日からご覧いただけます。
お近くの方は是非遊びにいらしてください。

陶器のバスケット by 鳴川睦

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写真:バスケット(Z1790-479)

ザクワディから陶器のバスケットを入荷して以来、密かに人気が高まって
きたようです。先日は、アメリカにお住まいのお客様が自由が丘直営店に
お越しになって、早速この陶器のバスケットをお求めいただきました。

アメリカでもポーリッシュを色々と買い集め、すでに幾つもお持ちだということですが、
これは今まで見たことが無い!ということでとても喜んでいただけた
という話をスタッフから報告を受けて私はとても嬉しかったです。

比較的新しいフォルムでもある陶器製のバスケット。たしか3~4年前頃に
作られたものだったと思います。かごといえば、ポーランドでは真先に
「イースターバスケット」を思い浮かべますが、これもその装飾品のひとつです。

日本ではイースターバスケットを用意するということは少ないと思いますが、
何かをストックさせる時になかなか便利です。我が家にとって
沢山ストックがないと困る玉ねぎ、食べ盛りの子供達用のパン、などを入れて
キッチンの片隅に置いていたザクワディのバスケット。視界に入るたびに、
可愛いなーと思いながら使っていました。

ところが、この頃買ってきた果物が未だ熟していなかった・・ということが
立て続けだったので、今はすっかり果物の追熟かごになってしまいました。
生花代わりにテーブルの真ん中に据えておき、食べ頃はまだかな~
と毎日眺めます。果物を入れただけですが、これが結構気に入っています。
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ジンジャーブレッド&ハートプレート by 鳴川睦

ポーランドの古都クラクフで、ジンジャーブレッド屋さんを見つけました。
お店の名前は「KOPERNIK(コペルニク)」。ポーランドで最も歴史のある
ジンジャーブレッドの名店で、クラクフに支店があったのです。
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この店では『TORUŃSKIE PIERNIKI(トルニスキエ・ピエルニキ)』すなわち
「トルンのジンジャーブレッド」が売られています。
勿論、本店はTORŃ(トルン)にあります。

ポーランド人に「トルンといえば?」と問うと、
必ず「ジンジャーブレッド」と「コペルニクス(ポーランド語ではコペルニク)」
という答えが返ってくるほど。コペルニクスはトルンの出身です。

本場のジンジャーブレッドが買える機会はそうそう無いと思ったので、
早速お土産に買って帰ることにしました。
それがこれ。個包装されたハート形のジンジャーブレッドです。

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色々なスパイスが効いた香り高いお菓子で、
ジンジャー、シナモン、クローブ、カルダモン、蜂蜜などの味を感じました。
ポーランド語のピエルニキというのは、ジンジャーブレッドのことを指す言葉
ではありますが、もともとはスパイシーという意味だそう。なるほど!
結構生姜のぴりりとしたスパイシーさが際立っていました。

本来は保存食にもなると言われ、歯が立たないほど非常に硬いものもあるらしいです。
八幡製鉄所の「くろがね固パン」並みなのか・・・と勝手に想像していたのですが、
買って帰ったものは、表面はお砂糖でコーティングされており、
断面は濃い茶色、密度はドイツパン位でそれほど硬くないものでした。

固さはレシピによって違うらしく、超ハードなものからふんわりしたものまで様々。
このハートのジンジャーブレッドはふんわりタイプの部類です。

味を例えると、砂糖でコーティングされた表面や生姜や蜂蜜の味がするところが、
柔らかさも含めて私の故郷長崎ではよく見かける「黒棒(くろぼう)」にどことなく似ている気がしました。
黒棒は黒糖を使って作られた、昔からある素朴な菓子なので九州の方はご存知かもしれませんね。
生姜の風味やコクのある甘さが、私にとっては懐かしく感じられる味でした。

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実はこの形、VENA社の小さいほうのハートプレートみたいです!
書籍で紹介してとても反響の大きかったVENA社のハートのプレートは、
大小2つのサイズがあり、この夏に入荷を予定しています。
写真に写っている柄の他に、新作の柄を含めて全10柄あります。
こちらもどうぞお楽しみに!

カチョカヴァッロ by 鳴川睦

私のチーズ愛については、これまでのブログや書籍でも書いているので、
ご存知の方も多いかもしれませんね。

普段、量り売りのお店で少量を何種類か買ったり、
賞味期限の近づいているものをセールで見つけたりして
(賞味期限が近い方が成熟して食べ頃なんです!)、
日々楽しんでいるチーズ生活。

切り売りしてもらえないこともあり、普段から食べるチーズ
としては値段もちょっと高めなので、時々しか買いませんが
カチョカバッロも大好きです。

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ひょうたんのような、アニメのおでんくんのような、紐に吊り下げて
熟成させた面白い形のイタリア生まれのチーズです。

焼いて食べるのが一番好きで、1cmほどにスライスして
フライパンでこんがり両面を焼くと本当に美味しくて。
外側をカリッと香ばしく焼き、中はとろりと糸を引く熱々の旨さがたまりません。

最初にこのチーズに出会った時、焼くと美味しいと聞いて
早速フライパンにスライスしたチーズを4~5枚並べて焼いたら、
あっという間に全てのチーズがフライパンの中で一体化して、
ドロドロになってしまいました。

両面に焼き色を付けるということを考えて、肉を焼くように
強火で焼いてしまったのが敗因だったようです。

その後試行錯誤を繰り返し、最近ようやく一枚一枚をこんがり焼くことが
できるようになりました。要は「辛抱強くごく弱火で焼くこと」。

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最初に表面を焼き色が付いたら、チーズを支えながらフライ返しで裏返し、
裏面も焼き色を付けて厚みのあるうちに(チーズが溶け出して広がる前に)
皿に移します。すると、外はこんがり中はとろける焼きチーズの出来上がり!

そんな訳で、もう失敗しなくなった焼きカチョカヴァッロ。
家に戻った夕方、子供たちのおやつに、私のエネルギーチャージに、
のんびり焼くのが楽しくなりました。
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