梅仕事 by 立花

関東も梅雨入りが間近と言われていますね。
正直なところ雨はあまり好きではありませんが、この時期になると
楽しみな「梅仕事」がやってきます!

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写真:ボウルφ17cm(W305-25A)

私にとっての初夏のイベントと言えば、まさにこれです。
大きな瓶に梅と氷砂糖を入れる作業が大好きで、まだお酒が飲めない頃から
率先して手伝いをしていました。
(今では自分で飲みたいがために、懸命に準備をするようになりましたが…。)

毎年八百屋さんで梅を買ってきては、母と二人でせっせと作る梅酒。
竹串で一つずつヘタを取り、実に針で穴を開ける工程が意外と根気のいる作業です。

梅の実と氷砂糖を重ねる作業はデコレーションケーキを作っているような感覚に
近い気がして、すべての工程の中で一番楽しんでいるポイントかもしれません(笑)

我が家では梅酒用の青梅をブランデーで漬ける梅酒が定番となっています。
ホワイトリカーよりも少し深みがあって、ゆっくりと時間をかけると
飲みやすくまろやかな味になるのでおすすめです。

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左:ホワイトリカー、右:ブランデーで漬けたもの

今年は新たに南高梅をホワイトリカーで漬けて、合計で3本作ることができました。
地味な作業に途中で手が疲れてしまいましたが、大ぶりの実を手に取るたびに香る
甘い梅たちに癒されました。

ガラス瓶の中で美味しくなってくれることを期待しつつ、飲める日が来るまでは
しばらく辛抱の日々が続きそうです。

スモークサーモンのサラダ by 鳴川睦

そろそろ全国的に梅雨入りしそうな気配ですね。
気が付けばすっかり昼も長くなって、今月末はもう夏至。

6月初旬頃といえば、麦の実りの季節でもあります。
先日、愛媛の砥部を訪れた時には広い麦畑を見て、もうすぐ麦秋なんだなー、と思いました。
麦といえば、ビール。一番美味しい時季もすぐそこまで来てますね。

先週(5月末)の娘の運動会は、お天気に恵まれたものの強烈な日差しにクラクラでした。
こんな時のビールはさぞ美味しかろうと思うほど汗だくで応援したので、
帰宅して、とりあえず何か肴でも・・と冷凍庫のストックを探っていたら、スモークサーモンを発見。
サラダにしました。

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写真:手前「スクエアディッシュ(W262-25D)」,奥「ミニボウル(V157-A001)」&「ミニスプーン(V288-U006)」

大根ときゅうりを千切りにしてスモークサーモンで巻くだけ、というあまりにも簡単なサラダなのですが、
これが子供達にはバカ受け。なので時々作るようになりました。

なぜか我が家では、このサラダのときだけマヨネーズに
少しケチャップを混ぜただけのソースをかけています。

このサラダには白ワインが合いそうなので、キンキンに冷やしたワインにしました。
ビールの季節がやってくるという話の筈だったのですが(笑)。

つつじ by Kasia

皆さんゴールデンウィークは楽しめましたでしょうか。
私は初沖縄旅行と、東京と、その週辺の庭園を見て、
とてもとても充実した連休を過ごせました。

5月はつつじの見ごろだと聞いたので、群馬県にある
館林つつじが岡公園に行ってみました。
その名の通り、色とりどりのつつじが沢山咲いていて素敵でした!

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ちなみに、つつじはポーランド語で種類によってAzalia(アザリア)
またはRóżanecznik(ルジャネチニック)と呼びます。

こうやってつつじを眺めたら、ポーランド食器にもつつじの
柄があれば可愛いなと思いました。

せっかくなので、帰りに宇都宮に寄って名物の餃子を食べました。
日本の餃子は焼いたものが多く、私がポーランドで食べなれているピエロギ
(ポーランド風の餃子)と違い、羽までついています。

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写真:スクエアディッシュ(W262-10K)Wiza(ヴィザ)社
ポーランドのピエロギです。
味は水餃子にとても似ていますが、ポーランド人はピエロギを汁なしで、
たれもつけずそのまま食べます。

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同じWiza(ヴィザ)社のスクエアディッシュに餃子を載せてみました。
多くのポーランド人にとって、焼き餃子が逆さまに皿に盛り付けられる事は、
小さなカルチャーショックです。

気分は初夏だった5月の連休 by 鳴川睦

大型連休も一段落。いかがお過ごしだったでしょうか。
私の連休は家の掃除、洗濯、衣替え、ジャム作りなんかで
地味に終わってしまいました(笑)。
嬉しかったことにお天気が続いたので気分もすっきり。

あ、ひとつだけ。近所にシネマコンプレックスが完成したので、
子供達に早く寝るように言いつけ夫婦でレイトショーに出かけました。
北野武監督の「龍三と七人の子分たち」は、
最初から最後まで抱腹絶倒。沢山笑いました。

深夜戻ってきたら冷蔵庫に何やらデザートが・・
夜な夜な娘達2人で杏仁豆腐を作っていたようです。
一晩冷やし固め、翌日家事の合間に早速いただきました。
日中は暑いくらいだったので、ひんやりして美味しかったです。

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写真:ボウル「左ボウルφ10cm(K436-DU168),右ボウルφ10cm(K436-DU059)」スプーン「左:(C592-976右:(C592-946)」「クリーマー(W404-132)」

そうそう、いちごの季節もいよいよ終盤です。
スーパーで安売りいちごを発見!2箱(8パック)を購入し、せっせとジャム作りに励みました。
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のんびりした休日の昼ごはんは、蕎麦とかパスタなんかが簡単で良いですね。
今の季節、春キャベツが美味しいのでキャベツとアンチョビのパスタを作りました。

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写真:スープ皿(W204-127)

今年も遠出することはありませんでしたが、こんな休日もいいもんですね。

ポーランド人の名前 by 鳴川睦

ポーランド語って、パッと見に子音が連続しているので
英語やラテン系の言語の方に親しみがある私にとって、
スラブ系言語というのは見た目からして結構難解に映ります。

人の名前についても同様、名刺に書いてある正式な名前の発音は
カーシャに教えてもらっても一回では覚えられず時間が掛かっていますしね。

名前ということを考えると、ポーランドと日本で大きく違う点があります。
それは、日本のように名前を自由に創造することが出来ない、ということです。

ポーランド人の名前とは、原則として男女別に決められた
名前一覧からの「選択」である、ということ。
このポーランド科学アカデミー言語文化局作成の一覧から外れる場合には、
そこでの判断を仰ぐ必要があるそうです。

例えば、アメリカなど外国の名前などを付けようとすると
役所で一悶着あったりするようです。それでも女性の名前は最後に必ずaで
終わらないといけないというのは絶対の決まり事となっています。
名前を付けられる際、役所と揉めたというエピソードを持っている
カーシャの友人もいるという話などを聞いてびっくりしました。

私:「日本では名前の流行というのがあるけどポーランドにもある?」
カーシャ:「ありますよー。キラキラネームも(笑)。」
私:「え?ポーランドのキラキラネーム!?どんな名前?」
カーシャ:「ニコラ、オリヴィア、ヴィクトリアとか」
私:「へー。あんまりキラキラって感じでもないような気もするけど・・。
   カーシャじゃなくてヴィクトリアだったらどんな感じかなぁ。」
カーシャ:「なんか恥ずかしいです。」

ところで、実はカーシャというのは愛称形で、正式にはカタジナです。
愛称形というのは、名前を短くしたり(逆に長くなるものもありますが)、
軽く呼びやすく変化させたもので、(~ちゃん)って感じで親しみや愛らしい雰囲気も加わります。
ただ、英語でWilliam(ウィリアム)の愛称WillとかBillとかと同じく、
大人になっても使われるので、安易に~ちゃんという訳ではありません。
そして、それぞれの名前で定まった愛称形があります。
Katarzyna(カタジナ)の愛称形がKasia(カーシャ)です。
確かに響きが可愛らしいですね。カーシャにぴったり。

さらに掘り下げると「ぞんざい形」なるものが存在するそうです。
投げやりで、突っぱねた、乱暴で失礼な呼び方なのか・・
いえいえ、そういう訳ではないようです(笑)。
どちらかというと、カッコイイ、ちょっとクールな響き。
ちびっこでなくなった男子以上の人に使われるそうです。
愛称形が可愛さプラスとすれば、ぞんざい形はその可愛いという要素を省いたもの、
という説明の方がしっくりするかもしれません。

例えばポーランド人の男性の名前、WIZA社の創設者の
Wiza(ウィザ)氏のお名前でもあるStanisław(スタニスワフ)は、
愛称形ではStaś (スタシ)ぞんざい形ではStasiek(スタシェク)。

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写真:去年2014年Stanisław Wiza氏とココアのビスケットを食べながらの歓談
多くのポーランド人男性同様Wiza氏も、甘いものも大好きみたいでした。

愛称形の響きが持つ愛らしさは伝わってくる気がしますが、
ぞんざい形の持つ”感じ”を感覚的に分かるには時間がかかりそうです。

また、意外にも名字についてはすごい数が存在しています。
人口4000万弱に対して40万以上の数があるらしく、
日本の名字が人口1億3000万に対して30万弱ということを考えると
ポーランドの名字の数は膨大ですね。

潮干狩り2015 by 鳴川睦

春の大潮と言えば、あさり掘り!
そうです、今年も潮干狩りに出かけて参りました。
潮風はまだちょっと涼しいかな、と思っていましたが
いざ海に入るとそんなことは全く気になりませんでした。
熱中するってすごいですね(笑)。

時期がまだちょっと早かったのか稚貝が大半だったので
大粒な食べ頃を探すのがちょっと大変でしたが、そこは人海戦術。
家族4人で頑張ったので3食分の大きめあさりを見つけられました。
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採ったその日の夜、我が家では定番の「あさりの白ワイン蒸し」。
海に返した稚貝達が大きなあさりに育ってくれたら嬉しいね、
と話しながら食卓を囲みました。

潮干狩りの数時間、中腰での作業を頑張ったので、
皆それぞれに太ももが張ったり、腰が痛かったり。
夜は程よい疲労感と共にぐっすり眠れました。

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写真:ご飯茶碗・小(W128-11),ボウル・中(W125-25A)

そして今朝は「あさりの味噌汁」。
出汁の旨味が身体にしみわたりました。
あさり料理ラストの今夜、海老と共に海の幸のリゾットを作る予定です。

春の筍 by 立花

東京は気づけば桜の木からはらはらと花びらが散り、すっかり葉桜になってしまいました。
残念ながら今年はタイミングが合わず、お花見を満喫できなかった私ですが
福岡に住む親戚から春の便りが届きました。

リクエストしていた福岡のあまおうや柑橘類のフルーツに加えて、今回のメインは筍!
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いつもはスーパーで売っている水煮を使っているので、こういった立派なものを
目の前にするとちょっぴり緊張してしまいました。
皮を剥いたり灰汁をとったりと、準備は手間がかかる作業が多くて大変でしたが、
それもまた美味しく食べるために必要な工程の一つだなぁ、と実感しました。

炊き込みご飯にホイル焼きと若竹煮、定番の調理方法で美味しくいただきました。
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写真:左からご飯茶碗・小(W128-11),ボウルφ17cm(W305-25A),スクエアディッシュ(W262-127)

どの季節もそうですが、やはり旬のものは美味しさも格別ですね。

店長と筍の話をしていたところ、「バーニャカウダでも美味しそう!」という話になったのですが、
残念ながら全ての筍を食べきってしまったので…それはまた次の機会に挑戦してみたいと思います。

イースターバスケット by Kasia

先週末ポーランドではイースターが始まりました。

毎年、この時期に親が沢山の美味しそうな写真を送ってくれるので、
家族と一緒にイースターを楽しめないのはいつもとても悔しくなります。(笑)

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今年の実家のイースターバスケットです。
ポーランドでは、イースター日曜日の朝ご飯の時に食べる食材をそれぞれ少しづつ
バスケットに入れ、神様の祝福を受けるために教会にもって行く習慣があります。

バスケットの中身は家庭によって少し違うらしいのですが、
定番はソーセージ、塩、 ホースラディッシュ(西洋わさび)、
パン、オレンジとイースターエッグです。

写真をよく見て気づきましたが、今年、実家のバスケットには
パンの代わりにケーキが入っていたみたいです。
このケーキはポーランド語で「babka」(バブカ)と言い、
特にイースターの時にとても人気な卵の黄身を
たっぷり使ったブリオッシュのような菓子パンです。

実家の写真に写っているものはバスケットのサイズに合わせた
カップケーキのような小さなものですが、
通常サイズのbabka(バブカ)ならこちらです。

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写真:デザートプレート20×20cm(V205-U019) VENA(ヴェナ)社
ケルセンで取り扱っているWIZA社のクグロフ型を使った自作のbabka(バブカ)です。
とても手軽な材料を使ったレシピなので、クグロフ型をお持ちの方々に
是非お勧めしたいです。レシピはこちら

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写真:クグロフ型(W813-132) WIZA(ヴィザ)社

クグロフ型をつかったデザート by 立花

お菓子作りが好きな私にとって、憧れだったクグロフ型。
焼き型としてはもちろんですが、飾っておくためのフック用の穴が
2箇所空いているのでインテリアとしてもキッチンで大活躍してくれます。

最近は御結婚の御祝などの贈り物としてご検討されているお客様から
お問い合わせをいただく機会が増えきています。

焼き型以外の用途を考えていたところ、店長から
「ゼリーやババロアが良いかもしれない」というアドバイスを
もらったので、今回はオレンジの二層ゼリーを作ってみました。
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写真:クグロフ型(W813-132),平皿φ24cm(Z1001-966),平皿φ17cm(V195-U019,U053)

実は材料を混ぜておくだけで冷やしている間に二層に分かれる
簡単なゼリーです。(レシピはこちらから)

上の透明な部分はオレンジゼリー、下の部分はずっしりとしたババロアのような
オレンジのムースで一度で2つの食感と味が楽しめます。
小さい頃によく母親にリクエストをしていた大好きなおやつの一つです。

この分量だとおそらく100ccほど余ってしまうので、小さめのマグや
ココットボウルなどに入れて一人分おまけのデザートとして分けておくと
良いかもしれません。

きれいに型から外せるか心配でしたが、あたたかいお湯で型の周りを
少し温めてから、端にナイフで切り込みを入れたところ
綺麗に外すことができました!

作るときは少し固めの仕上がりにすることがポイントです。
(今回は液体が900mlに対して20gのゼラチンを使っています)
あまり柔らかい仕上がりだとお皿に出したときに崩れてしまう可能性が
あるので、少し注意が必要かもしれません。

独特の型の模様もしっかりと出て、お皿に盛り付けても
きれいに形を保ってくれました。
お誕生日パーティーや来客の際などにテーブルで取り分けるのも
楽しいですし、何よりも大きいサイズのゼリーを目の前にすると
何だかワクワクしてしまいますね(笑)

オーブンウェアとして冬に大活躍のポーリッシュポタリーですが、
これからだんだんと暖かくなる時期にも涼しげなスイーツと一緒に
楽しむのもおすすめです。

残り物でのお楽しみ by 鳴川睦

シチューやカレー、そしてスープなどはいつも
5L入る愛用の大きな寸胴の鍋で作っています。
野菜を倍以上入れたり冷蔵庫にある半端な野菜やきのこを
結構自由に入れてしまうので、大きな鍋でないと入らなくなってしまうからです。

そのため一度に10人分は出来上がり、家族4人でおかわりしても必ず余ってしまいます。
そして翌々日頃にまた食べることになるのですが、この時使うのが大きなポーリッシュマグです。
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写真:左「ポーリッシュマグ・大(W103-11)」,右「ポーリッシュマグ・大(W103-25D)」

シチューやチャウダーを注ぎ、市販のパイシートをかぶせて表面に卵黄を塗ってオーブンへ。
パイ生地が好きな子供達は、この残り物を喜んで消費してくれます。
オーブンからパイの焼ける香ばしい匂いが漂い、
サクサクの生地を崩しながらふーふーしながら食べる壺焼きのシチューはまた別の味わいです。

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口が広くて大きなポーリッシュマグは、スプーンも使いやすくシチューやスープにぴったり。
厚みのある独特の膨らんだボディはたっぷり入る上、冷めにくいのが特長です。

もともとこの形のマグは保温性に優れていたため、ポーランドの農民達が畑仕事の時に持って行き、
シチューやスープを食べるときによく使われていたそう。
大分前にカーシャがこの形についてブログで紹介していましたが絵画としても残っています。
こんな利用が、本来の使われ方と言えるかもしれませんね。